実は必要ない「100年プリント」

投稿日:2014年6月11日 更新日:

写真アルバム
by Earl

ずいぶん昔ですが、「100年プリント」と謳っている商品がありました。人には「いつまでも写真を保存したい」という願いがあるのかもしれません。大切な写真はどれくらい保存すればよいのでしょうか。

写真の目的はなにか

現在では写真はデジタル化され便利になりましたが、長期保存の点では心もとなくなってきています。その中で、私はプライベートの写真を長期保存する方法を真面目に考えています。行動を効果的にするには、目的を明確にすることが必要です。私の場合、写真を長期的に保存しておきたい理由は、これから20年後、30年後に過去の写真を見て感傷にひたったり、家族と語りあったりしたいからです。

私は100年後に生きていることはないと思いますが、そのあとに写真がどうなってしまおうとあまり関心がありません。というのも、私自身は高校以前の写真は一枚も持っていないのですが、それを残念に思ったことはありません。なので、自分の幼少期の写真をずっと保存したい、という気持ちが今一つわかりません。子供たちが望めば幼少期の写真を渡してあげようとは思います。けれど、一般的には老後に眺めたい写真は、自分の幼少期ではなく、青年期や自分の子供の写真のような気がします。どうでしょうか。

実は現実的な「プリント保存」

写真のプリント保存に否定的な人たちは、プリントの退色を問題にします。私個人としては、記念のスナップ写真は多少の色落ちはまったく気になりませんし、むしろ味が出て良いくらいです。デジタルデータ保存では、退色なく写真を保存でき、ディスプレイでもプリントでも、いつでも自分好みの色の写真を出せます。その点ではデータ保存が、間違いなく退色なしで写真を保存できる方法です。データを消失させることなく、その時代時代のメディアやファイル形式に保存しなおして行けば、論理的には、写真は劣化なく「永久に保存」できることになります。

前回でも述べたように、確実に写真のデジタルデータを保存していくには、3年おき程度にデータの保存のし直しが必要です。私のような無粋な者は、3年に一回などというのは忘れてしまうか、年数が分からなくなってしまいそうです。安全を重視するなら、一年に一回の更新でしょうか。一文にもならないその作業を続けていくのは私には無理そうです・・・。なので私はプリント保存を重視しています。

「永遠~」などと、よく言いますが

家族の写真が、孫からまたその子に受け継がれて、と、代々の家宝のようになる可能性もありますが、確立的にはかなり低いでしょう。骨董市などを見ておりますと、たまに昭和期と思われる古いアルバムが売られていることがあります。こういうものは、所有者がアルバムに対して関心が薄れるうちに、手放して流失してしまったものでしょうが、もし自分が写ったアルバムが骨董市で売られていたら、と思うとあまり気持ちのよいものではありません。こういう場合、プリントの保存性が良いので、100年も200年も他人の目に触れていく可能性があるのです。

写真をどれくらいの間、保存しておきたいか。それは人それぞれだと思います。私の場合は、自分の老後に眺めるのを想定して、短くとも50年はもってほしいです。となると、90歳くらいまで生きることになりますので、少し欲深いですかね。10代のころの写真を80代に見るとしても、80年間は保存しておくことになります。自分使用に用途を限定すれば、100年以上の耐久性は要りません。一般人のスナップ写真は「永遠」に保存できませんし、する必要もありません。

そうなると、今回の記事タイトルは微妙になりますが、プリントがどうこうということではなく、写真を自分の実用をメインに考える人間には、現実的には「写真は100年間もってくれればOK」ということで。

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