
『ビスタプリント・フォトブック』のスマホアプリで、フォトブックを作成したのでレビューします。(パソコンから作る場合も商品の内容は同じです)
この記事では長所だけではなく、短所も包み隠さずにお伝えしますので、購入検討中の方の参考になればと思います。
目次
『ビスタプリント・フォトブック』の特徴

『ビスタプリント』はフォトブックやカレンダー・名刺など、様々な印刷物を販売するサービス。
ここのパソコンから作るフォトブックはそうとう昔からやっているのだけれど、ちょっと前にスマホアプリが出来てスマホからも注文できるようになりました。
パソコンとスマホのどちらから作っても、紙質や画質など商品自体は一緒です。ただ、スマホ版は選べるサイズ、デザイン面などで少し制限があります。
『ビスタプリント』のフォトブックは、すべての商品がハードカバーでフォトブックの中では比較的高価です。
最安の商品でも「A5タテ(15×20cm) 3,828円(税込)」ですから、あまり気軽に作るという雰囲気ではありません。
その分、製本は堅牢で画質も良く高級感にあふれる商品ですので、その金額を払うだけの価値が十分にある商品だと思います。
- 価格は少し高め
- 製本は高級
- 画質も良い
レビューでは細かいところもしっかり説明していきますね。
下に一応 サービスの概要を載せておきますので、早くレビューを見たい人はサラっと飛ばしちゃってください。
『ビスタプリント・フォトブック』の概要
商品名 |
ビスタプリント・フォトブック |
販売会社名 |
シンプレスジャパン株式会社 |
販売会社住所 |
東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス13F |
商品サイズ・スマホアプリ |
|
商品サイズ・パソコン |
|
ページ数 |
24~120ページ ※2ページ毎に追加可 |
製本方式 |
合紙製本 (ハードカバー) |
印刷方式 |
トナー印刷 |
価格 (税込) |
|
送料 |
2,500円以上の購入で無料 (フォトブックは全商品で無料) |
納期 |
|
支払い方法 |
|

『ビスタプリント・フォトブック』の画質
『ビスタプリント・フォトブック』の画質を見てみましょう。

印刷方式は一般的なトナー印刷ですが、線もくっきりとシャープだし、色味もニュートラルで非常に良い印象です。
画像だとわかりにくいけど、表面にはうっすらと光沢があって良い感じ。
高コストで高画質の「銀塩プリント」や「インクジェットプリンター」には及びませんが、表面仕上げが良い雰囲気で十分に高級感のある印刷です。

印刷の傾向が明るめで、それでけっこうクッキリとしているので人物の写真には合うと思いますね。

『ビスタプリント・フォトブック』の製本
『ビスタプリント・フォトブック』の製本をチェックします。
『ビスタプリント・フォトブック』の5商品はいずれもハードカバー。本のサイズが違うだけで、材質、製本方式はみな同じです。
今回は主に「A4スクエア(21×21cm)」の画像で製本を見ていきます。

表紙は厚く固い紙を使用しています。かなり剛性が高く、高級感もあり。

デフォルトでプラスチックのケースがついてきます。これがあるとかなり高級な雰囲気が出ますので、これはうれしいポイント。
背表紙にはタイトルが入ります。

表紙には光沢があります。本文とは違って完全な光沢。もうピカピカテカテカという感じです。
個人的には、表紙は光沢のあるほうが上級感があって好きですね。

『ビスタプリント・フォトブック』ではすべての商品で「合紙製本」を採用しています。
「合紙製本」とは「2枚の紙を背で貼り合わせて本文を作る」方式のことで、画像のように本文用紙が硬いのが特徴です。

「合紙製本」のもう一つの特徴として「本のノド元が180°フラットになる」ということがあります。
写真が綴じ込みの部分で見にくくならないので、写真集などで採用されることも多いです。

このように、見開き2ページに渡って写真を配置するレイアウトもやりやすくなります。
ただ、「合紙製本」はコストがかかるので価格が高くなりやすいのが弱点です。

このように、『ビスタプリント・フォトブック』はハードカバー・合紙製本でとても重厚な雰囲気です。
この「本の質感」が、『ビスタプリント・フォトブック』の一番のアピールポイントだと私は感じています。
合紙製本のフォトブックって、そんなにたくさんの種類があるわけじゃありませんからね。

『ビスタプリント・フォトブック』のデザイン・レイアウト
『ビスタプリント・フォトブック』スマホ版のデザイン・レイアウト面を見てみましょう。

まず表紙。
表紙の背景は「単色カラー」か「デザイン背景」のどちらかから選べます。

「単色カラー」は10色。

「デザイン背景」は全部で36種類。画像はちょっと面倒なので8種類で勘弁してください….

タイトルのテキストフォントは6種類から選べます。
レイアウトは「1ページの写真枚数」ごとに、5~10種類?程度用意されていて、ボタン一つでかんたんに変更できます。
「1ページの写真枚数」は1~9枚で変更可能。
なので上の画像のようにシンプルなレイアウトとか…

このように、枚数の多いレイアウトとかいろいろ設定可能です。

あと、上の画像のように、1枚1枚写真の色を変えられます。
「自動」っていうのは、画像の色を良くなるように補正してくれる機能。
そんなに劇的には変わらないけれど、少し色が濃くなる感じですね。

「モノクロ」はこんな感じ。

テキストも入れられます。

本文の背景は、スマホ版では上の10種類のカラーを選べます。

上の画像はパソコン版。パソコン版は選べる背景の種類が多く、空とかいろんな模様とかもあります。(スマホ版の画像がないので、イメージだけ掴んでください。)
あと、パソコン版では「写真にデザインされたフレームをつける」「写真の外枠の形を変える」「イラストの挿入」ということが可能。ここらへんの機能はアプリでは削られています。
本文の背景を変更できるフォトブックの数はあまり多くないので、スマホ版でもデザインの自由度は高いほうではないでしょうか。
『ビスタプリント・フォトブック』のサイズ

『ビスタプリント・フォトブック』には5つのサイズがあります。
- A5タテ (15×20cm)
- A4スクエア(21×21cm)
- A4タテ (21×28cm)
- A4ヨコ (28×21cm)
- 30cm×30cm
このうち、スマホアプリで作成できるのは以下の3種類です。
- A5タテ (15×20cm)
- A4スクエア(21×21cm)
- A4タテ (21×28cm)
イメージをつかんでもらうために、ならべて撮ってみました。

各サイズについて少しコメントしてみます。
A5タテ

「A5」は「15×20cm」。雑誌でいうと「コロコロコミック」とか「文藝春秋」などがこのサイズです。
『ビスタプリント・フォトブック』では一番小さいですが、価格は3,828円とそれなりにします。
写真を見る本の大きさとしては、大き過ぎず小さ過ぎずでちょうど良いサイズ感だと思う。
ハードカバーのがっしりした質感にも合う、けっこう好きなサイズです。
最初に作るときは、この「A5」か「A4スクエア」が無難でしょう。
A4スクエア

21×21cmのスクエア型。手に取ってみるとけっこう存在感がある大きさです。
まあ、スマホから作るフォトブックとしては、ここらへんが大きさとしては限界値かなぁ…という気もします。
『ビスタプリント・フォトブック』で初めて作る場合にはおすすめの大きさ。
A4タテ・ヨコ
「A4(21×28cm)」は、フォトブックとしてはけっこうな大きさです。
私としては少し大きすぎるかな、とも思うんですがフォトブックではかなり人気のサイズらしく、商品数もすごく多いです。
価格も高くなりますが、他商品とくらべると『ビスタプリント・フォトブック』は「1ページあたりの価格」でお得感あり。
くわしくは下の「価格」の項をご覧ください。
ちなみにスマホ版ではヨコは作れません。
30cmスクエア

30×30cm、これはもうほんとうにビックです。ふつうの人はこの大きさの本って買ったことがないと思う。
まあ、最初の一冊としてはこのサイズは考慮しなくて良いでしょう。(このサイズはスマホアプリからは作れません)
おすすめのサイズ

最初に作る場合は、基本は「A5」「A4スクエア」から始めると良いと思います。価格もけっこう良い感じですからね。
大きなサイズは2回目以降からにしたほうが無難でしょう。
『ビスタプリント・フォトブック』の価格

『ビスタプリント・フォトブック』のフォトブックの商品サイズは以下の5つ。(すべて税込・24P)
- A5タテ (15×20cm) 3,828円 (スマホ可)
- A4スクエア(21×21cm) 4,378円 (スマホ可)
- A4タテ (21×28cm) 4,928円 (スマホ可)
- A4ヨコ (28×21cm) 4,928円
- 30cm×30cm 8,778円
価格は何か基準がないと、どう評価したら良いのか迷ってしまいますよね。
私が「スマホから作れるフォトブック」22社117商品の本体価格(税込)の表をざっと作りましたのでご覧ください。(月額基本料金のある商品は除外しています)
本来はサイズや印刷方法などで価格の上下があるのですが、ここではざっくり相場感をつかんでもらうために、全部一緒の表にしています。
『ビスタプリント』のフォトブックは、すべてハードカバーです。
「スマホフォトブック」の価格 | |||
価格帯 | ソフトカバー | ハートカバー | |
0~999円 | 30 | 2 | |
1,000~1,999円 | 21 | 4 | |
2,000~2,999円 | 10 | 11 | |
3,000~3,999円 | 4 | 22 | |
4,000~4,999円 | 1 | 8 | |
5,000~5,999円 | 5 | ||
6,000円~ | 1 |
こう見るとわかりますが『ビスタプリント』のフォトブックは、スマホフォトブックの中でもかなり高めの価格帯に入っている商品です。
今回は、スマホから作れる3つのサイズについて価格を検討してみます。
「A5サイズ」の価格評価
スマホでつくれるフォトブック22社117商品のなかで、ハードカバーでA5サイズの商品は以下の5つ。
(公式サイトで表記のある「ページ数」と、「実際に写真を印刷するページ数」は違う場合もあります。この表は実際に商品を見てカウントしています。)
A5 縦(210×148mm)・ハードカバー(すべて税込) | |||||||||||
*横スクロール します |
購入 総額 |
1ページ あたりの 価格 |
印刷 ページ 数 |
1ページ 写真 枚数 |
印刷 | 製本 | カバー | 本体 価格 |
送料 | サイズ | 備考 |
しまうまプリント プレミアムハード |
2,748円 | 91.6円 | 30 | 1~4 | インクジェット | 無線綴じ | × | 2,638円 | 110円 | 210×148mm | |
フジフイルム | 3,342円 | 208.8円 | 16 | 1~6 | 銀塩 | 合紙製本 | 〇 | 3,122円 | 220円 | 205×145mm | |
ドリームページ | 3,537円 | 176.8円 | 20 | 1~12 | 印刷 | 無線綴じ | 〇 | 3,370円 | 167円 | 212×159mm | |
カメラのキタムラ フォト+ブック |
3,740円 | 187円 | 20 | 見開きで1~8 | 印刷 | 合紙製本 | 〇 | 3,300円 | 440円 | 200x150mm | |
ビスタプリント フォトブック |
3,828円 | 159.5円 | 24 | 1~9 | 印刷 | 合紙製本 | 〇 | 3,828円 | 0円 | 200x150mm |
フォトブックを購入するときにかかる費用である「本体価格+送料+税」の購入総額で、安いほうから順にならべてあります。
しかし、商品によりページ数が違いますので、購入総額が安いからといってお得なわけではありません。
私は購入総額を写真印刷ページ数で割った「1ページあたりの価格」が、お得度を表す数字だと考えています。
この「1ページあたりの価格」で『ビスタプリント・フォトブック』は159.5円で5商品中、2位の安さ。
同じA5サイズのハードカバーでも、製本方式によってかかるコストは違ってきます。
背をノリで留めてある一般的な「無線綴じ」の商品と、豪華でコストのかかる「合紙製本」では、本来は比較対象にならないのです。
この中で合紙製本なのは、『ビスタプリント・フォトブック』『フジフイルム』『カメラのキタムラ フォト+ブック』の3つ。
この3つの中では『ビスタプリント・フォトブック』が「1ページあたりの価格」は一番安くなっています。
「本は豪華だけれど、コスパに優れる」というのが、『ビスタプリント・フォトブック』の1番のメリットでしょう。
「A4スクエア サイズ」の価格評価
スマホでつくれるフォトブック22社117商品のなかで、ハードカバーでA4スクエアサイズの商品は以下の5つ。
(公式サイトで表記のある「ページ数」と、「実際に写真を印刷するページ数」は違う場合もあります。この表は実際に商品を見てカウントしています。)
210mmスクエア・ハードカバー(すべて税込) | |||||||||||
*横スクロール します |
購入 総額 |
1ページ あたりの 価格 |
印刷 ページ 数 |
1ページ 写真 枚数 |
印刷 | 製本 | カバー | 本体 価格 |
送料 | サイズ | 備考 |
vivipri MYデザインカバー |
2,317円 | 144.8円 | 16 | 見開きで 1~10 |
銀塩 | 合紙製本 | × | 2,100円 | 198円 | 210×210mm | |
vivipri 上製本 |
2,617円 | 163.5円 | 16 | 見開きで 1~10 |
銀塩 | 合紙製本 | × | 2,400円 | 198円 | 210×210mm | |
PhotoJewel S | 3,608円 | 180.4円 | 20 | 見開きで 1~6 |
インクジェット | 無線綴じ | × | 3,278円 | 330円 | 210×210mm | |
SNAPS | 3,980円 | 189.5円 | 21 | 1~3 テンプレート |
印刷 | 無線綴じ | × | 3,480円 | 500円 | 211×211mm | |
ビスタプリント フォトブック |
4,378円 | 182.4円 | 24 | 1~9 | 印刷 | 合紙製本 | 〇 | 3,980円 | 0円 | 210×210mm |
「1ページあたりの価格」で『ビスタプリント・フォトブック』は182.4円で5商品中、4位の安さ。
同じ合紙製本の商品とくらべると、『vivipri』の2商品には価格面で少し差を開けられてしまっています。
しかし、『vivipri』の「MYデザインカバー」は本の質感的に少し落ちる低価格版ですし、「上製本」でもプラスチックケースがなく、あまり光沢のない表紙を採用しているなど『ビスタプリント・フォトブック』のほうが高級感のある商品だと思います。
そういうことで「高級感」を求めている人は、この価格差はあまり気にしなくて良いのではないでしょうか。
21cmスクエアって、あまり商品数が多くないんですよね。
『ビスタプリント・フォトブック』が高いというよりも、『vivipri』の商品がすごく安い、というほうが正確かなと思います。
「A4タテ サイズ」の価格評価
スマホでつくれるフォトブック22社117商品のなかで、ハードカバーでA4タテ サイズの商品は以下の10個。
(公式サイトで表記のある「ページ数」と、「実際に写真を印刷するページ数」は違う場合もあります。この表は実際に商品を見てカウントしています。)
A4 縦 (280×210mm)・ハードカバー(すべて税込) | |||||||||||
*横スクロール します |
購入 総額 |
1ページ あたりの 価格 |
印刷 ページ 数 |
1ページ 写真 枚数 |
印刷 | 製本 | カバー | 本体 価格 |
送料 | サイズ | 備考 |
vivipri MYデザインカバー |
3,948円 | 246.7円 | 16 | 見開きで 1~10 |
銀塩 | 合紙製本 | × | 3,750円 | 198円 | 280×210mm | |
vivipri 上製本 |
4,348円 | 271.7円 | 16 | 見開きで 1~10 |
銀塩 | 合紙製本 | × | 4,150円 | 198円 | 280×210mm | |
撮るだけ フォトブック 4色印刷 |
4,450円 | 222.5円 | 20 | 1~9 テンプレート |
印刷 | 無線綴じ | 〇 | 4,200円 | 250円 | 280×210mm | |
ドリームページ | 4,567円 | 228.3円 | 20 | 1~12 | 印刷 | 無線綴じ | × | 4,400円 | 167円 | 297×210mm | |
SNAPS | 4,850円 | 230.9円 | 21 | 1~3 テンプレート |
印刷 | 無線綴じ | × | 4,350円 | 500円 | 297×210mm | |
ビスタプリント | 4,928円 | 205.3円 | 24 | 1~9 | 印刷 | 合紙製本 | 〇 | 4,928円 | 0円 | 280×210mm | |
フジフイルム | 5,500円 | 343.7円 | 16 | 1~6 | 銀塩 | 合紙製本 | 〇 | 5,280円 | 220円 | 287×203m | |
しまうまプリント プレミアムハード |
5,608円 | 164.9円 | 34 | 1~4 | インクジェット | 無線綴じ | × | 5,498円 | 110円 | 280×210mm | |
カメラのキタムラ フォト+ブック |
5,940円 | 297円 | 20 | 見開きで 1~8 |
印刷 | 合紙製本 | 〇 | 5,500円 | 440円 | 280×210mm | |
撮るだけ フォトブック 7色印刷 |
5,950円 | 297.5円 | 20 | 1 | インクジェット | 無線綴じ | 〇 | 5,700円 | 250円 | 280×210mm |
「1ページあたりの価格」で『ビスタプリント・フォトブック』は205.3円で10商品中、2位の安さ。
1位の『しまうまプリント』は「無線綴じ」の商品です。「合紙製本」の5商品の中では『ビスタプリント・フォトブック』は「1ページあたりの価格」が一番安くなっています。
低コストであるはずの「無線綴じ」のうち4つの商品は、「1ページあたりの価格」で『ビスタプリント・フォトブック』より高くなっています。
そこを見るとA4サイズでは『ビスタプリント・フォトブック』は、かなりコスパの良い商品になっているのがわかりますね。
価格のまとめ
この項では『ビスタプリント・フォトブック』の価格を同サイズの他商品と比較してみました。
サイズにより違いますが、基本的には「ハードカバー・合紙製本」の中ではお得感のある商品ということがおわかり頂けたと思います。
特に人気のあるA4サイズでかなり良い順位でしたので、A4サイズはかなりお得ではないでしょうか。

『ビスタプリント・フォトブック』のアプリ
『ビスタプリント・フォトブック』のスマホアプリは、ビジュアル、操作性ともにほんとうに良くできています。
初めてでも迷うことなく直感で操作できますし、フォトブックの編集作業もポンポンとスムーズに終えられる感じです。
フォトブックにも操作性の悪いアプリはあって、そういうものだと編集作業が苦行みたいになります。
その点、『ビスタプリント・フォトブック』は良く作り込まれていて、ほとんど不満に感じるところはありません。
予算をかけてきちんと作られているアプリ、という感じがします。

『ビスタプリント・フォトブック』の送料・納期・梱包
『ビスタプリント・フォトブック』の送料
『ビスタプリント・フォトブック』の送料は、
2,500円以上の購入で無料 (フォトブックは全商品で無料)
となっています。
フォトブックは全商品が2,500円以上ですので、送料無料です。
送料無料っていうのは、なかなか無いと思います。これは太っ腹ですねぇ。
『ビスタプリント・フォトブック』の納期
『ビスタプリント・フォトブック』の納期は以下の通り。
- 注文完了から本州エリア(青森、秋田、中国地方を除く)は通常6営業日で配送
- そのほかの地域は+1~2日配送時間がかかる
まず営業日の定義がわからないのですが、まあ平日ということだとすると、6営業日ならばまあふつう…ですかね。
「配送」というのは、「発送」ではなくて「到着」なのかなぁ…これも少しわかりにくい。
まあ、いずれにせよ、ざっと見た感じでは10日程度で到着する感じですかね。これなら特別早くはないですが、遅い納期ではないと思います。
『ビスタプリント』の梱包

『ビスタプリント・フォトブック』では、このような段ボールの箱に入って荷物が届きます。
あまり飾り気はないですが、堅牢性は十分です。フォトブックの梱包としては良いほうではないかと。
ライバル比較
『ビスタプリント・フォトブック』の詳細をお伝えしてきましたが、やはり「他の同程度の商品とくらべてどうなのか?」が気になる人が多いと思います。
今回は『ビスタプリント・フォトブック』のライバルとなりえる、スマホフォトブックを3つチョイス。
『ビスタプリント・フォトブック』は、高級感あるハードカバーの商品です。ですから、比較する3商品はハードカバーにしました。
ソフトカバーは価格帯もまったく違いますので、『ビスタプリント・フォトブック』を検討している時点で、もうハードカバー一択ですからね。
比較するのは以下の3つの商品です。
- マイブック
老舗でテンプレートと画質に定評 - しまうまプリント
安さとインクジェットの高画質 - フジフイルム
銀塩の高画質と優れた質感
それでは順に見ていきましょう!
マイブック

『マイブック』はフォトブックの販売開始から15年にもなる、業界でも老舗のブランドです。
豊富なテンプレートと、クオリティの高い印刷が特徴。フォトブックを検討するときには、高確率で候補に上がる商品だと思います。
スマホアプリは存在しませんが、スマホからでもweb上の「かんたん作成ソフト」で発注することが可能。
レイアウト・テンプレート

『マイブック』といえば、「一冊を通してデザインされているテンプレート」が数多く用意されているのが特徴です。
しかし、スマホ版ではテンプレートが3つしか選べず、そのテンプレートも写真の選択以外はアレンジすることができません。
ちょっとこれは何度も作るにはキツイかなぁという印象。テンプレートの数が少ないにしても、テンプレートを使用せずシンプルに作れるようになっていると良いのですけれどね。
ということで、レイアウトに関しては『ビスタプリント・フォトブック』が一歩リードかな。
ビスタプリント | マイブック (スマホ版) | |
1冊通しのテンプレート | 無し | 3種類 |
1ページ写真枚数 | 任意で1~9枚に変更可能 | 1~4枚でテンプレートで固定 |
レイアウト | 写真枚数により5~10種類程度 | テンプレートで固定 |
製本(高級感)

『マイブック』はハードカバーとソフトカバーがありますが、スマホから発注できるのはハードカバーのみ。
製本方式はどちらも、背でノリで留める「無線綴じ」です。

表紙の剛性は『マイブック』『ビスタプリント』どちらも高いですし、外から感じる質感の優劣はありませんが、やはり本を開くと「合紙製本」の『ビスタプリント』のほうが見やすいし高級感もあります。

両社ともにプラスチックケースが標準で付属してきます。ここは同等ですね。
ビスタプリント | マイブック (スマホ版) | |
本の高級感 | ◎ (合紙製本) |
〇 (無線綴じ) |
プラスチックケース | あり | あり |
画質

印刷に関してはどちらも「トナー印刷」ということで、そんなにクオリティに違いはないです。
『マイブック』は印刷品質に定評のあるフォトブックですので、よ~く見くらべてみると『マイブック』のほうが少しなめらかというか、印刷の粗が目立たない感じかな。
そんなに差はないですが、どちらが良いかを決めなくてはならないのなら『マイブック』でしょうか。
価格
価格を比較してみます。『マイブック』のスマホ版は「18cmスクエア 20P」のみの設定です。
『ビスタプリント』のほうには「18cmスクエア」のサイズはなく、「21cmスクエア」なのですが、同サイズがないのでこの2つを比較します。
ビスタプリント (21cmスクエア) |
マイブック ・スマホ版 (18cmスクエア) |
|
1冊の購入総額 (送料・税込) |
4,378円 | 4,048円 |
最低ページ数 (写真印刷本文) |
24 | 20 (固定) |
1ページあたりの価格 | 182.4円 | 202.4円 |
購入総額では『マイブック』のほうが安い。
しかし、購入総額を印刷ページ数で割った「1ページあたりの価格」では『ビスタプリント』のほうが安価になっています。
本来は『ビスタプリント』の「合紙印刷」は、コストの高い方式です。
「合紙印刷」でサイズも大きいにも関わらず、『ビスタプリント』のほうが「1ページあたりの価格」は安い。
価格面では『ビスタプリント』のほうが、お得感はあると思います。
「マイブックとの比較」まとめ
ということで、『マイブック』との比較をまとめてみます。(優勢なほうが〇)
ビスタプリント | マイブック (スマホ版) | |
レイアウト | 〇 | |
高級感 | 〇 | |
画質 | 〇 | |
価格 | 〇 |
本来、『マイブック』はすばらしいフォトブックなのですが、現状ではスマホ版は制約が多すぎる感じがします。
「スマホから」という条件ならば『ビスタプリント』のほうが良いのかな、と思いますね。

しまうまプリント

ネットプリントの大手である『しまうまプリント』はフォトブックも販売していて、安価なソフトカバーが人気です。
『ビスタプリント』との比較は、上位商品であるハードカバータイプの「プレミアムハード」で行います。
「プレミアムハード」は、インクジェットプリンターによる高画質が売りの商品。
『ビスタプリント』とは「A5」「A4」でサイズが同じですので、比較検討の対象として適任でしょう。
画質

『しまうまプリント』の「プレミアムハード」の本文の印刷には、高画質と定評のあるインクジェットプリンターが採用されています。
なぜか『しまうまプリント』の商品は価格が安いですが、インクジェットプリンターを使用した商品はコストがかかるため高価になるのが一般的です。
インクジェットプリンターの印刷物は、線のシャープさ、粗の無さ、色の再現性など、どれをとってもトナー印刷より数段上というのが常識です。
トナー印刷の『ビスタプリント』と『しまうまプリント』の「プレミアムハード」をくらべてみても、これはさすがに『しまうまプリント』のほうが優れた画質を持っています。
ビスタプリント | しまうまプリント (プレミアムハード) |
|
印刷品質 | 〇 トナー印刷 |
◎ インクジェットプリンター |
製本

『しまうまプリント』の「プレミアムハード」もハードカバーですので、外観的には『ビスタプリント』と同じように堅牢な作りになっています。

『しまうまプリント』の「プレミアムハード」は背でノリづけする「無線綴じ」で、『ビスタプリント』の合紙製本より、本を開いたときの見やすさや高級感は劣ります。
プラスチックケースも『しまうまプリント』の「プレミアムハード」にはありません。
ビスタプリント | しまうまプリント (プレミアムハード) |
|
本の高級感 | ◎ (合紙製本) |
〇 (無線綴じ) |
プラスチックケース | あり | なし |
レイアウト

『しまうまプリント』の「プレミアムハード」は、1ページに1~4枚の写真を配置できます。
上の画像のように21種類のレイアウトから選ぶことが可能です。本文の背景色の変更はできません。
比較すると『ビスタプリント』のほうがレイアウトの種類が多く、本文背景色の変更も可能なので、レイアウト面では『ビスタプリント』ほうが一歩リードしています
ビスタプリント | しまうまプリント (プレミアムハード) |
|
1ページの写真枚数 | 1~9枚 | 1~4枚 |
レイアウトの種類 | 写真枚数により5~10程度 | 全21種類 |
本文の背景色 | 変更可能(10色) | 変更不可 |
価格

本来、ハードカバーでインクジェットプリンターを使用した商品は価格が高くなるはずなのですが、『しまうまプリント』は例外的に安いんですよね。
一方、『ビスタプリント』は合紙製本という利点があります。
双方、違う持ち味なので、本来は比較するのにはそぐわないのかもしれません。
ビスタプリント A5 |
しまうまプリント プレミアムハード A5 |
|
1冊の購入総額 (送料・税込) |
3,828円 | 2,748円 |
最低ページ数 (写真印刷本文) |
24 | 30 |
1ページあたりの価格 | 159.5円 | 91.6円 |

「しまうまプリントとの比較」まとめ
『しまうまプリント』と『ビスタプリント』の比較をまとめてみます。
ビスタプリント | しまうまプリント (プレミアムハード) |
|
レイアウト | 〇 | |
本の高級感 | 〇 | |
画質 | 〇 | |
価格 | 〇 |
レイアウトのバリエーション、本の高級感を求めるなら『ビスタプリント』。
『しまうまプリント』は画質と価格で優位性があります。「フォトブックに何を求めるか」をはっきりさせると、欲しい商品が決まってくるでしょう。
フジフイルム

『フジフイルム』のフォトブック「ハードカバー」は、『ビスタプリント』と同じく「合紙製本」を採用した質感の高い商品。
本文は銀塩プリントになっていて、画質も非常に高いフォトブックです。
『ビスタプリント』とは「A5」「A4」で同じサイズの商品があります。
画質

『フジフイルム』のフォトブック「ハードカバー」の本文は銀塩プリント。
細部まで緻密に描写されていて色も濃く、さすがとしか言いようのない高画質です。
でも、個人的な好みからすると、もう少し明るめの設定にしたほうが人物写真には良いと思うのですが。
『ビスタプリント』との比較では、さすがに『フジフイルム』のほうが一歩リードという評価になりますね。
ビスタプリント | フジフイルム ハードカバー |
|
画質評価 | 〇 トナー印刷 |
◎ 銀塩プリント |
製本

『フジフイルム』の「ハードカバー」は、『ビスタプリント』と同じ「合紙製本」を採用しています。
ずっしりと重量感ある作りです。

このように、180°になります。
「合紙製本」ということで、『フジフイルム』と『ビスタプリント』はほぼ同じ作りです。
どちらが本の質感が高いか?と聞かれたならば、タッチの差で『フジフイルム』なのかなぁ、と。
『フジフイルム』の表紙は光沢がなくマットな仕様で、そこは『ビスタプリント』の光沢ありのほうが好みです。
他の部分では、『フジフイルム』のほうが本文の光沢は少し強く(どちらも半光沢)、本文用紙の厚みも『フジフイルム』のほうがある。
そういうちょっとしたところで、『フジフイルム』のほうが質感が上に感じます。まあ、ほんの少しの差ですけれど。
ただ『フジフイルム』のほうが価格も上ですので、当然ではあるでしょう。
ビスタプリント | フジフイルム ハードカバー |
|
本の高級感 | ◎ (合紙製本) |
◎ (合紙製本) |
プラスチックケース | あり | あり |
レイアウト

『フジフイルム』の「ハードカバー」では、1ページに1~6枚の写真を配置できます。
1ページに配置されている写真枚数ごとに、9~14程度のレイアウトが用意されています。

『フジフイルム』は本文の背景色も見開きごとに変更可能。単色で8、デザイン背景が20もあります。
本文背景では『フジフイルム』が少しリードかも。

こんな感じで、いろいろバリエーションが楽しめるのが『フジフイルム』のフォトブックの良いところ。
ビスタプリント | フジフイルム ハードカバー |
|
1ページに配置できる写真枚数 | 1~9 | 1~6 |
レイアウト数 | 5~10程度 | 8~14程度 |
本文背景色 | 単色10 | 単色8 デザイン20 |
価格

『フジフイルム』と『ビスタプリント』のA5サイズの価格をくらべてみます。
ビスタプリント A5 |
フジフイルム ハードカバーA5 |
|
1冊の購入総額 (送料・税込) |
3,828円 | 3,342円 |
最低ページ数 (写真印刷本文) |
24 | 16 |
1ページあたりの価格 | 159.5円 | 208.8円 |
『ビスタプリント』のほうが「1ページあたりの価格」は安いです。
『フジフイルム』は購入総額は安いのですが、印刷ページ数が少ないのでお得感は低くなっています。
差はあると言えばあるけど、あまり無いといえば無い….そんな微妙な価格差ですね。
「フジフイルムとの比較」まとめ

『フジフイルム』(ハードカバー)と『ビスタプリント』のフォトブック。
どちらも合紙製本で、質感の高さが魅力の商品です。
ビスタプリント | フジフイルム ハードカバー |
|
画質 | 〇 | |
高級感 | 〇 | 〇 |
レイアウト デザイン |
〇 | |
価格 | 〇 |
『フジフイルム』は画質で一歩リード。高級感でほんの少し優位。
『ビスタプリント』は価格的なお得感では上です。
でも『フジフイルム』は写真が少し暗い感じもするし….難しいですね。
予算次第、ということもあるかもしれません。

『ビスタプリント・フォトブック』の長所・短所

『ビスタプリント・フォトブック』の長所と短所をまとめてみます。
『ビスタプリント・フォトブック』の短所
- 価格(単価)は少し高め
- スマホで作成できるのは3サイズ
- サイズ展開が大きめ
- 印刷は銀塩やインクジェットには一歩譲る
『ビスタプリント・フォトブック』の長所
- 合紙製本で高級感
- 1ページあたりの単価はお得感あり
- 画質傾向は人物向き
- プラスチックケースが標準付属
『ビスタプリント・フォトブック』のまとめ

今回は『ビスタプリント・フォトブック』のスマホ版のレビューをお届けしました。
『ビスタプリント・フォトブック』はハードカバーの豪華なフォトブックです。やはり価格もそれなりに高価になっています。
しかし、良く検討してみると、「1ページあたりの価格」ではけっこうお得感のある商品です。
大切なイベントなどの写真で「きっちりとした本に残したい!」という時にはおすすめのフォトブックですね。
