『nohana(ノハナ)』のフォトブックを制作したのでレビューします。
『nohana』はスマホアプリ(iphone・Android対応)から作れる、スマホ専用のフォトブック。
高画質版やハードカバーなどの、上位商品が充実しているのも特徴の一つです。
「毎月1冊無料」という驚きの価格設定もあり、「スマホから安いフォトブックを作りたい」ときには候補に挙がる商品でしょう。
目次
『nohana』の特徴
『nohana』は月に1冊無料で作成できます。しかし、送料として275円(税込)が必要。
ですから実質は、
「275円で1冊のフォトブックが買える」
ということになります。
とにかく「安さ」が特徴のフォトブックです。
上位商品はともかく、毎月無料でもらえる「通常フォトブック」はそんなに豪華なものではなく、コスパ重視の商品です。
- ひと月に一冊無料
- 送料は275円かかる
- 通常フォトブックはコスパ重視
- 上位商品もある
以下に『nohana』の特徴をかんたんにまとめました。
早くレビューを見たい人はサラっと飛ばしちゃってください。
『nohana』の概要
商品名 |
nohana(ノハナ) |
販売会社名 |
株式会社ノハナ |
販売会社住所 |
東京都渋谷区渋谷3-3-5NBF渋谷イースト6F |
商品サイズ・ページ数 |
140×140mm 28P(写真印刷20P) |
製本方式 |
無線綴じ |
印刷方式 |
オンデマンド印刷 |
価格 |
「通常フォトブック」月一冊無料(送料別) 2冊目からは390円(税込) |
送料 |
1冊につき275円(税込) |
納期 |
2週間程度 |
上位商品 |
|
支払い方法 |
|
ノハナ フォトブック印刷・成長記録アプリ
nohana, Inc.無料posted withアプリーチ
『nohana』の画質(通常タイプ)
『nohana』の印刷の品質はどうでしょうか。ひと月1冊無料の「通常フォトブック」から見てみましょう。
印刷は粗さが目立つこともなく「細部の描写」「色味」ともに良好で、「この価格としては」かなりのまあまあの品質だと感じます。
人肌も健康的な発色で好感が持てます。
表面も微妙にテカリがある感じでGoodだし、全体的に元データを良く再現できていると思う。
ただし、数千円もするフォトブックとくらべたら、目を近づけて良く見ると粗はありますし、価格なりの品質ではありますのであまり過度な期待はしないでください。
やはり価格が価格ですから、それを考慮すると印刷に関しては文句を言うところはない感じです。
『nohana』の製本
通常版のサイズは140×140mmで、大き過ぎず小さ過ぎず非常に取り回しの良いサイズです。
正方形は写真を縦にも横にも配置しやすいので、フォトブックでは万人受けする形だと思います。
表紙は光沢はないですが、少しツヤのある感じ。
本文のほうが表紙よりツヤが多いかな。
私としては表面処理は「低価格感」があまり感じられないので好印象です。
紙質はわりとしっかりとしていて、裏写りなどはまったくありません。
コピー用紙の普通紙などよりコシのある感じです。
製本はキッチリと仕上がっていて、この価格としてはまあまあの出来だと思います。
背にはタイトルが入ります。
こんな狭いところにもきっちりと入れてくる技術がすごい。
タイトルは自分の好きなものに変更できます。
表紙は本文よりちょっとだけ厚い同じような紙質で、硬い厚紙ではありません。
製本はノリづけの「無線綴じ」。きっちりと製本されていてます。
安いからといってバラバラになってしまうとか、そういう不安は一切感じさせません。
ただ、さすがに価格が価格ですので、少しだけチープさはあるかもしれない。
でもまあこの値段ですからね。がんばっていると思います。
ノハナ フォトブック印刷・成長記録アプリ
nohana, Inc.無料posted withアプリーチ
『nohana』のデザイン・レイアウト
「通常フォトブック(高画質仕上げを含む)」で出来る、デザイン・レイアウトを見てみましょう。
デザインされた表紙にできる『表紙デザインオプション』は、別途110円(税込)が必要。
25種類ほどの表紙デザインから選択することができます。
写真の配置は1ページに1枚で、縦か横かに自動的に配置されます。
背景色も変更不可。スタンプなどの挿入もできません。
『nohana』の本文では、デザイン面での自由度はほとんどないです。
任意でテキストを入れられます。絵文字も入った!場所は固定です。
日付の有り無しを選択可能で、任意の日付にすることもできます。
自由度はほとんどありませんが、この価格帯のフォトブックはこういう仕様のものが多いです。
「とにかくシンプルに、編集にも時間をかけないで作る」という感じですね。
毎月フォトブックを作るとなると、編集にそんなに時間をかけるわけにもいきません。
レイアウトやデザインに凝ると、そうとうな時間がかかりますし。
そう考えると、実用的な仕様かとも思ってもみたり…。
『nohana』のサイズ・商品の種類
『nohana』の商品展開と価格を整理してみます。
すべて 税込 |
通常 フォトブック |
高画質 オプション |
プレミアム フォトブック (ハードカバー) |
サイズ | 140 ×140mm |
140 ×140mm |
145mmスクエア 185mmスクエア |
価格 | 毎月1冊無料 送料275円 |
通常フォトブック の料金に +1,210円 +送料275円 |
145mmスクエア3,890円 +送料610円 185mmスクエア5,890円 +送料610円 |
ページ数 | 写真印刷20P | 写真20ページ | 写真22ページ |
通常版は一ヵ月内に2冊目以上のフォトブックを作る場合、
「390円(税込)+送料275円」の料金がかかります。
2冊からの価格設定は、少し割高になっているので注意が必要です。
複数冊作ることが多い人は他の商品と価格比較をしてみたほうが良いでしょう。
フォトブックを無料で作る権利は、一ヵ月内にフォトブックを作らなかったときには翌月に持ち越せる制度もあります。
「高画質オプション」は、通常フォトブックを高画質印刷にしたもの。
無光沢の「マット仕上げ」と光沢ありの「写真仕上げ」を選択できます。
「プレミアムフォトブック」はハードカバーの高級タイプ。ちょっと高額になっています。
「ノハナ(nohana)」2つの上級グレード
『nohana』には、上位グレードの商品が2つ用意されています。
高画質オプション
印刷が写真のような高画質になるフォトブックです。
「通常フォトブックの料金に+1,210円(税込)」で作成することができます。
一ヵ月に1冊もらえる無料権を使えば、
「本体無料+送料275円+1,210円=1,485円(税込)」
印刷にはhp製デジタル印刷機「indigo 7900」を使用しているとのこと。
画質はさすがの高画質で、細部の描写・色の濃さなどは通常版の数段上です。
「indigo 7900」は少し調べたら「デジタル印刷機」とのことで、印刷方式は良くわかりませんでした。
私の感想は、銀塩プリントやインクジェットプリンターよりは画質のレベルは少し下のように感じました。
とはいえ、高性能な印刷機を使用していますので、この価格としては十分以上の品質だと思います。
『indigo 7900』を使用した「高画質オプション」は、本文の表面仕上げを
- マット仕上げ(光沢なし)
- 写真仕上げ(光沢あり)
の2つから選べます。今回は光沢のある『マット仕上げ』を選択。
表紙も光沢のないマット仕様。
少し前に「写真仕上げ」で作成したときは表紙も光沢ありだったので、今でもそうじゃないかな?
あくまで「通常フォトブック」のオプションという扱いなので、デザインやレイアウトは通常版とまったく同じ仕様になります。
製本も使用されている紙は少しだけコシのある素材になっていますが、基本的な作りはまったく同じです。
少し価格は上がりますが高級感と耐久性のある商品なので、運動会とか七五三とか大切なイベントの時に作るのが良いでしょう。
ノハナ フォトブック印刷・成長記録アプリ
nohana, Inc.無料posted withアプリーチ
プレミアムフォトブック
『プレミアムフォトブック』は、銀塩プリントでハードカバーの豪華版です。
表紙サイズは「145×145mm」「185×185mm 」の2種類。18.5cmは大きすぎる一歩手前のサイズという感じかな。
今回は「145mmスクエア」を制作しました。
『プレミアムフォトブック』の製造は『FUJIFILM』に委託されているそうです。巻末に『FUJIFILM』の刻印があります。
『プレミアムフォトブック』にはプラスチックのブックケースが標準で付いてきます。
通常版とくらべるともう異次元の高級感。カテゴリーの違う商品という感じです。
表紙はこのように堅牢な厚紙を使用。
背表紙にもきっちりタイトルが入ります。
『プレミアムフォトブック』は通常フォトブックとくらべてかなり高額になりますが、素材の良さ・印刷の高品質を見ると、価格に十分見合う商品だと感じます。
こんな感じで、重厚感が半端ない。
合紙製本と言って、2枚の紙を背で貼り合わせる製本なので本文の紙も硬く、高級感があります。
本家本元の『FUJIFILM』の銀塩プリントなので、シャープで濃厚な画質です。
欲を言えばもう少し明るくても良いかなとも思いますが、まあそこは個人の好みなので。
レイアウトは見開き2ページの写真枚数(1~6枚)により、各5種類のレイアウトが用意されていてそこから選択可能。
『プレミアムフォトブック』で採用されている合紙製本は、本を開いたときにページ面が平面180°になるので、このようなページをまたいでの写真配置も自然な感じになります。
かなり高価なフォトブックですが、商品は実に上質感にあふれていて価格だけのことはあると思います。
ただ、日常的に使うにはやはり少し高額ですし場所も取りますので、大切なイベントの写真などで作成すると良いのではないでしょうか。
『nohana』のアプリ
『nohana』には発注用に専用アプリ(iphone・Android対応)があります。
「使う写真を順番に選ぶ」「タイトル・デザインを決める」という感じで、かんたんにサクサクと注文できる優れたアプリ。
誰にでもストレスなく操作できるので、初めてのときでもサッと楽に発注が可能です。
ギフトオプション
330円(税込)で追加できる「ギフトオプション」を購入してみました。
支払いのときにオプションを指定すると、そのフォトブックをギフト用のボックスに入れて配送してくれます。
種類は一種類のみ。
開けるとこのように。
大きさからいって、「通常フォトブック(高画質オプションふくむ)」だけのオプションかな。
シンプルな構造ですが、なかなかセンスの感じられる良い雰囲気だと思いました。
ちょっとだけ高いような気もするけど、まあギフト用だし利用回数もそんなに多くならないでしょうからね。
『nohana』の納期・配送
『nohana』の商品は「ゆうメール」で「通常2週間程度でお届け」になります。
以前の梱包はプラスチックのトレイでしたが、今はパッキングされた封筒に変わりました。
きちんと密封されているので、雨などで濡れる心配もありません。
納期は繁忙期なども考慮して確実に届く期間を見積もって、「2週間」となっているのだと思います。
経験上、2週間より早めに届くことが多いです。
『nohana』の弱点
『nohana』の弱点はそんなに思いつかないのですが、挙げるとすれば納期が少し遅めな事。
急いでいる人にはあまり向いていない商品です。
あと、通常フォトブックはコスパ重視の商品なので、過剰な期待をしている人は「実物を見てがっかりする」かもしれません。
『nohana』の長所・短所
『nohana』の短所
- 納期が少し遅い
- 表紙デザインが有料
- 通常フォトブックはとてもシンプル
『nohana』の長所
- とにかく安い
- 上位商品がある
- アプリが使いやすい
『nohana』のまとめ
今回は『nohana』のフォトブックについてお伝えしました。
月1冊275円で作れて、2つの上位商品もある。「表紙デザインオプション」で気分も変えらる。
総合的に見て『nohana』はサービスの幅が広く、非常に使い勝手の良いフォトブックだと思います。
「通常フォトブックに満足するかどうか」は感性価値観により人それぞれでしょう。
私は275円でこの品質なら悪くないと感じました。
「登録制で月一度作成しなくてはならない」ということはなく、気がむいた時に275円払って作成すればいいだけです。
作成しないときは放置しておけば良いだけで、退会処理をしなくても料金は発生しません。
この方式は「毎月一定の料金が発生する定額制」などとくらべて、気楽に付き合える良いところだと思います。
気になっている方は、とにかく安いので一度試してみてはどうでしょうか。
ノハナ フォトブック印刷・成長記録アプリ
nohana, Inc.無料posted withアプリーチ