「簡単に作れる卒園アルバムってない?」
とお悩みの、卒園アルバム制作担当の方に向けた記事です。
保育園・幼稚園では予算の都合上、卒園アルバムを保護者で担当を決めて自主制作するケースが多いです。家事や仕事で忙しい仲、デザインを1から作っていくのは少し厳しいですよね。
そんなときには、【卒園アルバムテンプレート】のあるフォトブックを使ってみてはどうでしょうか。基本的にテンプレートに写真を当てはめるだけで簡単に編集可能ですし、テンプレートを使ったからといって割増料金もないので、手頃な価格で卒園アルバムを作成する事ができます。
今回は卒園アルバムに適した5つのフォトブックを紹介します。卒園アルバム制作で口コミや評判もよいフォトブックです。
目次
卒園アルバムもテンプレで楽々
『Mybook(マイブック)』
『マイブック(Mybook)』には、「卒園・卒業アルバム用のテンプレート」が用意されています。
そのうち「卒園テンプレート」は、小規模園用と大規模園用の2種類。
テンプレートが用意されているのは「縦長サイズ」のみで、フルフラット・ソフトカバー・ハードカバーの3つの商品タイプに対応しています。
『卒園アルバム用』テンプレート
小規模用・大規模用共に、「クラスごとに児童を紹介するページ」と「運動会やイモ掘り卒園式などの行事のページ」と「先生を紹介するページ」に分かれています。
卒園用にデザインされたテンプレートですので、写真と文章を入れるだけでも見栄えのするデザインになります。ただ、テンプレートでは児童の人数があらかじめ決まっていますので、人数合わせでデザインの調整が必要です。
大規模園用は30ページ。「1クラス28人」で2クラスあります。
小規模園用は20ページで、1クラスのみ児童12人。クラス全体のページでは15人の枠がありますが、個人の紹介ページは12人しかスペースがないので注意が必要です。
「卒園テンプレート」は写真を当てはめて文字を入力するだけなので、簡単にフォトブックを作成できます。しかし編集ソフトの仕様上、「最初に設定されている児童紹介ページの個別に写真を入れる枠」を削る事ができないので、余った枠をどうするかがポイントになります。他の何かの写真を入れるなどして、ごまかすしかないでしょう。
私も試しにやってみましたけど、ちょと手間がかかる印象です。もし卒園テンプレートを使っての編集に満足できない場合は、記事後半で紹介する自由な編集作業の出来る『ビスタプリント』も試してみてください。
『マイブック』で「卒園アルバム」に適した商品

卒園テンプレートが使用できる商品は以下の8種類です。
263T フルフラット | 263×186mm 30P(B5相当) |
---|---|
290T ハード | 297×210mm 30P(A4相当) |
263T ハード | 263×186mm 30P(B5相当) |
200T ハード | 210×148mm 30P(A5相当) |
DX263T ハード | 291×204mm 30P(A4相当) |
290T ソフト | 257×180mm 30P(B5相当) |
263T ソフト | 204×142mm 30P(A5相当) |
200T ソフト | 263×186mm 28P(B5相当) |
やはり記念のアルバムですので表紙がやわらかい「ソフトカバータイプ」ではなく、「ハードカバータイプ」を選択する事になるでしょう。『フルフラット』は本文も硬い厚紙を使用して、開くとフラットになる高級感あふれる商品で「卒園アルバム」にピッタリです。
『卒園アルバム』でマイブックがおすすめな理由
フォトブックの商品自体の品質が高いのはもちろんですが、『マイブック(Mybook)』は顧客対応から梱包発送まで、まったく隙のない対応をしてくれます。

フォトブックの種類、サイズ展開が豊富で編集ソフトも使いやすく、初めての人でもとても作成しやすいフォトブックです。

自由度が高い卒園テンプレ『フジフイルム』
『フジフイルム』のフォトブックでも、大々的に卒園アルバムの宣伝をしています。
『フジフイルム』の卒園テンプレート
『フジフイルム』の卒園アルバムテンプレートは、『マイブック(Mybook)』と違って、細部まで煮詰めていないオーソドックスなレイアウトとデザインになっています。その分自由度が高く、ページレイアウトや背景を変更するのが容易です。
ページ数も後から増減する事が可能なので、編集を始めてしまってからの大幅変更もできるので安心です。ただ、『マイブック』と同じく、写真フレームの大きさ変更などの細かい設定は出来ません。自由にレイアウトしたい方は『ビスタプリント』を検討してください。
卒園アルバムの商品サイズ
『フジフイルム』の卒園アルバムテンプレートは、
・A5相当サイズ(205x145mm)
・A4相当サイズ(287x203mm)
の2種類のサイズで作成できます。ともに「16/20/24/32/40/48ページ」の中から選択可能です。
『合紙製本』を使用していて、本を開いた時に180°になり写真が見やすくなっています。本文には印画紙を使っているので、さすがに写真画質はすばらしいです。
『フジフイルム』おすすめの理由
やはり『フジフイルム』という事で安定感も抜群でおすすめ出来るフォトブックです。卒園テンプレートもあり、編集ソフトも使いやすいので手軽に作成できるのが長所。価格が少し高めなのが弱点かもしれません。
フジフイルム フォトブック

卒園アルバムを格安で自由にレイアウト
『ビスタプリント』

『ビスタプリント』のフォトブックは「卒園テンプレート」はありませんが、簡単に自分で1からレイアウト・デザインをする事ができるフォトブックです。

製本は開くとフラットになり高級感のある「合紙製本」(2枚の紙を貼り合わせて作る製本方式)を採用していて、しかも価格がかなり安めなので「卒園テンプレートを使ってみたけど満足できない」という方におすすめのフォトブックです。
レイアウトを自作して卒園アルバムを

『マイブック』や『フジフイルム』の「卒園テンプレート」で編集作業をしてみて、「意外と細部の調整が難しく使いにくい」と感じた方もいらっしゃると思います。そういう方は、この『ビスタプリント』で自分でレイアウトしていく方法を試してみてください。
上の画像は私がちょっと試してみたものですが、左のページに個人の写真、右にクラス全体の集合写真を配置するイメージです。『マイブック』や『フジフイルム』では、写真を当てはめるフレームを個別に大きさを変えたり、数を増減したりする事は出来ません。写真の枚数を変えたり、フレームの形を変えるにはページ全体のレイアウトで変更するしかないのです。
その点、『ビスタプリント』では写真フレームの数の増減が可能で、1枚1枚の写真フレームの形も自由に変えられます。しかも、写真の配置の際には縦と横にラインが出るので、他の写真フレームと縦横の線をそろえる事ができるのです。このような機能があるので、初めて編集をする人でも。上の画像のようなレイアウトを手間なく作れます。

背景にはカラー作成機能があり、細かい色味を指定できます。自分のイメージ通りの色を作れるので便利です。
『ビスタプリント』は圧倒的なコスパ
『マイブック』『フジフイルム』『ビスタプリント』は共に「合紙製本」です。「合紙製本」は作成に手間のかかる製本方式なので、価格が高くなり気味です。ですが、「卒園アルバム」という性質上、耐久性と剛性が求められるので「合紙製本」が必須と言っても良いでしょう。
今まで紹介した3社のフォトブックの価格を比較してみました。
商品サイズ・タイプ | 価格(税別) | |
マイブック | 263Tフルフラット 263×186mm 20P | 4,900円 |
フジフイルム | A4相当サイズ 294×210mm 20P | 5,832円 |
ビスタプリント | 縦長タイプLサイズ 280×210mm 24P | 3,980円 |
厳密に一致するサイズがないので、「合紙製本」でなるべく近いサイズを選んでいます。比べてみると『ビスタプリント』の割安感が分かります。ただ、他の2社にはついている「プラスチックのブックカバー」は付属していませんので注意してください。
『ビスタプリント』おすすめの理由

『ビスタプリント』の長所は、コスパと自在な編集機能です。編集作業と言うと面倒な感じがしますが、いざやってみると意外と簡単にレイアウト調整などが可能なんですね。ソフトをダウンロードして編集作業をするのは無料で出来ますので、他社の「卒園テンプレート」に満足できなかった方はぜひ1度試してみてください。
ビスタプリント・フォトブック


卒園アルバムを安く!『cocoal(ココアル)』
『cocoal(ココアル)』はサイズ展開を2つに絞り、ハードカバーのフォトブックを格安で提供しています。
卒園アルバムテンプレート
「卒園アルバム専用テンプレート」が用意されています。でも「マイブック」ほど作り込まれたテンプレートではないため、細部は自分でつめる必要があるでしょう。
幼稚園用のテンプレートなので、児童の人数が20人用と40人用の2つのテンプレートがあります。人数に合わせて自分で調整しましょう。
『ココアル』の「卒園アルバム」向き商品
『cocoal(ココアル)』の商品展開はハードカバーの2種類だけになります。
・「ワイド」タテ21×ヨコ28cm
・「スクエア」タテ21×ヨコ21cm 3,065円
卒業テンプレートが用意されているのは「ワイド」のみです。
『cocoal(ココアル)』がおすすめな理由
卒園・卒業アルバムを制作できることを宣伝文句にしていても、実際に専用テンプレートを用意しているところはそうはありません。1からデザインしていくのはかなりの手間がかかりますので、できるならばテンプレートを利用したいところです。
大きめのサイズで制作するときは、価格面で必ず候補に入ってくるフォトブックです。
cocoal(ココアル)

卒園アルバムにもおすすめ『撮るだけフォトブック』
商品は、ハードカバーからソフトカバーまで一通りそろっています。
価格も手ごろなので、卒園アルバムにもおすすめです。

まとめ
今回は卒園アルバムを作りやすいフォトブックを紹介しました。
自力でも手間をかければけっこう形になったものができますので、一度チャレンジしてみてください。