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「スティーブ・ジョブズの子育て論」と「子供とゲームとWebについて」真剣に考えてみた

by Tony McNeill

あのジョブズでさえ・・

スティーブ・ジョブズといえば、デジタル機器の神様的な存在です。
しかし、そのジョブズが、自分の子供たちには、iPhone やiPadを使用することを厳しく制限していたそうです。

2011年に亡くなったジョブスは、テクノロジーに関して本能的な才能があったが、親としてはローテクを貫き、子どもたちの電子機器の利用を厳しく制限すべきだと固く信じていた。
「私達は、子どもたちのテクノロジー機器の利用を制限しています。」と、ジョブスは2010年、我が子のハイテク機器利用時間が増えることを心配して語った。
■スティーブ・ジョブズが子どもにiPhone やiPadを使わせなかった理由

「意外」と思う人もいれば、「当然」と思う人もいるでしょう。

今の子供の、ゲームやスマホの使用環境は、各家庭によってバラバラです。
なので、子供への悪影響を心配した学校が、「8時以降はスマホ禁止」を打ちだしたりするんですね。

便利、子供用タブレット

「子供用のタブレット」というのがありまして、「子供へのゲームやWebの利用は制限する派」にとって便利なものです。
Web閲覧に子供用のフィルターがかかり、有害なサイトにアクセス出来ないのはもちろんのこと、使用時間を制限できる機能があるんです。

親がまず最初に使用時間の制限を設定するんですが、その設定画面には、パスワードが設定されていて、子供が勝手に変更できないようになっています。

例えば、18時~20時の間しか使用できない設定にすれば、15時にゲームやweb閲覧しようとしても鍵がかかっていて利用できないようになっているんですね。

これがまた優れモノでして、この機能がなくて、利用を制限しようとすれば、一々タブレットを隠したり、出してあげたりしなければいけません。考えただけでも面倒な作業です。

子供ってのはこういう所だけ知恵がまわるもので、親がいないときに隠してありそうなところを捜索したりするんですね。
そのうち隠す場所にも困ってきたりして、ようやってられません。

最近、ウチで使用していた、とある教育会社から配布された、子供用タブレットの調子が悪くなり、それと、子供用は制限機能以外の性能があまりにも悪いので、新しいタブレットを買おうとしたのですが、まず、子供用タブレットの他には、制限機能つきのタブレットというのが売っていないんですね。

まあ当たり前なんですが。それで子供に与えるデジタル機器について悩み中なんです。なんか良い方法ないですかねぇ。

小学生の携帯ゲーム保持率90%

小学生は携帯ゲームをかなりの高確率でもっています。私の子供(小4)によると、9割くらいの子供は携帯ゲームを親から買い与えられているそうです。(ホントかよ)

所有している子供は、使用する制限がない場合が多いので、放課後に友達と公園で遊ぶときもゲーム。家に帰ってもゲーム。外食して料理を待っているときもゲーム。

ゲームをする時間、というよりも、やらなくてはいけないことがないときはゲームをしていると言ったほうが的確。
もちろん、サッカーや野球に打ち込んでいる子供も多いのですが、そういう子たちも家ではゲームをしている時間が多いと推測されます。

「ゲームが一番の楽しみ」

私の家では、携帯ゲームは買い与えません。ようやく最近になって、PS3を買う許可を与えましたが、ゲームをする時間は土日の数時間ときまっています。

子供がゲームをしたり、youtubeを見たりすることに対する考え方は、個人個人違います。
なので決して、ゲームを無制限にやらせている家庭を批判する気持ちはありませんが、私の考え方は、ジョブズと同じです。

やはりゲームには中毒性があり、韓国では深刻な社会問題になっていて、72時間プレイし続けた人が亡くなったりする事件もありました。
子供に、試しに制限を作らずにゲームをやらせると、本当にず~~っとやり続けるものなんですね。

ゲーム機やタブレットを購入せずに、まったくやらせない、という極論も考えられますが、それでゲーム無しで育って大人になってから中毒になっても困るような気がして、ウチでは制限を作ってやらせるようにはしています。
ちょっとおかしな考え方ですかね?

息抜きや楽しみとして、ゲームをやるのを否定するわけではありませんが、子供のうちから、それが人生の目的のようになってしまっては、やはり親としては先行きが心配になります。

マンガでもゲームでもそうですが、いかに楽しかろうとやはりそれは「仮想世界」なわけで、どんな冒険も恋愛も「疑似体験」にすぎません。
それはそれで素晴らしいものかもしれません。

しかし、「現実世界」で、子供なりに、人との交流や勉学やスポーツを体験した上で、趣味の時間としてゲームをやって欲しい。

大人としてはそう思うのですが、子供とはいえ、現実の世界には楽に面白いことばかり起こるわけもなく、辛いこともたくさんあります。
でもそういう体験なくては、自身の成長も、まわりの人との関係性も築いていけないのですから。

子供を「努力」に向かわせる秘策

子供からしてみたら、やはり寝ころびながらの「疑似体験」のほうが楽しいと感じる心情は、ある意味普通です。
上に述べたような「理屈」なんて、子供にとってはなんの説得力もありません。

私も、ゲーム以外のものに興味を持たせようといろいろチャレンジしてみました。
将棋とか本とか野球とかを、無理やりやらせてみましたが、やはり、子供ってのは、おどろくほど「自分の好きなこと」しかやりません。

「勉強で良い成績をとれば○○を買ってやる」という、物欲を刺激する作戦も試したのですが、当初はやる気を出すものの、まあだいたいもって2日くらいです。
「努力の先に、良いことがある」というのは、やはり「理屈」「現実感のない遠い未来」なので、子供の頭には入っていかないみたいです。

「『努力』の先に『良いこと』がある、という因果関係を、子供の脳に分からせる動画」を作ったら、けっこう重要があると思うんですがどうでしょう。
5分くらいのアニメで、毎日見せると子供が洗脳されてくるっていう。

あ、洗脳って良くない言葉?まあともかく、うん、これは欲しいなぁ、あったら絶対に買いますけど。

そんなことしないでも、やるべきことをやれるのが、優秀な子供なんでしょうけど、ウチの子はとってもそんなことは無理だなぁ。
なので、今のところ、ゲームも強制的に制限。勉強も強制的にやらせる、ということになっています。はあ・・・。

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