『どんどんプリント』でスマホから写真プリントを作成したのでレビューします。
この記事では『どんどんプリント』の長所だけではなく、短所もきちんとお伝えしますので購入検討中の方の参考になればと思います。
目次
『どんどんプリント』の特徴
『どんどんプリント』は静岡県の写真プリント専門の会社。無料の専用アプリを使ってスマホから直接写真プリントを注文することが可能です。
オリジナルプリントLサイズ「1枚7円(税込)」という安さが特徴で、パソコンとスマホの両方から注文できます。
また、印画紙のサイズが豊富で、オリジナルプリントならば16種類のサイズがそろっています。
- 価格が安い(Lサイズ7円)
- 印画紙のサイズが16もある
一応『どんどんプリント』の概要を載せておきますので、早くレビューを読みたい方はサラッと飛ばしちゃってください。
『どんどんプリント』の概要
商品名 |
「どんどんプリント」スマホ写真プリント |
販売会社名 |
どんどんプリント |
販売会社住所 |
静岡県熱海市下多賀777-2 |
プリントサイズ |
|
プリント1枚の価格・プリントの種類(税込) |
|
送料(税込) |
|
納期 |
正午までの注文は当日発送 |
日付入れ |
有り |
自動補正 |
有り |
支払い方法 |
|
どんどんプリント
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『どんどんプリント』の「写真プリントの品質」はどうなの?
「スマホから印刷した写真プリント」は、仕事やプレゼントなど様々な用途に使われると思います。
どんな使い方をするにせよ、やはり「きちんとした写真プリント」が欲しいですよね。
プリンターで普通紙に印刷したような、ペラペラな不鮮明なものでは困りますので。
一般的には以下の4つの条件を満たすプリントが、「きちんとした写真プリント」とされています。(「一般的な用途」に限定してサイズはL判としました)
- 「銀塩プリント相当」の画質
- 大きさは「L判 (89×127mm)」
- コシのある紙質
- 表面は光沢あり
この4つの条件を満たしているプリントならば、それを見た人はほぼ「きちんとした写真プリント」と見なしてくれる、ということですね。
「銀塩プリント」というのは、紙自体が発色する「印画紙」に薬品を使って発色させるプリント方式。「昔ながらの写真屋さん」で使われている方式。
銀塩プリントは長い技術の蓄積もあり、シャープさや諧調といった画質面の評価は非常に高いです。
この「銀塩プリント」の画質が、一般的に写真プリントの「キレイな画質」という感覚のベースとなっています。
あとは、ある程度の厚み、と光沢。これをクリアしていると、「きちんとした写真プリント」と評価してもらえます。
もちろん『どんどんプリント』も、印画紙を使用した銀塩プリントですから、どこに出しても恥ずかしくない高品質なきちんとした写真プリントです。
その点は安心してください。
ネットプリントと、
他の「スマホの写真を印刷する方法」
との比較
『どんどんプリント』はネット注文でプリントを郵送してくれる「ネットプリント」です。
「ネットプリント」の他にも、スマホで撮影した写真を一定のレベルの「きちんとした写真プリント」にする方法が4つあります。
- 「コンビニ」で印刷する
- 「写真セルフプリント機」で印刷する
- 「写真プリント専門店」で印刷する
- 自宅で印刷(インクジェットプリンター・写真用紙を使用)
現在、誰にでも手軽に利用できる「スマホから写真を印刷する方法」は、この4つにネットプリントを合わせた5つに絞られるでしょう。
この「スマホから写真を印刷する5つの方法」はすべて、先ほど紹介した「きちんとした写真プリント4つの条件」を満たしているプリントです。
ただ、コスト面や手間など、それぞれの方法に長所短所があります。
「印刷する5つの方法」のメリット・デメリット
「スマホから写真をプリントする」ときに方法によって違いの出る要素は、以下の4つ。
- 写真を手にするまでの手間
- 写真を手にするまでにかかる時間
- 写真1枚あたりの価格
- 写真の画質
「プリントする5つの方法」を、上記の4要素で評価してみました。
手間 (楽さ) |
時間 (早さ) |
価格 (安さ) |
画質 (きれいさ) |
|
ネットプリント | ◎ | × | ◎ | ◎ |
コンビニ印刷 | △ | 〇 | △ | 〇 |
セルフプリント機 | × | 〇 | × | 〇 |
写真プリント店 | × | △ | × | ◎ |
自宅プリンター | × | ◎ | △ | ○ |
こう見てみると、それぞれの方法にメリットデメリットはあります。総合的には「ネットプリント」が優位かな。
わたしはスマホの写真を印刷する時は、最近ではもっぱらネットプリントです。
スマホアプリで注文すれば、後はポストに届くのを待つだけなのでかなり楽。
他の方法とくらべて少し時間がかかりますが、急いでいないときには良い選択だと思います。
比較記事もありますので、興味のある方はご覧ください
『どんどんプリント』の価格
『どんどんプリント』の価格を、他社との比較や相場の面からチェックしてみましょう。
『どんどんプリント』のプリント価格
『どんどんプリント』の価格は以下の通りです。
価格(税込) | |
Lサイズプリント1枚 (オリジナルプリント) (89×127mm) |
7円 |
ましかくプリント1枚 (オリジナルプリント) (89×89mm) |
7円 |
送料(ゆうメール) (最安の配送方法を選択) |
125円 |
しかし、「ネットプリントの相場」がわからないと、この価格をどう評価したら良いのか迷ってしまいますよね。
私が「スマホから注文できるネットプリント12社」のプリント料金を調べたところ、「Lサイズ写真プリント1枚の価格の平均」は「約19.4円」(税込)でした。
ほんとは他にもいくつかネットプリントのアプリがあるのですが、
「Android / iPhoneともに、注文するのにあきらかな不具合がある」
「注文しても商品が届かず、メールで催促したら届いた」
などの体験のあるアプリは、あまりおすすめできないので外しました。
実際の写真プリントの価格分布は、以下のようになっています。
プリント価格 (税込) |
アプリ名(税込み送料) |
7円 | どんどんプリント(125) |
8円 | しろくまフォト(219) |
9円 | しまうまプリント(130) |
9.9円 | フジデジタルピクチャーズ(220) |
10円 | イメージングゲート(275) |
13円 | DPE宅配便(275) |
16円 | vivipri(198) |
20円 | SNAPS(500) |
22円 | さくっとプリント(250) (アプリはiPhone版のみ) |
31円 | カメラのキタムラ(0) (4枚以下注文不可) |
36円 | カメラのアマノ(220) |
52円 | SCENE(330) |
ここで注意してもらいたいのは、ネットプリントの購入額は送料によって大きく違ってくるということ。
比較する商品によっては、「送料の価格差」が「プリント料金の価格差」より大きくなることが起こります。
例として価格比較を出しておきますが、このような逆転現象が起こります。
プリント価格 | 送料 | 10枚の 購入総額 (税込) |
|
イメージングゲート | 10円 | 275円 | 375円 |
vivipri | 16円 | 198円 | 358円 |
こういうことがあるので、単純に「プリント価格が安い」からといってお得になるわけではありません。
「ネットプリントでどの商品がお得か」というのはプリント価格の他に送料も絡んでくるので、注文する枚数にもよります。
「1枚の価格だけで単純に判断はできない」ということですね。
10~30枚購入にかかる総額の相場
各商品を10枚、20枚、30枚購入したときの、送料税込の購入費用の総額の一覧表を作ってみました。
購入にかかる総額(プリント価格+送料+税) | |||
アプリ名 (プリント単価 / 送料)税込 |
10枚 | 20枚 | 30枚 |
どんどんプリント (7/ 125) |
195円 | 265円 | 335円 |
しまうまプリント (9/ 130) |
220円 | 310円 | 400円 |
しろくまフォト (8 / 219) |
299円 | 379円 | 459円 |
カメラのキタムラ (31 / 0) |
310円 | 620円 | 930円 |
フジデジタル ピクチャーズ (9.9 / 220) |
319円 | 418円 | 517円 |
vivipri (16 / 198) |
358円 | 518円 | 678円 |
イメージングゲート (10 / 275) |
375円 | 475円 | 575円 |
DPE宅配便 (13/ 275) |
405円 | 535円 | 590円 割引有 |
さくっとプリント (22 / 250) |
470円 | 690円 | 910円 |
カメラのアマノ (36 / 220) |
580円 | 940円 | 1300円 |
SNAPS (20 / 500) |
700円 | 900円 | 1100円 |
SCENE (52 / 330) |
850円 | 1370円 | 1890円 |
ネットプリントでの注文枚数は、だいたい10枚前後、多くとも30枚以内になることがほとんどです。
自分が注文したい枚数の価格をチェックしてみましょう。
もちろん価格は安いほうが良いですが、ネットプリントには価格の他にも「画質」や「アプリの使用感」などの重要な部分がありますので、「価格が安ければそれで良い」というわけではありません。
『どんどんプリント』の送料
『どんどんプリント』の最安の送料は、125円(税込)です。
先ほどLサイズの価格調査をしたネットプリントの送料の平均を算出してみたところ、ネットプリントの送料平均(税込)は「約249円」でした。
(送料0円のカメラのキタムラは平均計算から除外)
★「写真プリント送料」の価格分布(税込)
送料 | アプリ名(プリント単価)税別 |
0円 | カメラのキタムラ(31) (4枚以下注文不可) |
125円 | どんどんプリント(7) |
130円 | しまうまプリント(9) |
198円 | vivipri(16) |
219円 | しろくまフォト(8) |
220円 | フジデジタルピクチャーズ(9.9) カメラのアマノ(36) |
250円 | さくっとプリント(22) |
275円 | イメージングゲート(10) DPE宅配便(13) |
330円 | SCENE(52) |
500円 | SNAPS(20) |
★「送料の価格差」の理由
400円以上の送料は宅配便。200円未満の送料はメール便などを使用しています。
細かい送料の差は、会社によって郵便局や運送会社との契約が違うので料金に差が出ているのでしょう。
また、表を見るとわかるように「プリント料金を安くしたぶん、送料を高くする」などの経営戦略もあるんですよね。
『どんどんプリント』の価格まとめ
もう一度『どんどんプリント』でLサイズプリントを、10、20、30枚を注文したときにかかる総額を確認してみましょう。(最安の印画紙で計算します)
『どんどんプリント』の購入総額(税込) | |||
10枚 | 20枚 | 30枚 | |
Lサイズ1枚 (オリジナルプリント) 「7円」 送料 「125円」 |
195円 | 265円 | 335円 |
各社平均 1枚「19.4円」 送料「249円」 |
443円 | 637円 | 831円 |
『どんどんプリント』のプリント料金は1枚7円(税込)。これはネットプリントの中でもトップレベルで安い価格です。
送料は125円(税込)と、これまたかなり安い価格。Lサイズ10枚での購入費用総額でも一位となっています。価格面ではかなり優秀。
もちろん価格の安さはうれしいことですが、ネットプリントでは「アプリの使い勝手」や「画質」など他にも重要な面がありますので、価格だけで判断することはあまりおすすめしません。
どんどんプリント
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『どんどんプリント』の画質
『どんどんプリント』のLサイズプリントの画質を見てみましょう。
写真プリントの画質の差
『どんどんプリント』の画質をチェックする前に、どのような基準で評価するかを説明します。
ネットプリントはすべて、印画紙を使用する銀塩プリントが採用されています。
現在の日本で行われている銀塩プリントはどこも高水準の品質が保たれており、「細部まで描写されているか」や「線のシャープさ」という点では、どの会社のプリントもあまり差はありません。
ただ、各社のプリントをならべてくらべてみると、あきらかに差が出る部分が2つあります。それが「明るさ」と「色」なのです。
写真プリントの「明るさ」
説明のために少し大げさに画像処理していますが、左が暗め、右が明るめ、の写真プリントです。基本的には人物の写真では「明るめが良い」とされています。
写真プリントの「色」
こちらも説明のために画像処理していますが、左が「青め」、右が「赤め」です。
写真プリントでは人物の写真は、「少し赤めの色味のほうが良い」という評価が一般的です。
しかし、「明るさ」「色」というものは主観であり、究極的には「個人の好み」でしかありません。
ここでの評価も、「私個人の好み」ということになりますので参考程度にしてください。
「並べてくらべれば違いがある」ということで、どの会社のプリントも単体で見れば「十分にきれいな写真」という感想になる人がほとんどだと思いますので。
『どんどんプリント』の画質
今回は『どんどんプリント』のオリジナルプリントLサイズを注文したので、その画質をレビューします。
ぱっと見た目はかなりシャープ。色味はニュートラルな傾向です。隙のない高レベルな画質かと思います。
『ノーリツ鋼機』の機械を使ってプリントしているそうですが、とても質の高い銀塩プリントだと感じました。
プリントの明るさは、室内でも明るめに仕上がっていて好印象。
「人物の写真なのでもう色味が濃くても良いかな」とも思いますが、そこは個人の好みの問題かもしれません。
表面には適度な光沢があり、安っぽさはまったくありません。
『フジフイルム』の純正印画紙とくらべてみると少し薄いですが、十分なコシがありペラペラではなく十分な質感があります。
裏面です。メーカー名の記載はありません。
品質的にはまったく問題のない、高レベルなプリントです。
どんどんプリント
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『どんどんプリント』のサイズ
『どんどんプリント』のサイズは、
L / ましかく / DSC / LW / KG / 2L / 2LW / 2LG / 8P / 6P / 6PW / 4P / 4PW / A5 / A4 / A3
と16種類あります。
スマホからの発注は、通常なら「L」と「ましかく」があれば問題ないでしょう。
『どんどんプリント』の「ましかくプリント」
今、流行し始めている「ましかくプリント」。
『どんどんプリント』の「ましかく」は、「オリジナルプリント」で7円、「FUJICOLOR」で10円と、L判と同価格となっています。
「オリジナルプリント」の「ましかく」を購入してみましたが、L判と同じ品質でした。
同じ印画紙なので当たり前ではありますが。
『どんどんプリント』の納期・配送
梱包
今回は「ゆうメール」で注文したのですが、かなり大きな箱で届いたので驚きました。
中を見るとプリントがぽつーんと。まあ送料は安いので別にかまいませんが…。
納期
『どんどんプリント』では正午までの注文は当日発送。それより後の時刻の注文は翌日発送になります。
配送方法に「ゆうメール」を使うと「注文から3~5日で到着」。ネットプリントの納期としては早いほうに入るでしょう。
『どんどんプリント』のアプリ
『どんどんプリント』でスマホから写真プリントを注文するには、無料でダウンロードできるアプリ(iPhone / Amazon)を使用します。
写真プリントの発注は行う作業もあまり多くないので、思ったよりかんたんに済ますことができます。
『どんどんプリント』のスマホアプリから発注する手順は以下の通りです。
- プリントする写真を選ぶ
- プリント枚数・日付の設定・トリミング(プリント範囲の指定)
- 発送・支払い方法などの指定
どの作業も、一目みればやり方がすぐにわかるようになっているのでかんたんです。
このように自分でプリント範囲を調整することができます。
アプリ自体はなかなか良くできていますが、見た目の雰囲気はシンプルすぎて少しさみしい感じがするかもしれません。
『どんどんプリント』のライバル
『どんどんプリント』のライバルとなるサービスには、どのようなものがあるでしょうか。
考えられるライバルとしては2つ。
一つは同じ仕組みを持つ「ネットプリント」。
スマホアプリにも今ではたくさんのネットプリントが存在し、それぞれ画質の傾向や価格などが違います。
比較検討記事も書いていますので、気になる方はご覧ください。
もう一つは、「コンビニのマルチコピー機での印刷」がライバルとなるでしょう。
コンビニの写真プリントは、店舗ですぐに印刷が可能なので「早さ」が一番のメリット。
コンビニの写真プリントは画質こそ銀塩プリントに少し劣りますが、通常の用途では十分に「きちんとしたプリント」として通用する品質を持っています。
ただ、価格は「L判1枚20~40円」と、ネットプリントよりも高めな設定。
少ない枚数の印刷で急いでいるときには、利用する価値があるでしょう。
『どんどんプリント』の長所・短所
『どんどんプリント』の長所と短所をまとめてみます。
『どんどんプリント-スマホ写真プリント』の短所・デメリット
- 色味がほんの少し青いかも
- アプリのデザインがシンプル
- 納品の箱が無駄に大きい
『どんどんプリント-スマホ写真プリント』の長所・メリット
- 価格がかなり安い
- 納期が早い
- 画質がオーソドックスで良い
『どんどんプリント』のまとめ
『どんどんプリント』はプリント価格も最安に近く画質もかなり好印象で、トータルでレベルの高いプリントサービスだと感じました。
アプリの使用感もけっこう良いので、スマホから写真をプリントしたい場合にはおすすめです。
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