スマホで撮影した写真はいつでも見られますし、SNSなど様々な用途にすぐに使えるのでとても便利です。
でも、いろいろな理由で印刷して紙にしたい場合もありますよね。
今回は「誰でもかんたんに出来る、スマホの写真を印刷する方法5つ」(iPhone/Android対応)のメリットデメリットをそれぞれ紹介します。
それぞれの写真の画質比較などもありますので、興味ある方はご覧ください。
目次
「スマホの写真を印刷する」5つの方法
スマホで撮影した写真をプリントするのに、誰にでもすぐに出来る方法は次の5つです。
- 「ネットプリント」で印刷する
- 「コンビニ」で印刷する
- 「写真自動プリント機」で印刷する
- 「写真プリント専門店」で印刷する
- 自宅で印刷(プリンター・写真用紙を使用)
現在、手軽に利用できる「スマホから写真を印刷する方法」は、この5つに絞られるでしょう。
コスト面や手間など、それぞれの方法にメリットデメリットがあります。
どの方法がどの面で有利なのか、これからくわしく解説していきますね。
5つの方法の「写真の品質」はどうなの?

「スマホから印刷した写真プリント」は、仕事やプレゼントなど様々な用途に使われると思います。
どんな使い方をするにせよ、やはり「きちんとした写真プリント」が欲しいですよね。
プリンターで普通紙に印刷したような、ペラペラな不鮮明なものでは困りますので。
一般的には以下の4つの条件を満たすプリントが、「きちんとした写真プリント」とされています。(「一般的な用途」に限定してサイズはL判としました)
- 「銀塩プリント相当」の画質
- 大きさは「L判 (89×127mm)」
- コシのある紙質
- 表面は光沢あり
この4つの条件を満たしているプリントならば、それを見た人はほぼ「きちんとした写真プリント」と見なしてくれる、ということですね。
「銀塩プリント」というのは紙自体が発色する「印画紙」を使ったプリント方式。「昔ながらの写真屋さん」で使われている方式です。

この「銀塩プリント」が、一般人の「キレイな画質」という感覚のベースになっていると思います。
「銀塩プリント」に及ばずともそれに近い画質があれば、「きちんとした写真プリント」として十分に通用します。
では、上で紹介した「スマホから写真を印刷する5つの方法」は4つの条件をどれくらい満たすのでしょうか?

結論から言いますと「5つの方法」はすべて、「きちんとした写真プリント」に必要な4条件を満たしています。
ですから、「5つの方法」ならば、どの方法で印刷したとしても「きちんとした写真プリント」を手に入れることができる、ということです。
プロの写真家の人が来て比較検証したらどうなるかわかりませんが、ふつうの人が見る限りにおいては、どれも「キレイな写真プリント」にしか見えません。

私の周囲の知人友人に確認してまわったところ、全員が「きれいな、きちんとした写真プリントだと思う」という感想でした。
ただし、画質は厳密に比較すると多少の優劣はありますので、気になる方は画質比較の項を参考にしてください。
まあ、一般的な用途では「あまり気にしなくて良い程度の差」だとは思いますけれど。
「スマホの写真を印刷する」にはどの方法が良いのか

前項で、「スマホから写真を印刷する5つの方法」は、写真プリントとして通用する品質を十分に備えていることをお伝えしました。
しかし、各方法にはそれぞれ条件が違っている部分も多くあります。
スマホの写真を印刷する5つの方法を、
- 写真を手にするまでの手間
- 写真を手にするまでにかかる時間
- 写真1枚あたりの価格
- 写真の画質
の4つの面に分けて評価してみました。
手間 (楽さ) |
時間 (早さ) |
価格 (安さ) |
画質 (きれいさ) |
|
ネットプリント | ◎ | × | ◎ | ◎ |
コンビニ印刷 | △ | 〇 | △ | 〇 |
写真プリント機 | × | 〇 | × | 〇 |
写真プリント店 | × | △ | × | ◎ |
自宅プリンター | × | ◎ | △ | ◎ |
こう見てみると、それぞれの方法にメリットデメリットはありますが、総合的には「ネットプリント」がかなり優位なのが分かると思います。
わたしはスマホの写真を印刷する時は、最近ではもっぱらネットプリントです。

「印刷する5つの方法」それぞれのメリット・デメリットは?

「スマホの写真を印刷する5つの方法」には個性があり、それぞれに長所・短所があります。
では「スマホから写真を印刷する5つの方法」の、長所短所を順に見ていきましょう。
最初に「おすすめの印刷方法」を見たい方はこちら
ネットプリントで印刷する

最近ではスマホの写真印刷でも、ネットで発注する「ネットプリント」がかなり普及してきています。
ネットプリントの良さは「家に居ながら楽に発注できる事」と、「一枚あたりの価格が安くコスト面に優れている事」です。
ここではネットプリントで最近業績を伸ばしている、『しまうまプリント』を例にして解説していきます。
手間 (楽さ) |
時間 (早さ) |
価格 (安さ) |
画質 (きれいさ) |
|
ネットプリント | ◎ | × | ◎ | ◎ |
ネットプリントの価格
ネットプリントはとにかく安いです。
以下はスマホ写真プリントの各サービスの価格の一覧表。
L判1枚 の価格 (税込) |
20枚 の価格 |
|
しまうまプリント (ネットプリント) |
8円 +(送料110円) |
270円 (送料込) |
コンビニ ・セブンイレブン ・ファミリーマート |
セブン 40円 ファミマ 30円 |
セブン 800円 ファミマ 600円 |
写真自動プリント機 (プリンチャオ) |
40円 | 800円 |
カメラのキタムラ (プリント店) |
40円 | 800円 |
自宅でインクジェットプリンターで印刷 | 34.9円 | 698円 |
ネットプリントは1枚当たりの価格は圧倒的に安いですが、送料が110円かかります。
ですから、5枚以下ならコンビニで印刷するほうが安くなりますが、6枚以上印刷するならばネットプリント店のほうが安く済みます。
ファミリマート | しまうまプリント (送料込) |
|
1枚 | 30円 | 118円 |
2枚 | 60円 | 126円 |
3枚 | 90円 | 134円 |
4枚 | 120円 | 142円 |
5枚 | 150円 | 150円 |
6枚 | 180円 | 158円 |
7枚 | 210円 | 166円 |
10枚 | 300円 | 190円 |
20枚 | 600円 | 270円 |
表からも分かるように、印刷する枚数が多くなればなるほどネットプリントのほうがお得です。
- 1枚あたりの価格はかなり安い
- 送料がかかる
- 6枚以上の印刷ならお得

ネットプリントの画質
『しまうまプリント』は写真プリント専門店と同じ、「銀塩プリント」を採用。
銀塩プリントとは「薬品につけると発色する印画紙を使用した印刷方式」の事で、一般的には非常に画質の良い印刷方式とされています。

写真の表面は光沢があり、高級感があります。
「写真屋さんのプリント」といった雰囲気。
色味、シャープさなど、まったく問題なく、すばらしい品質のプリントです。

本記事に写真画質のランキングもあるので興味のある方はどうぞ。
印刷した写真を比較してみた
『しまうまプリント』では、3つの印画紙から選択可能。
価格(税込) | |
しまうまオリジナル | 8円 |
FUJICOLOR高級プリント | 11円 |
プロ仕上げ高級プリント | 19円 |
『FUJICOLOR高級プリント』はフジカラーの高級印画紙を使用したプリント。
『プロ仕上げ高級プリント』は明るさなどを人が一枚ずつ個別に調整してくれるプリントです。
一番低価格の『しまうまオリジナル』でも、『FUJICOLOR高級プリント』と見分けがつかないくらい高画質ですので、特別なこだわりのない人は『しまうまオリジナル』で十分でしょう。
- プリント専門店と同等の高画質
- 印画紙を選べる
ネットプリントのメリット
「ネットプリント」のメリットは今まで説明したように、やはり「安い」という事。
それに他の方法とくらべて、一番楽にプリントを手にすることができます。
コンビニやプリント店はわざわざ店舗に出向かなくてはなりませんが、ネットプリントでは自宅に居ながらアプリで注文できて、家のポストまで郵送してくれますのでホントに楽ちん。
写真印刷にかかる労力は最小で済みます。
やはり、「自宅で寝転んで好きなタイミングで発注できる」「わざわざ出かけなくてOK」というのは圧倒的に楽ですね。
- とにかく安い
- 圧倒的に楽ちん
- 他のプリント手段とくらべても楽
アプリはかんたん

「ネットで何かを注文する」となると発注作業が面倒なように感じてしまいますが、無料でダウンロードできる『しまうまプリント』のプリント専用アプリは、初めてでもほんとに簡単に発注できます。
- 印刷する画像を選択する
- 印刷枚数を指定する
- 日付・色補正などの指定をする
という感じで、どこかでひっかかる事なしにスムーズに注文までたどり着ける感じです。
実際にやってみるとあっけないくらいにかんたん。一番手間なのは会員登録で住所などの個人情報を入力するところです。
なので、2回目からはホントに楽に発注可能。
ネットプリントの注文は、他の印刷手段とくらべても特に難しい作業ではありません。
- アプリの発注作業は想像するよりも楽にできる
ネットプリントのデメリット
良いことずくめのネットプリントですが、デメリットもあります。
それはコンビニ印刷やプリント店などとくらべて、写真プリントを手にするまでに時間がかかる事。
『しまうまプリント』では送料の安いメール便を選択すると、商品到着まで発送から3~7日程度かかります。
『しまうまプリント』は基本的に翌日発送、13時59分までの注文で当日発送なので、地域によっては発注から4日程度で到着する事も。
とはいえ、やはりプリントを手にするまで4日以上かかりますので、急いでいる場合はコンビニやセルフプリント機を利用した方が良いでしょう。
- ネットプリントは手に入れるまで3~7日かかる
- 急いでいる場合は向いていない
しまうまプリントとは
『しまうまプリント』はネットプリントを創成期から手掛けている業界の先駆けで、「L判1枚8円」と圧倒的な低価格を誇ります。
現在では会員数が250万人を突破するなど、右肩上がりの成長を続けている企業です。
会社名 | しまうまプリントシステム 株式会社 |
設立日 | 2010年5月6日 |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿6丁目 |
工場所在地 | ・鹿児島県日置市伊集院町 ・熊本県熊本市南区 |
資本金 | 1億円 |
事業内容 | ・写真プリントサービス事業 ・フォトブックサービス事業 ・年賀状サービス事業 |
ネットプリントの他にも、198円から作成できるフォトブックが有名です。

驚異的な安さは次の3つの要素で成し遂げられています。
- システム環境、ネットワーク設備、構内セキュリティシステムまで全て最新システムを導入
- 給水装置、廃液処理装置、梱包装置、フォトブック後加工機を自動化
- 徹底した高効率化によるコストダウン
私も長年使っていますが、
「とにかく安い」
「かんたん」
「すぐに来る」
といった印象です。
- ネットプリントで成長中
- 徹底的な効率化でコストダウン
- 工場は鹿児島
ネットプリントまとめ

安さ、楽さ、品質の良さ…急いでいる場合を除き、スマホから写真を印刷するにはネットプリントで十分だと感じます。
アプリでポンポンと発注したら、後はしばらくするとポストに写真が入っているんですから、ホントに楽ですよ。
トレイにパッケージされてきちんと届きますしね。今までかなり利用していますがトラブルが起こった事は一度もありません。
送料はかかりますが1枚から注文できるので、気になる人は試しに注文してみるのも良いのではないでしょうか。
『しまうまプリント』の写真プリントを注文するときに、初回限定で使える「100円引きクーポン」がありますので、購入する方は使ってみてください。
クーポン: ibspwevPDh
- 写真プリント 100円引き 初回限定
- 有効期限:2022年5月1日~2022年5月31日
クーポンコードの記入をするのは、写真選択や住所記入が終わった後の「お支払い方法を選ぶ」の画面です。
レビュー記事で『しまうまプリント』の写真プリントについて、もっとくわしいことを解説しています。

コンビニで印刷する
コンビニに設置してあるマルチコピー機でも、スマホから写真を印刷する事が可能です。
写真印刷は昇華型熱転写プリンターでプリントされますが画質もかなり向上しており、写真プリントとして十分な品質があります。

『セブンイレブン』『ファミリーマート』『ローソン』『ミニストップ』などのほとんどの各チェーン店で、マルチコピー機での写真プリントが可能。
手間 (楽さ) |
時間 (早さ) |
価格 (安さ) |
画質 (きれいさ) |
|
コンビニ印刷 | △ | 〇 | △ | 〇 |




コンビニの写真印刷のメリット

コンビニの写真印刷のメリットとしては、
- 近所にコンビニがあるので便利
- アプリなどを使ってかんたんに印刷できる
という事が挙げられます。
コンビニは大抵近所にありますので、思い立った時に印刷できるので便利です。
コンビニの写真印刷の価格
各コンビニの写真プリントの価格を表にしました。
L判1枚の価格(税込) | |||
セブンイレブン | 40円 | ||
ファミリマート | 30円 | ||
ローソン | 30円 | ||
ミニストップ | 20円 |
数枚であれば大した額にはならないので安いとも言えますが、枚数が多くなると少しダメージのある金額かもしれません。
枚数の多い場合は、1枚20円と格安なミニストップが良いでしょう。
コンビニで印刷する手順
コンビニで「スマホから写真を印刷するためにデータを送信する方法」はいくつかありますが、スマホアプリを使用するのが分かりやすくて早いです。
アプリを使って、インターネット経由やWi-fiで写真データを送信して印刷する事になります。

『セブンイレブン』では4つのアプリから、好きなものを使用する事が可能(googleフォトも対応しました)。
他のコンビニでも、同じように専用アプリが用意されています。
会員登録無しでアプリが利用できるなど、アプリの使い勝手では『セブンイレブン』が一歩リードしている感じですね。
今回はそのうちの1つである、『かんたんnetprint』をインストールして使用しました。
コンビニの印刷アプリは、あらかじめネット上に印刷したい写真データをアップしておく方式と、店舗でwifi接続してデータ送信する方式の2種類があります。
『かんたんnetprint』は、ネットにアップする方式です。
印刷する手順は次の通り。
- アプリをダウンロード
- プリントしたいファイルを選択、データをアップロード
- プリント予約番号を確認
- マルチコピー機にプリント予約番号を入力
- 印刷する
1~3までの作業は前もって済ませておけますので、現場ではスムーズに事が進みます。
こう聞くとちょっと面倒に感じますが、やってみるとホントにかんたんで、あっという間に作業は終わる感じです。
難しいことは何もありません。
コンビニ写真印刷の品質
今回は『セブンイレブン』『ファミリーマート』の画質を見てみます。

まず、『セブンイレブン』から。
マルチコピー機という事で「写真専用の機械じゃないからな~」と期待はしていなかったのですが、いざ印刷された写真を見てみると非常にレベルの高いプリントでびっくりしました。
かなり明るい感じですが描写はくっきりしていて、色味も良い感じ。
十分に『写真』として通用する品質です。

表面もそこそこに光沢があり、安っぽさはありません。

『ファミリーマート』も十分に品質の良いプリントです。
『セブンイレブン』より少し落ち着いた明るさになっています。色味もオーソドックスで、良い画質だと思います。
どちらも写真用紙を使っています。紙もそこそこの厚さがあり光沢感もあるので、大抵の用途では「写真」として使って大丈夫でしょう。
- コンビニ写真印刷はかなりの高画質

コンビニ写真印刷のデメリット
たくさん写真を印刷するとなると、1枚30円と40円というのは少し高く感じます。
ネットプリントでは1枚8円で印刷可能なので。
あとは、最初はアプリを入れたり、機械の操作を覚えるのが少し面倒ではある事。
でもこれは他のプリント方法でも手間がかかるのは一緒ですし、いざやってみると想定していたよりかんたんにプリントできますので、あまり気にする必要はないでしょう。
街中の店舗ではタイミングが悪いと、コピー機でたくさん紙を広げて何やらお仕事をしている人がいることがあります。
そうなると、他の店舗に行くかまた出直すしかありません。午後は比較的使用率が高いので、なるべく午前中に行くようにすると良いと思います。
- 価格が少し高く感じる
- 先客がいる時がある
コンビニ写真印刷のまとめ

コンビニはどこにでもありますので、「とにかくすぐにスマホの写真を印刷したい!」という時には最善の方法かもしれません。
写真の品質は「きちんとした写真プリント」として使うのに、十分なレベルに達していていると感じました。



写真プリント機で印刷する

家電量販店や大きなスーパーなどで見かける「写真プリント機」
実際の使い勝手・品質はどんなものなのでしょう。
今回は『フジフイルム』と『DNP』の、2つ会社のプリント機で実際に印刷してみました。
手間 (楽さ) |
時間 (早さ) |
価格 (安さ) |
画質 (きれいさ) |
|
写真プリント機 | × | 〇 | × | 〇 |
写真プリント機のメリット

「プリント機の強み」は、とにかく「すぐに印刷できる」という所でしょう。
最初は操作を覚えるのに少し手間がかかりますが、最初から最後まで一人で機械で印刷できるので対人面でのわずらわしさはありません。
写真プリント機の価格
写真プリント機の価格は会社や地域によって違いますが、今回試した『フジフイルム』と『DNP』は共に1枚当たり「40円(税込)」でした。
この価格はネットプリントなどとくらべると少し割高なので、コスト的な旨味はあまりありません。
写真プリント機の品質

まず『フジフイルム』のプリント機『プリンチャオ』から。
シャープ感があり色も良い雰囲気で、写真としてまったく問題ない感じ。
自動の機械と言えども、かなりの高品質です。

表面には光沢があり、そこそこの高級感があります。この写真だけを見て、不満に感じる人はあまりいないでしょう。
もう一つは『DNP』という会社の『プリントラッシュ』とう機械。
こちらも中々の高画質で、フジフイルムとくらべても遜色ありません。
個人的には『フジフイルム』の色のほうが好みかな。
- なかなかの高画質
写真プリント機のデメリット

プリント機のデメリットとしては、やはり「1枚40円」という価格が高めです。
あとは場所。
すでに機械が置かれてる場所を知っている人は良いのですが、知らない人は機械の場所を探すのが大変。
プリントの操作はかんたんに出来ますが、最初に機械にデータを送るための通信設定をする時に少し面倒に感じます。
- 価格が少し高め
- 場所を探すのが手間
- 通信設定が手間
写真プリント機のまとめ
写真プリント機で印刷された写真は、自動の機械だからといってあなどれない高品質です。
ただし、少し単価が高いのが難点とは言えるでしょう。写真の印刷を急いでいて枚数が少ない人は、十分に利用する価値ありだと思います。


写真プリント店で印刷する

写真印刷を専門とする『写真プリント店(DPE店)』
デジタル化に押され今では店舗数も少なくなってきていますが、印画紙を使う銀塩プリントの画質の良さは定評があります。
手間 (楽さ) |
時間 (早さ) |
価格 (安さ) |
画質 (きれいさ) |
|
写真プリント店 | × | △ | × | ◎ |
今回は写真プリントでも有名なチェーンである『カメラのキタムラ』で実際にプリントしてみました。
会社名 | カメラのキタムラ |
設立日 | 1943年5月 |
本社所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-4-1 日本生命新横浜ビル7F |
資本金 | 1億円 |
店舗数 | 全国に約752店舗 |
事業内容 | 「カメラのキタムラ」の運営 記念日スタジオの運営 中古販売事業 写真プリント・フォトブックの販売 |
写真プリント店のメリット
写真プリント店のメリットとしては、やはりプリントの品質が良い事。
紙自体が発色する印画紙を使用した銀塩プリントは、長年の技術の蓄積もありレベルが高いです。
写真プリント店の価格
業界でも大手の『カメラのキタムラ』のプリント料金は、L判プリント1枚で「40円(税込)」
上記料金はお店にデータを持ち込んだ場合で、ネットでデータをアップして予約してから来店するとL判1枚「31円(税込)」になります。
他のチェーンや店舗でも、1枚30~40円ほどの価格であることが多いです。
写真プリント店の品質
『カメラのキタムラ』の写真印刷は、さすがに印画紙を使った銀塩プリントなだけあって、シャープさ、色味ともに文句のつけようない画質です。

紙にコシがあり表面の光沢もバッチリで、さすがの高品質です。
本記事に写真画質のランキングもあるので興味のある方はどうぞ。
印刷した写真を比較してみた
- 銀塩プリントは高画質
写真プリント店のデメリット
「写真プリント店」のデメリットとしては、やはり価格が高い事。
たくさん印刷すると、少しコストがかさみます。
あとは、店舗があまり多くないので、探したり行ったりするのが少し手間です。
そこらへんは、コンビニとくらべて大きく劣るところでしょう。
- 価格が少し高め
- 店舗が少ない
写真プリント店のまとめ
残念ながらデジタル化された現在の環境では、「写真プリント店」のメリットは少なくなっています。
しかし、印刷品質はすばらしいものがありますので、「画質を求める人」や「ネットや機械が苦手な人」は利用する価値があるでしょう。

「自宅のプリンター」で印刷する
現在ではスマホと通信して、直接写真が印刷できるプリンターが販売されています。
私は数年前まで自宅で写真プリントをしていたので、その体験からの感想もお伝えします。
手間 (楽さ) |
時間 (早さ) |
価格 (安さ) |
画質 (きれいさ) |
|
自宅プリンター | × | ◎ | △ | ◎ |
「自宅のプリンター」で印刷するメリット
自宅のプリンターで印刷するメリットは、やはり「自宅で好きな時に印刷できる自由さ」でしょう。
思い立ったらすぐに写真を手にできる、という時間的なメリットもあります。
「自宅のプリンター」で印刷するコスト
32,000円近辺で売られているエプソンの複合機『EP-812A 』では、L判1枚で「約31.8円(税込)」のコストがかかるようです。
この価格にはインク代や紙代もふくまれています。
エプソン プリンター インクジェット複合機 カラリオ EP-812A 2019年新モデル
「自宅のプリンター」で印刷した写真の画質
インクジェットプリンターの技術革新はすさまじく、安価なプリンターでもかなりの高画質の写真が印刷できます。
その画質は写真プリント店の銀塩プリントに劣りません。
気になる人は、家電量販店のプリンター売場に印刷見本が置いてあるところが多いですので、そこで確認してみてください。
「自宅のプリンター」で印刷するデメリット
自宅でプリントするのは良いこと尽くめのようですが、いざ実行してみると印刷にはかなりの手間がかかる事に気付くと思います。
インクと紙が切れたりすると買い足さなければなりませんが、これがかなりの手間。
それに、しばらく印刷しない日が続いて間隔が空いたりすると頻繁にインクのノズルヘッドが詰まり、クリーニングで高額なインクがたくさん浪費されます。
以上の事から、生半可な気持ちでプリンターを購入するのはおすすめしません。
「自宅のプリンター」のまとめ
自宅での印刷は見かけよりもコストも手間もけっこうかかるので、「全部自分でやるのが好き」という人向きかなぁという感想です。

おすすめのスマホ写真プリントの方法
(優先順位ごと)
「スマホから写真をプリントするときに何を求めるか」は、人それぞれでしょう。
スマホの写真をプリントするときには、各方法で「価格」「早さ」「手間」「画質」の4つの点で違いが出てきます。
4つの要素のどれかを重視する場合におすすめの方法は、以下のとおりです。
- 価格の安さ
「ネットプリント」 - 時間の早さ
「コンビニ」 - 手間のかからなさ
「ネットプリント」 - 画質のきれいさ
「ネットプリント・プリント専門店」
それでは順に説明していきます。
「価格の安さ」なら「ネットプリント」

「とにかく安くスマホの写真をプリントしたい」というケースもありますよね。
「価格の安さ」で選ぶなら、まずネットプリント一択です。
「ネットプリント」以外の、「コンビニ」「自動プリント機」「プリント店」のどれもが「1枚30~40円」の価格設定になっています。(ミニストップは20円)
この価格では数枚ならまだしも、数十枚になると大きな金額になることもあるんですよね。
その点、「ネットプリント」なら1枚10円以下のサービスがたくさんあります。写真も1枚から注文可能。

送料はかかりますが、6枚以上のプリントをするときには「ネットプリント」のほうがお得になる場合も多いです。
おすすめは、本記事でも紹介している『しまうまプリント』。
1枚6円など激安のネットプリントもありますが、経験上、「画質」「アプリ」「価格」「納期」などをふくめた総合的な実力で判断したほうが良いと思います。

「時間の早さ」なら「コンビニ」

「とにかく早くスマホから写真を印刷したい」という場合もあります。
「プリントを手にするまでの時間の早さ」からすると自宅のプリンターが一番早いですが、この記事をご覧になっている方はプリンターは所有していないですよね。
自宅プリンターの他では、「コンビニ」がスマホの写真をプリントする方法としては一番早いです。
「プリント店」や「自動プリント機」は数が少なくコンビニよりも位置的な利便性が悪いですし、ネットプリントは最短でも4~6日程度の納期になります。
アプリを使えば、コンビニのマルチコピー機でほんとにかんたんにスマホから写真をプリントできるんです。

マルチコピー機といえども写真プリントの品質は十分で、パッと見ても銀塩プリントとの差はあまり感じません。
品質の高い銀塩プリントとよ~く見くらべると、さすがにグラデーションなどの差は多少ありますが。
通常の用途では「コンビニ」の写真プリントは、十分に「写真」としての役割を果たせる品質だと思います。
ただ、価格はLサイズ1枚20~40円と、ちょっとお高いのは仕方ないでしょう。
今回は『セブンイレブン』『ファミリーマート』を紹介しましたが、『ローソン』は『ファミリーマート』と同じシャープのマルチコピー機なので、画質も非常に近いです。
『ミニストップ』も良い画質ですし、コンビニのマルチコピー機の写真用紙の印刷なら、まずどこでも品質に問題はないでしょう。
コンビニの写真プリントは事前にアプリでデータを送っておけば、コピー機の前で2~3分程度で印刷できるので、ほんとに手軽に利用できますよ。

「手間のかからなさ」なら「ネットプリント」
スマホの写真を印刷するときに、「なるべく手間をかけたくない」と誰もが思いますよね。
「かかる手間」という点では、「ネットプリント」が一番手間いらずで楽ちんです。
アプリで注文すれば数日後にはポストに届きますので、わざわざ出かける必要がありません。
好きな時間に好きな場所で注文できます。操作も難しいことは何もありませんし。(データを送りますので、wifi環境のある場所のほうが良いです)
「コンビニに行ったらコピー機に先客がいた」とか、「プリント専門店に行ったら込み合っていた」ということがないのが「ネットプリント」の良いところです。
ただ、プリントを手にするまではちょっと時間がかかってしまいますれど。
送料はかかりますが、ある程度枚数を注文するのなら割安ですし。急いでいない人には便利なサービスだと思います。

「画質のきれいさ」なら「ネットプリント・プリント専門店」

「スマホの写真プリントで画質の良いものが欲しい」という方もいらっしゃいますよね。
今まで説明してきたように有料で販売されている写真用紙を使った印刷方法なら、「銀塩プリント」「昇華型プリンター」「インクジェットプリンター」のどれでも十分にきれいな画質を持っています。
それぞれのプリントを単体で見て、画質に不満を持つ人はほぼいないと思うんですね。
それを前提に、比較論を言いますと…
コンビニやプリント機で導入されている昇華型プリンターも中々の高画質を出すようにはなってきましたが、トーンなどを厳密に比較するとやはり銀塩プリント一歩リードしています。
銀塩プリントを採用している「ネットプリント」「プリント専門店」ならば、基本的には品質に差はありません。
しかし、「明るさ」や「色」などの設定が、店舗・サービスによってかなりの差があります。
ならべてくらべた場合には、けっこう違いがでる感じです。まあ、色や明るさは「画質の良さ」というよりは、好みの世界の話になってしまうんですよね。
『しまうまプリント』は、明るめで人肌が健康的に見える少し赤系統にふった色味ですので、人物の写真には良いと思います。


「スマホから印刷した写真」を比較してみた
ここでは、「本記事で紹介した方法で印刷した写真」の画質を比較してみます。
すでに書いたようにどの方法で印刷した写真もかなり画質が良く、「これはちょっと…」とダメ出ししたくなるような写真は1つもないです。
程度の差こそあれ、みんな表面の光沢もあるし、線のシャープさも十分でぼやけたような写真はありません。
印刷物を写真に撮って見ると分かる事ですが、画像で印刷物の色や印刷のレベルを再現するのは難しく、正確に情報を伝えるのは不可能です。
これはデジタル画像の特性と、スマホやディスプレイの色表示の個体差によるものです。

ですから、画像では「実際に印刷物を見た時の雰囲気や色味」を厳密に伝える事は出来ません。
今回の比較画像でもなるべく見た目に近くなるように調整しましたが、それでも実物と同じ色にはなっていません。
なので、あくまで比較画像は参考程度にご覧ください。
「写真プリントの画質」を得点で評価

ここでは、「スマホから作成した写真プリント」を以下の3点で評価してみます。
- トーン
- 明るさ
- 色
今回、スマホからそれぞれの方法でプリントした写真6点を入念に比較したところ、「線のシャープさ」「細部まできちっとプリントされているか」という点ではほぼ違いはありませんでした。
「明るさ」「色」の2つは、私がいつも銀塩プリントを評価するときに使用している項目です。この2つは会社によってわかりやすく違いの出るポイントです。

銀塩プリントでは、「トーンのなだらかさ(グラデーションがきれいにでるか)」は、どの商品も差は出ません。
しかし、コンビニやプリント機などで使用されている昇華型プリンターはまだ品質に多少ばらつきがあるので、今回は「トーン」という項目を設けました。
「ネットプリント」「プリント店」「コンビニ」「自動プリント機」の、計6つの写真プリントの評価点一覧です。
- 3点 好ましい
- 2点 ふつう
- 1点 今一つ
合計点 | 明るさ | 色 | トーン | |
しまうま プリント |
9 | 3 | 3 | 3 |
プリン チャオ |
8 | 3 | 3 | 2 |
ファミリー マート |
7 | 2 | 3 | 2 |
セブン イレブン |
7 | 2 | 3 | 2 |
カメラの キタムラ |
6 | 1 | 2 | 3 |
プリント ラッシュ |
6 | 3 | 1 | 2 |
「合計点が同点」のプリントは上になっているほうが高評価です。同点で順位に差をつけた根拠は、完全に個人的な好みということで。
以下は各評価点の解説です。
「トーン」の評価

写真プリントでは本来的には明暗や色が変化していくときに、なだらかにゆっくりと色や明るさが変わっていくのが好ましいです。
しかし、画像データの状態が良くなかったり印刷機の性能が低いと、グラデーションの途中で見た目に段差ができてしまっている場合があります。
こういうケースは「トーンジャンプ」などと呼ばれ、あまりあって欲しくない状態です。
トーン | |
しまうま | 3 |
ファミリマート | 2 |
セブンイレブン | 2 |
カメラのキタムラ | 3 |
プリンチャオ | 2 |
プリントラッシュ | 2 |
『プリントラッシュ』は人物の顔の明るい部分で、少しトーンが飛んでしまっている部分が見られました。
単体で見るとそう目立たないのですが、他のプリントとくらべると少し気になってしまう感じがします。
他のプリントは、問題なく良好なトーンでした。
ですが、よくよく観察してみると、銀塩プリント(しまうま・キタムラ)のほうが、昇華型プリンターの印刷よりもトーンはなだらかで良い感じです。
- 基本的にはみんなトーンは良好
- 厳密に見ると銀塩プリントがリード
「写真プリントの明るさ」の評価

人物の写真は「明るめ」が良いというのが定説です。
もし「明るめの写真」と「暗めの写真」を実際にくらべてみたら、9割の人が「明るめの写真」のほうを好むでしょう。
「スマホからの写真プリント」は人物の写真が多くなりますので、基本的には適度に明るいほうが好ましいのですが、ここでは主観にはなりますが「より自然」で「好ましい」と感じる明るさを高得点としました。
明るさ | |
しまうま | 3 |
プリンチャオ | 3 |
ファミリマート | 2 |
セブンイレブン | 2 |
キタムラ | 1 |
プリントラッシュ | 3 |
3点を獲得した2つのプリントは、「人物が写っている写真」で良い雰囲気が出ている明るさでした。
『セブンイレブン』は、他のプリントとくらべると突出して明るい。もう桁外れの明るさです。
もちろん、単体で見ると「明るいなぁ」と思うくらいでまったくおかしくはないのですが、他のプリントとくらべて見ると「少し不自然かな」と感じなくもないので、今回は2点としました。
『ファミリーマート』は単体で見ると自然な明るさに感じてとても良いのですが、上位2つとならべてみると、もう少しだけ明るくても良いのかな、と感じました。
『カメラのキタムラ』はちょっと暗めかな。人物の写真だったらもう少し明るくしてくれると良いのかなぁと。
ここで、「写真プリントの明るさ」を感覚的につかんでもらうために例を出してみます。
この画像は実際に違う会社の2枚の写真プリントを撮影したものですが、「実物に近くするため」と「明るさの違いを認識してもらいやすくする」ために、撮影後に画像ソフトで調整しています。

左が「暗め」、右が「明るめ」です。
「暗め」のほうは髪の毛や木の幹などの黒い部分のディティールがつぶれてしまいがちで、全体的に重い雰囲気になってしまっています。
ほとんどの人は、「明るめ」のほうが人物の写真としては好ましい印象を受けるでしょう。
しかし、「暗め」の写真プリントほうを単体で見たのなら、マイナスな印象を感じる人は少ないと予想されます。
あくまで「くらべたら」という話なので、気にしないで注文するのも一つの手です。
- 人物の写真は明るめが良い
- 各社のプリントを比較すれば優劣はある
- ならべてくらべなければ、みんな良い画質
「写真プリントの色」の評価

銀塩プリント機も昇華型プリンターも、基本的に自動で画像の色を調整してプリントするものです。
この色の傾向は各機械で設定が可能で、各プリントによってかなり色に差が出ます。
人物の写真では色が適度に赤っぽくなっていたほうが、人肌が健康的になって良いというのが定説です。
色 | |
しまうま | 3 |
プリンチャオ | 3 |
ファミリーマート | 3 |
セブンイレブン | 3 |
カメラのキタムラ | 2 |
プリントラッシュ | 1 |
3点の3つのプリントはうっすら赤系統に振れていて、人物の描写がとても良い感じだと思いました。
『プリントラッシュ』は赤すぎる気がします。ここまでくるとちょっと不自然かな。
『プリンチャオ』も、もう少し赤さを抑えて欲しい気がしたので2点にしました。
『カメラのキタムラ』は、黄色っぽく感じたので2点。
★画像でプリントを比較することは無意味

ここで各プリントの写真をならべて比較することもできますが、実はそれは無意味なのです。
理由はスマホもふくめてディスプレイの色の表現性は千差万別で、微妙な色の違いを伝えることが難しいからです。
かんたんに言うと、スマホの画面に同じ「青」の色(同データ)を映してみても、その青の見え方は機種によって違います。
さらに、デジタルカメラで撮影したデータをどのような画像に再現するのかは「画像エンジン」と呼ばれるものが関わっています。
その画像エンジンは、必ずしも実物の色味を忠実に再現するわけではありません。

そのようなことから、「カメラで印刷物を撮影して画像データにして、その画像の色味を実物に近づけようとする」のなら、「画像ごと」「画像内の色ごと」に詳細な調整を行わなければなりません。
(スキャナーを使用しても、同じ色に再現するのは同様に難しいです。)
しかも、その調整したデータもスマホの機種ごとに違った色で見えてしまうのです。
これで、「印刷物の色味を画像で紹介する無意味さ」はおわかり頂けたと思います。
★「色味」の評価基準の紹介

上の画像は実際に左右で違う写真プリントを撮影したものですが、撮影後に色味の差がわかりやすいように画像ソフトで少し大げさに調整しています。
スマホの機種により色味は違うと思いますが、左は青っぽく、右は赤っぽい傾向があります。
右の写真の色味に近いほうが肌色が健康的に見えますので、得点は高くなるということです。

とはいえ、これも「明るさ」と同じで、プロでもない限りふだんから「写真の色の傾向」を気にして見ている人はあまりいません。
どのネットプリントでも単体で見たら「良い感じの写真プリント」にしか見えませんので、「低い点数のプリントの品質が悪い」ということではありません。
しかし、並べてくらべて見るとかなり差はある」というのは事実です。比較してみると、プロでなくとも差は認識できます。
- 印刷機の設定で色はかなり違う
- 人物で肌色が健康的に見えるプリントが良い
『スマホ写真プリント』画質ランキング

「スマホから直接印刷できる写真プリント6種類」の中から、画質ランキングベスト4を紹介します。
画質ランキング1位『しまうまプリント』

「スマホから注文できる写真プリント」で画質第一位は、『しまうまプリント』でした。
『しまうまプリント』画質評価点 | |||||||
合計点 | 明るさ | 色 | トーン | ||||
9 | 3 | 3 | 3 |
各項目すべてで3点を獲得。「トーン」は銀塩プリントなので、なだらかで見事な諧調です。
「明るさ」は少し明るめで、人物の写真にはちょうど良い設定。
「色」も少し赤めの傾向で、人肌が健康的に見えてとても良い色だと思います。
人物の写真ならば、非常にバランスが良く見栄えするプリントです。
『しまうまプリント』の名前を今回初めて聞いた人もいるかもしれませんが、ネットプリント創成期からサービスを展開している規模の大きな企業です。

『しまうまプリント』は最新設備を備えた工場を持ち。写真プリントの他にもフォトブックや年賀状など写真関連商品を手掛けています。
価格が安くアプリの使い勝手も良好、とにかく画質が優れているので、私も7年ほど前からメインで利用しているネットプリントです。

業界でも大手ですし、初めてネットプリントを注文するならここを選んでおけば間違いないという感じですね。
総合力に優れたサービスだと思います。
『しまうまプリント』の写真プリントを注文するときに、初回限定で使える「100円引きクーポン」がありますので、購入する方は使ってみてください。
クーポン: ibspwevPDh
- 写真プリント 100円引き 初回限定
- 有効期限:2022年5月1日~2022年5月31日
クーポンコードの記入をするのは、写真選択や住所記入が終わった後の「お支払い方法を選ぶ」の画面です。

画質ランキング2位『プリンチャオ』

第2位は『プリンチャオ』。フジフイルム自動プリント機が8点で2位に入りました。
『プリンチャオ』画質評価点 | |||||||
合計点 | 明るさ | 色 | トーン | ||||
8 | 3 | 3 | 2 |
さすがフジフイルム、「明るさ」と「色」はGoodの一言。
トーンもなめらかで十分なのですが、銀塩プリントとならべてよ~く見てみるとちょっとだけ劣る、ということで2点となりました。
こんなすばらしいプリントが、自動の機械で手に入るようになったのですねぇ。

画質ランキング3位『ファミリーマート』

第3位は『ファミリーマート』。7点を獲得しました。
セブンイレブンも7点ですが、私個人の「好み」で順位づけをしましたのでご了承ください。
『ファミリーマート』画質評価点 | |||||||
合計点 | 明るさ | 色 | トーン | ||||
7 | 2 | 3 | 2 |
「明るさ」は明るくも暗くもなく、ちょうどよい感じ。「色」も派手さはないかなり落ち着いた色味。
「トーン」も良い諧調が出ていますが、銀塩とくらべると少しだけ劣りますね。
総合的に見て、オーソドックスでとても良いプリント。
1枚30円と価格は少し高めにはなりますが、これくらい画質の良い写真がすぐに手に入るのですから、急いでいる方は十分に払う価値があるでしょう。

画質ランキング4位『セブンイレブン』

第4位は『セブンイレブン』。
『セブンイレブン』画質評価点 | |||||||
合計点 | 明るさ | 色 | トーン | ||||
7 | 2 | 3 | 2 |
『セブンイレブン』の写真プリントは「色」はとても良い発色。「トーン」は銀塩プリントには劣るけれどもなかなかの高レベルです。
「明るさ」に関しては他の写真プリントと比較すると、もう突出して明るいです。誰が見てもその差は歴然としているくらい。
人物の写真ならこれくらいの明るさであっても全然かまわないとは思います。単体で見たら何もおかしいとは感じません。
ですが、他のプリントとならべてくらべてみた場合には、やはりちょっと不自然な感じもする…ように思います。
でもこれくらいのほうが好みの人もいるでしょうし、決して画質が悪い訳ではありません。


「スマホの写真を印刷する方法」まとめ
今回は「スマホの写真を印刷する5つの方法」についてお伝えしました。
画質は単体で見れば、どの方法も写真として通用する十分な品質。
実際にプリントする前は少し面倒に感じていたのですが、いざやってみると「どの方法も手間がかからず、かんたんにプリントを手にすることができた」という感想です。
価格や手間、画質などでそれぞれに長所短所がありますので、自分に合った方法を試してみてください。

