
この記事では『しまうまプリント』の、
の2つの内容をお届けします。
この記事では『しまうまプリント』の長所だけではなく、短所もきちんとお伝えしますので購入検討中の方の参考になればと思います。
『しまうまプリント』ではフォトブックも人気商品です。フォトブックのレビュー記事はこちら。

★キャンペーン情報★
『しまうまプリント』では「2021年1月13日から3月15日」の期間で、スマホアプリのリニューアルキャンペーンが行われます。
キャンペーン期間 | 2021年1月13日 ~ 3月15日 |
適用条件 | 新しいスマホアプリからの注文 |
キャンペーン内容 | 「しまうまオリジナル Lサイズ」 「しまうまオリジナル ましかくサイズ」 が、 「7円から6円(ともに税抜)に割引になる」 |
内容はキャンペーン期間中はスマホアプリから注文すると「しまうまオリジナル Lサイズ」「しまうまオリジナル ましかくサイズ」が、「7円から6円(ともに税抜)に割引になる」というお得なものです。
本記事のリンクからダウンロードできるものが新しいアプリですので、そこから発注してもらえば割引になります。
目次
『しまうまプリント』の特徴
- 写真プリント
- フォトブック
- 年賀状
- 喪中はがきなど各種はがき類
などを販売している企業。
特に写真プリントとフォトブックは「安さ」と「早さ」で知られていて、近年では会員数を大幅に増やしているそうです。
- 画質が良い
- 価格が安い
- 納期が早い
- アプリが使いやすい
今回、スマホアプリで写真プリントを購入してみて、なかなかの好印象を抱きました。くわしい内容は、これから写真つきでレビューしていきます。
一応『しまうまプリント』の概要を載せておきますので、早くレビューを読みたい方はサラッと飛ばしちゃってください。
『しまうまプリント』の概要
商品名 |
しまうまプリント |
販売会社名 |
しまうまプリントシステム株式会社 |
販売会社住所 |
東京本社:東京都新宿区西新宿6-16-6 タツミビル3F |
プリントサイズ |
・L(89×127mm) ・2L(127×178mm) ・ましかく(89×89mm) ・DSC(89×119mm) ・LW(89×133mm) ・KG(102×152mm) ・6切(203×254mm) ・ワイド6切(203×305mm) ・4切(254×305mm) ・ワイド4切(254×365mm) |
価格(税別) |
|
送料 |
|
納期(L・2Lサイズ) |
|
日付入れ |
有り |
自動補正 |
有り |
支払い方法 |
|

『しまうまプリント』の価格

『しまうまプリント』の価格を、他社との比較や相場の面からチェックしてみましょう。
『しまうまプリント』のプリント価格
『しまうまプリント』の価格は以下の通りです。
価格(税別) | |
Lサイズプリント1枚 (しまうまオリジナル) (89×127mm) |
7円 |
送料(ゆうメール) (最安の配送方法を選択) |
100円 |
しかし、「ネットプリントの相場」がわからないと、この価格をどう評価したら良いのか迷ってしまいますよね。
私が「スマホから注文できるネットプリント17社」のプリント料金を調べたところ、「Lサイズ写真プリント1枚の価格の平均」は、「約13.5円」(税別)でした。
実際の写真プリントの価格分布は以下のようになっています。
★プリント料金の価格分布
プリント価格 (税別) |
アプリ名(税別送料) |
5円 | アプリプリント(110) 楽だねonline(290) |
5.45円 | どんどんプリント(113) |
5.9円 | ABCデジカメプリント(150) |
6円 | プリントラッコ(98) しろくまフォト(199) |
7円 | しまうまプリント(100) |
8円 | ヤマダプリント(90) |
8.18円 | イメージングゲート(83) |
9円 | フジデジタルピクチャーズ(200) |
11.8円 | DPE宅配便(136) |
14.5円 | vivipri(180) |
18.1円 | SNAPS(454) |
20円 | さくっとプリント(227) |
29円 | カメラのキタムラ(0) (4枚以下注文不可) |
32.7円 | カメラのアマノ(200) |
38.1円 | SCENE(300) |
ここで注意してもらいたいのは、ネットプリントの購入額は送料によって大きく違ってくるということです。
比較する商品によっては、「送料の価格差」が「プリント料金の価格差」より大きくなることが起こります。例として価格比較を出しておきますが、このような逆転現象が起こります。
プリント価格 | 送料 | 10枚の 購入総額 (税込) |
|
楽だねonline | 5円 | 290円 | 374円 |
ヤマダプリント | 8円 | 90円 | 187円 |
こういうことがあるので、単純にプリント価格が安いからといってお得になるわけではありません。
ネットプリントでどの商品がお得か、というのはプリント価格の他に送料も絡んでくるので、注文する枚数にもよります。

10~30枚購入にかかる総額の相場
各商品を10枚、20枚、30枚購入したときの、送料税込の購入費用の総額の一覧表を作ってみました。
購入にかかる総額(プリント価格+送料+税) | |||
アプリ名 (プリント単価 / 送料)税別 |
10枚 | 20枚 | 30枚 |
プリントラッコ (6 / 98) |
173円 | 239円 | 305円 |
アプリプリント (5 / 110) |
176円 | 231円 | 286円 |
イメージングゲート (8.18 / 83) |
182円 | 272円 | 362円 |
どんどんプリント (5.4 / 113) |
185円 | 245円 | 305円 |
しまうまプリント (7 / 100) |
187円 | 264円 | 341円 |
ヤマダプリント (8 / 90) |
187円 | 275円 | 363円 |
ABCデジカメプリント (5.9 / 150) |
229円 | 294円 | 359円 |
DPE宅配便 (11.8 / 136) |
280円 | 410円 | 465円 割引有 |
しろくまフォト (6 / 199) |
284円 | 350円 | 416円 |
カメラのキタムラ (29 / 0) |
310円 | 620円 | 930円 |
フジデジタル ピクチャーズ (9 / 200) |
319円 | 418円 | 517円 |
vivipri (14.5 / 180) |
358円 | 518円 | 678円 |
楽だねonline (5 / 290) |
374円 | 429円 | 484円 |
さくっとプリント (20 / 227) |
470円 | 690円 | 910円 |
カメラのアマノ (32.7 / 200) |
580円 | 940円 | 1300円 |
SNAPS (18.1 / 454) |
700円 | 900円 | 1100円 |
SCENE (38.1 / 300) |
750円 | 1170円 | 1590円 |
ネットプリントでの注文枚数は、だいたい10枚前後、多くとも30枚以内になることがほとんどです。
自分が注文したい枚数の価格をチェックしてみましょう。
もちろん価格は安いほうが良いですが、ネットプリントには価格の他にも「画質」や「アプリの使用感」などの重要な部分がありますので、「価格が安ければそれで良い」というわけではありません。

『しまうまプリント』の送料

『しまうまプリント』の最安の送料は、100円(税別)です。
先ほどLサイズの価格調査をした17社の送料の平均を算出してみたところ、ネットプリント17社の送料平均(税別)は「約183円」でした。(送料0円のカメラのキタムラは計算から除外)
★「写真プリント送料」の価格分布(税別)
送料 | アプリ名(プリント単価)税別 |
0円 | カメラのキタムラ(29) (4枚以下注文不可) |
83円 | イメージングゲート(8.18) |
90円 | ヤマダプリント(8) |
98円 | プリントラッコ(6) |
100円 | しまうまプリント(7) |
110円 | アプリプリント(5) |
113円 | どんどんプリント(5.4) |
136円 | DPE宅配便(11.8) |
150円 | ABCデジカメプリント(5.9) |
180円 | vivipri(14.5) |
199円 | しろくまフォト(6) |
200円 | フジデジタルピクチャーズ(9) カメラのアマノ(32.7) |
227円 | さくっとプリント(20) |
290円 | SNAPS(18.1) 楽だねonline(5) |
300円 | SCENE(38.1) |
454円 | さくっとプリント(20) |
★「送料の価格差」の理由
400円以上の送料は宅配便。200円未満の送料はメール便などを使用しています。
細かい送料の差は、会社によって郵便局や運送会社との契約が違うので料金に差が出ているのです。
また、表を見るとわかるように「プリント料金を安くしたぶん、送料を高くする」などの経営戦略もあるんですよね。
『しまうまプリント』の価格まとめ
もう一度『しまうまプリント』でLサイズプリントを、10、20、30枚を注文したときにかかる総額を確認してみましょう。(最安の印画紙で計算します)
『しまうまプリント』の購入総額(税込) | |||
10枚 | 20枚 | 30枚 | |
Lサイズ1枚 (しまうまオリジナル) 「7円」 送料 「100円」 |
187円 | 264円 | 341円 |
各社平均 1枚「13.5円」 送料「183円」 |
349円 | 498円 | 646円 |
『しまうまプリント』のプリント料金は1枚7円(税別)。この価格は最安ではありませんが、十分にトップレベルの価格だと思います。
送料は100円(税別)とこれも同じくトップレベルの安さ。10枚あたりの購入総額では、190円以下6社の最安集団に入っています。

もちろん価格の安さはうれしいことですが、ネットプリントでは「アプリの使い勝手」や「画質」など他にも重要な面がありますので、価格だけで判断することはあまりおすすめしません。

『しまうまプリント』の画質

『しまうまプリント』の「しまうまオリジナル・Lサイズ」プリントの画質を見てみましょう。
写真プリントの画質の差
『しまうまプリント』の画質をチェックする前に、どのような基準で評価するかを説明します。
ネットプリントはすべて、印画紙を使用する銀塩プリントが採用されています。
現在の日本で行われている銀塩プリントはどこも高水準の品質が保たれており、「細部まで描写されているか」や「線のシャープさ」という点では、どの会社のプリントもあまり差はありません。
ただ、各社のプリントをならべてくらべてみると、あきらかに差が出る部分が2つあります。それが「明るさ」と「色」なのです。

写真プリントの「明るさ」

説明のために少し大げさに画像処理していますが、左が暗め、右が明るめ、の写真プリントです。基本的には人物の写真では「明るめが良い」とされています。
写真プリントの「色」

こちらも説明のために画像処理していますが、左が「青め」、右が「赤め」です。
写真プリントでは人物の写真は、「少し赤めの色味のほうが良い」という評価が一般的です。
しかし、「明るさ」「色」というものは主観であり、究極的には「個人の好み」でしかありません。
ここでの評価も、「私個人の好み」ということになりますので参考程度にしてください。
「並べてくらべれば違いがある」ということで、どの会社のプリントも単体で見れば「十分にきれいな写真」という感想になる人がほとんどだと思いますので。
『しまうまプリント』の画質・品質
『しまうまプリント』の写真プリントは、紙自体が発色する「印画紙」を使用した「銀塩プリント」方式でプリントされています。
今回紹介するプリントは選べる3の印画紙の中で1番安い『しまうまオリジナル』のLサイズ。
さすが画質に定評のある銀塩プリントだけあって、線はシャープでピシっとした印象。
まず「明るさ」について。
『しまうまプリント』のプリントは、ネットプリントの中でもトップレベルに明るいです。
これは人物の写真ではかなりの好印象。
スマホの写真は特に人物が多いですから、スマホ向きのセッティングだと思います。
銀塩プリントは少し暗めになっている場合も多いのですが、『しまうまプリント』は非常にクリアに感じるセッティングです。

「色」は少し赤系統にふれています。そのほうが人肌がキレイに見えるんですよね。
やはり人物の写真の需要が多いでしょうから、そのような設定になっているのでしょう。
銀塩プリントの弱点である重い雰囲気がまったくなく、ポップで明るい雰囲気のプリントになっています。私はかなり好きな傾向の画質です。
ネットプリントの中でもトップレベルの画質の良さは、『しまうまプリント』の大きなアドバンテージでしょう。

「ましかく」サイズ(89×89mm)もアプリから注文可能。Lサイズの短い方の辺が89mmですから、けっこうコンパクトなサイズになります。
スマホの写真は縦で撮る時も多いので、ましかくのほうが収まりが良いかもしれません。収納スペースも小さくなって便利です。

プリントの表面には光沢があります。けっこうテカリがあって、良い光沢具合です。
やはり光沢があると高級感が出るので良いですよね。
紙は多少コシがある感じで、ペラペラではありません。普通紙なんかよりは全然しっかりとした厚みがあります。
- 明るめの画質
- 色は人物向き
- 光沢あり

『しまうまプリント』の納期・配送
「しまうまプリント」の梱包

『しまうまプリント』の写真プリントの梱包は、プラスチックのトレイにビニールでパッケージされています。

こんな感じで中に写真プリントが納まっています。ポストにも楽に入りますし防水性がありそうなので、いろんな面で良い包装です。
「しまうまプリント」の納期
『しまうまプリント』の写真プリントの納期は、「発送日より3~7日程度」となっています。
「13:59までの注文で当日発送」で、その他の場合は翌日発送ですからおおよそ「4~8日ほど」で届くことになります。
私は関東ですが、だいたい5日ほどで届くことが多いです。地域によりますが、最大で8日と考えておけば良いでしょう。
8日はちょっとかかる感じがしますけど、5日ならばけっこう「すぐきた」という印象になります。工場が鹿児島なので、おそらく南のほうが早いのではないでしょうか。
当日発送は珍しいですけど、翌日発送ならばネットプリントの納期としては平均的かと思います。
- とにかく早い
- プラスチックのトレーで来る
『しまうまプリント』のアプリ
『しまうまプリント』の写真プリントは、パソコンとスマホの両方から発注可能です。スマホからだとダウンロード無料のアプリで注文することになります。
このスマホアプリ。ホントにかんたんに操作できて、初めて注文するときでもあっという間に作業が終われて、かなりの優れものだと思いました。

画面を見れば直感的に操作できるので説明は要らないのですが、次のような工程で作業をします。
- 印画紙のサイズを選ぶ
- 印刷する写真を選ぶ
- 印刷する範囲・枚数・「日付・フチ有り無し」を選ぶ
- 印画紙の種類を選ぶ
- 会員登録(初めての人)
- 配送方法・支払い方法を指定

印刷したい範囲を選ぶ「トリミング」機能もあります。

わたしもこういう作業は面倒であまり好きではないのですが、ほんとうにかんたんに出来るのでびっくりしました。
一番の手間は、住所などの情報を入力すること。ホントそれくらい他の作業はサッと終わります。
2020年にアプリがリニューアルされ、さらに使いやすくなりました。
ネットプリントアプリはあまり指定する項目が多くないのでアプリの性能差が出にくいと思うのですが、実際にいろいろなアプリを使ってみるとフリーズしたり、使いにくいアプリも存在するんですよね。
アプリのアップデートなどを、予算をかけて行っているかどうかが大切だと思います。
その点、『しまうまプリント』のアプリは文句のつけようのない出来で、これから何回も使用していくネットプリントとして信頼できるでしょう。

「しまうまプリント」の写真プリントで使えるクーポン
『しまうまプリント』の写真プリントで使える、「割引クーポン」をもらえる方法は3つあります。
- 「LINE友だち新規登録」で100円OFFクーポン
- しまうま「新婚割」
- 「パンパースギフトポイント」の無料クーポン
各クーポンを利用する方法は、どれも同じです。

スマホアプリなら「写真プリントの枚数などの画像に関する作業」「配送方法の指定」の後に「支払い方法の指定」の画面に来ます。
その画面の上部に「割引チケット(クーポンコード)」を入力する欄がありますので、そこにクーポンを入力するだけです。
「LINE友だち新規登録」で100円OFFクーポン
LINEで『しまうまプリント』の公式アカウントを友だち登録すると、「写真プリント時に使える100割引クーポン」がもらえます。
しまうま「新婚割」
「結婚挙式日あるいは婚姻届受理日から前後1年以内のカップル」に、
- 写真プリント 1,000円
- フォトブック 1,000円
- 結婚報告ハガキ 1,000円
- しまうまのアルバム 500円
の4つのクーポンががプレゼントされます。
(応募締切:2021年5月31日)
会員登録後、「結婚式の案内状」や「結婚式のウェルカムボード」「婚姻届受理証明書」などの画像を専用フォームから送って申請します。
審査に通ればメールでクーポンが発行されます。
「パンパースギフトポイント」の無料クーポン
おむつの『パンパース』のアプリをダウンロードして、商品パッケージの内側にあるQRコードを読み取るとポイントが貯まります。
ポイントが貯まると50種類以上あるギフトと交換できるのですが、その中に「しまうまプリントのLサイズ写真プリント無料クーポンコード(30、60、90枚)」があります。
「30枚のクーポンコード」の必要ポイントは400ポイント(60枚は800、90枚は1,200ポイント)。例えば「さらさらケア テープ・パンツ スーパージャンボ」を購入すると80ポイントついてくるので、5個買えば貯まる計算になります。
少し手間はかかりますが、赤ちゃんがいるとおむつをたくさん使いますし、プリントしたい写真も多くなるので良いかも。
3種類のプリントコースの比較

『しまうまプリント』の写真プリントでは、3種類のプリントコースが用意されていて好きなものを選ぶことができます。
以下は「Lサイズ1枚」の税抜き価格です。
- しまうまオリジナル 7円
- FUJICOLOR高級プリント 10円
- プロ仕上げ高級プリント 17円
しまうまオリジナル
1番安価なコースで、オリジナルの印画紙を使用。Lサイズ1枚7円。
サイスは「L」「ましかく」「2L」の3種類。オリジナル印画紙ですが、十分な高画質です。
FUJICOLOR高級プリント
フジカラーの印画紙を使用します。Lサイズ1枚10円
「L」「ましかく」「2L」を含む、10種類のサイズから選択可能。
プロ仕上げ高級プリント
プリント1枚1枚を、人が手動で明るさなどを調整してプリントしてくれるコースです。
Lサイズ1枚17円。
どのコースにすべきか?
今回、この3つのコースをくらべてみて細かい違いはありますが、私は最安の「しまうまオリジナル」を常用しようと決めました。
では実際の比較を見ていきましょう。
比較1「順光での人物」
まず、野外で顔に日が当たっている状態の写真。
全体にきちんと光がまわっていて、プリントする上でとくに難しいところのない写真です。
まず違いが一目でわかるのが、「プロ仕上げ高級プリント」
「プロが写真を最適な色に補正」してくれるプリントで、人が一枚づつ明るさや色などを調整してプリントしています。
見てわかるようにかなり明るい仕上がりになっています。
これは「プロ仕上げ高級プリント」全体に見られる傾向でして、人物の写真ではとにかく顔が明るくなるように調整しているんですね。
まあ確かにこういう写真は顔がよく見えるようになっているほうが良いんですけれど、この写真ではちょっと明るすぎるような気もします。好みの問題ではありますが。
他2つは「しまうまオリジナル」「FUJICOLOR高級プリント」
この2つは、「フジフイルムの印画紙」を使っているか「しまうまオリジナルの印画紙」を使っているかの差です。
もちろん価格はフジフイルムのほうが高いです。
しまうまオリジナルの印画紙とは「国内有名メーカーとしまうまプリントが協力して作成した印画紙(ペーパー)」とのことです。
この2つの違いはかな~~~り微妙な差です。
2つならべてよ~~く見ると、微妙~な色の違いはあります。
フジのほうが少しだけ赤っぽいかな。
でも正直、ならべてよーく観察しないと違いがわかりません。それくらいの小さな差です。

比較2「室内の人物」
天井からの照明の光が顔に当たり、やわらかい雰囲気になっています。
これもとくにプリントするのに難しいことはない写真です。

上の比較画像で見るよりも、実際はもっと「プロ仕上げ」が明るく見えます。
でも今回はやり過ぎという感じはなく、肌の影の黒みが薄くなりけっこういい感じです。
「FUJICOLOR高級」と「しまうまオリジナル」は、またもやあまり差がわかりません。
この2つも自然な明るさ・描写でこれだけ見ればちょうどよい感じで、けっしておかしくありません。
解像感について
ここまで明るさと色味のことばかり言っていたので、他の要素のことも言及しておきましょう。
よく解像などと言われる「どれくらい細かいところまで描写できているか」ということ。
わかりやすく意訳して言うと「ボヤっとしてなくてピシッとした写真かどうか」という感じですかね。
これに関しては、顔とか髪・肌などを見ている3つとも差はありません。3つともキッチリと描写されています。
ただ、服の文字などを見くらべてみると「FUJICOLOR高級」と「プロ仕上げ」の2つは「しまうまオリジナル」よりクッキリとしています。
「プロ仕上げ」はかなり明るい(コントラストが高くなる)ので、そのせいでクッキリ見えるだけかもしれません。
比較3「逆光の人物」
ホントの逆光ではなく、帽子で顔が影になっているだけです。
でもよくこういう場面ってありますよね。顔の表情が暗くてよく見えなくなっているという。

これこそまさに「プロ仕上げ」の面目躍如。
顔の表情がきちんとわかるようになっています。
周囲の明るさもギリギリ自然な感じ。さすがプロの仕事です。他の2つはどちらも顔の表情が見えず、周囲も暗い。
これは機械が明るさを自動で調整するためで、写真中央付近に明るいモノ(帽子・Tシャツ)がくるとそれを適正の明るさにするために全体が引っ張られ、全体的に暗めになる傾向があります。
「しまうま」「FUJICOLOR」の2つは悪いわけではありませんがちょっと全体的に暗めで、顔の表情がわかりません。
子どもの写真としては「プロ仕上げ」のほうが良いですね。
おすすめのコースはどれか
まず比較結果をまとめてみます。
プロ仕上げ高級プリント
とにかく顔が明るくでるので表情がよくわかる。
少し明るすぎて、描写がのっぺりしてしまうことがある。
FUJICOLOR高級プリント
色・描写は「しまうまオリジナル」よりちょっと良い。
自動プリントなので、顔が暗いときがある。
しまうまオリジナル
単体で見ればまったく高品質で不満なし。自動プリントなので、顔が暗いときがある。

結局どれにしよう
まあ先に結論は言っているのですが、理由をもう一度きちんと整理します。
「しまうまプリント」としては、結婚式などの写真は「プロ仕上げ」を推奨しているということです。
スマホなどで撮った日常の写真で「プロ仕上げ」を選ぶかどうかはケースバイケースですね。
これは好みの問題でもあるんですが、「プロ仕上げ」は顔をきちんと見せる露出にしてくれます。
でも画面全体で明るくなってしまうので、ちょっと不自然に感じることも。
予算の問題もありますが、ふつうの日常の写真だったら「プロ仕上げ」じゃなくても十分でしょう。
余談ですが「プロ仕上げ高級プリント」では、「しまうまオリジナル」と同じ印画紙を使用しているのか?
ということを「しまうまプリント」に問い合わせたところ「印画紙のメーカー・種類については答えらえない」とのことでした。
「プロ仕上げ」の印画紙も「国内有名メーカーとしまうまプリントが協力して採用できた印画紙(ペーパー)です。」との回答。
「しまうまオリジナル」と同じものかもしれないし、違うかもしれない。という結果でした。
今回、比較して思ったのは「しまうまオリジナル」もキッチリクッキリの非常に良い画質だということです。
わたしも画質はけっこうこだわるほうですが、このプリントを見て文句のある人もそうはいないだろうと思います。
「FUJICOLOR高級プリント」は、「しまうまオリジナル」との差はほんの少しで、ならべてくらべないとまず違いがわかりません。
写真を1枚だけ見せられて、「この写真は『FUJICOLOR高級プリント』と『しまうまオリジナル』のどちらですか?」と聞かれても、おそらく私にはわかりません。
ならべてよ~く見てなんとか・・・というレベルの違いですね。
よくよく見くらべてみると、コントラストや人肌の色味が「FUJICOLOR」のほうが良いです。
もし同じ価格なら「FUJICOLOR」を選びます。
ですが!少し価格差があるので、わたしは「しまうまオリジナル」を選びます。ふつうの用途ならクオリティ的にまったく十分ですし満足できます。

「しまうまプリントシステム株式会社 」とは
2010年設立の新しい会社です。
ネットで格安プリントを早期に始めたところで、順調に売り上げを伸ばしていて現在では150万人の会員がいます。
大規模にネットプリント事業を展開している企業です。
- NORITSUの高品質写真現像機『QSS』49台
- Fuji Xeroxの業務用カラーレーザー印刷機『Color 1000 Press』7台

プリント工場は鹿児島にあります。
ネットプリントの他に、フォトブックや年賀状なども販売しています。

「1枚7円」の驚ぎの低価格の要因としては、
- システム環境、ネットワーク設備、構内セキュリティシステムまで全て最新システムを導入
- 給水装置、廃液処理装置、梱包装置、フォトブック後加工機を自動化
- 徹底した高効率化によるコストダウン
ということがあるようです。
サイト、アプリもかなり予算がかけられていて本気度の高いものですし、業績は右肩上がりの企業だそう。
業界では有名な企業で、大手と言ってもいいと思います。まあ、あんまり小さいところだと心配ですからね。
「しまうまプリント」の弱点

ここまで『しまうまプリント』の写真プリントについて、わりと良い感想ばかりを書いてきたので、ここではデメリット・弱点について紹介します。
デメリット1「時間がかかる」
『しまうまプリント』はなかなか隙のないサービスであまり弱点が思いつかないのですが、ネットプリントなので「手にするまで時間がかかる」ということが1番の弱い点なのかなと思います。
『しまうまプリント』では商品が到着するまで「3~7日」ほどかかります。
なので「すぐにプリントが欲しい」という要望には対応できません。コンビニなどでは行けばすぐにプリントできますので、そこはネットプリントのデメリットと言えるでしょう。
デメリット2「あまり有名ではない」
ネットプリント界隈では『しまうまプリント』はかなり名前が知られている会社ですが、ネットプリントを利用したことがない人はまだ知らない人が多いでしょう。
『しまうまプリント』は『カメラのキタムラ』やマルチコピー機のある『セブンイレブン』などの有名どころと比べると、知名度では負けています。
やはり、最初は「知っている会社・サービス」のほうが注文しやすいですから、知名度という点も『しまうまプリント』の弱点と言えば言えるのかな、と思います。
- 手にするまで時間がかかる
- 知名度がない
「しまうまプリント」まとめ

ネットプリントはスマホの普及とともに最近では急速に広まりつつあります。
そのなかで『しまうまプリント』はアプリの出来もよく画質のレベルも高い、使いやすいサービスだと感じました。
ネットプリントの良いところってのは、なんといっても「楽」なんですよね。コンビニとかプリント店なんかだと、店舗まで行かなくちゃならないじゃないですか。外に出かけていって注文とか機械を操作とか、やっぱり面倒に感じちゃう。
ネットプリントだと注文すれば自宅ポストに入っているし、面倒なのは新規登録時の個人情報の入力だけ。あとはホントに楽にできるので気に入っています。
