『アプリプリント』で、スマホから写真プリントを作成したのでレビューします。
この記事では『アプリプリント』の長所だけではなく、短所もきちんとお伝えしますので購入検討中の方の参考になればと思います。
目次
『アプリプリント』の特徴
『アプリプリント』は熊本の写真専門店で、写真プリントの他にもネット上でフォトブックや年賀状を受け付けています。
「有名メーカー(ノーブランド)」の印画紙で「Lサイズ1枚6円(税込)」と格安料金で、パソコン(Win / Mac)スマホ(iPhone / Android)と幅広い媒体から注文できるのが特徴のネットプリントです。
- ノーブランドで「 Lサイズ1枚6円(税込)」
- パソコンとスマホで注文可能
- 熊本の写真専門店
一応『アプリプリント』の概要を載せておきますので、早くレビューを読みたい方はサラッと飛ばしちゃってください。
『アプリプリント』の概要
商品名 |
『アプリプリント』 |
販売会社名 |
株式会社ナカノカンパニー |
販売会社住所 |
熊本県上益城郡嘉島町鯰2779-1 |
プリントサイズ |
|
価格(税込) |
|
送料(税込) |
|
納期(5円プリント) |
午前10時までの注文は即日発送 ゆうメールは発送から4日程度、宅配便は3日程度で到着 (その他のプリントは+1日、プロ仕上げはさらに+1日) |
日付入れ |
有り |
自動補正 |
有り |
支払い方法 |
|
アプリプリント 5円プリント〜
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『アプリプリント』の「写真プリントの品質」はどうなの?
「スマホから印刷した写真プリント」は、仕事やプレゼントなど様々な用途に使われると思います。
どんな使い方をするにせよ、やはり「きちんとした写真プリント」が欲しいですよね。
プリンターで普通紙に印刷したような、ペラペラな不鮮明なものでは困りますので。
一般的には以下の4つの条件を満たすプリントが、「きちんとした写真プリント」とされています。(「一般的な用途」に限定してサイズはL判としました)
- 「銀塩プリント相当」の画質
- 大きさは「L判 (89×127mm)」
- コシのある紙質
- 表面は光沢あり
この4つの条件を満たしているプリントならば、それを見た人はほぼ「きちんとした写真プリント」と見なしてくれる、ということですね。
「銀塩プリント」というのは、紙自体が発色する「印画紙」に薬品を使って発色させるプリント方式。「昔ながらの写真屋さん」で使われている方式。
銀塩プリントは長い技術の蓄積もあり、シャープさや諧調といった画質面の評価は非常に高いです。
この「銀塩プリント」の画質が、一般的に写真プリントの「キレイな画質」という感覚のベースとなっています。
あとは、ある程度の厚み、と光沢。これをクリアしていると、「きちんとした写真プリント」と評価してもらえます。
もちろん『アプリプリント』も、印画紙を使用した銀塩プリントですから、どこに出しても恥ずかしくない高品質なきちんとした写真プリントです。
その点は安心してください。
ネットプリントと、
他の「スマホの写真を印刷する方法」
との比較
『アプリプリント』は、ネット注文でプリントを郵送してくれる「ネットプリント」です。
「ネットプリント」の他にも、スマホで撮影した写真を一定のレベルの「きちんとした写真プリント」にする方法が4つあります。
- 「コンビニ」で印刷する
- 「写真セルフプリント機」で印刷する
- 「写真プリント専門店」で印刷する
- 自宅で印刷(インクジェットプリンター・写真用紙を使用)
現在、誰にでも手軽に利用できる「スマホから写真を印刷する方法」は、この4つにネットプリントを合わせた5つに絞られるでしょう。
この「スマホから写真を印刷する5つの方法」はすべて、先ほど紹介した「きちんとした写真プリント4つの条件」を満たしているプリントです。
ただ、コスト面や手間など、それぞれの方法に長所短所があります。
「印刷する5つの方法」のメリット・デメリット
「スマホから写真をプリントする」ときに方法によって違いの出る要素は、以下の4つ。
- 写真を手にするまでの手間
- 写真を手にするまでにかかる時間
- 写真1枚あたりの価格
- 写真の画質
「プリントする5つの方法」を、上記の4要素で評価してみました。
手間 (楽さ) |
時間 (早さ) |
価格 (安さ) |
画質 (きれいさ) |
|
ネットプリント | ◎ | × | ◎ | ◎ |
コンビニ印刷 | △ | 〇 | △ | 〇 |
セルフプリント機 | × | 〇 | × | 〇 |
写真プリント店 | × | △ | × | ◎ |
自宅プリンター | × | ◎ | △ | ○ |
こう見てみると、それぞれの方法にメリットデメリットはあります。総合的には「ネットプリント」が優位かな。
わたしはスマホの写真を印刷する時は、最近ではもっぱらネットプリントです。
スマホアプリで注文すれば、後はポストに届くのを待つだけなのでかなり楽。
他の方法とくらべて少し時間がかかりますが、急いでいないときには良い選択だと思います。
比較記事もありますので、興味のある方はご覧ください
『アプリプリント』の価格
『アプリプリント』の価格を、他社との比較や相場の面からチェックしてみましょう。
『アプリプリント』のプリント価格
『アプリプリント』の価格は以下の通りです。
価格(税込) | |
Lサイズプリント1枚 (有名メーカー) (89×127mm) |
6円 |
ましかくプリント1枚 (三菱製紙) (89×89mm) |
10円 |
送料(ゆうメール) (最安の配送方法を選択) |
121円 |
しかし、「ネットプリントの相場」がわからないと、この価格をどう評価したら良いのか迷ってしまいますよね。
他の「スマホから注文できるネットプリント12社」のプリント料金を調べてみました。
実際の写真プリントの価格分布は、以下のようになっています。
プリント価格 (税込) |
アプリ名(税込み送料) |
7円 | どんどんプリント(125) |
8円 | しろくまフォト(219) |
9円 | しまうまプリント(130) |
9.9円 | フジデジタルピクチャーズ(220) |
10円 | イメージングゲート(275) |
13円 | DPE宅配便(275) |
16円 | vivipri(198) |
20円 | SNAPS(500) |
22円 | さくっとプリント(250) (アプリはiPhone版のみ) |
31円 | カメラのキタムラ(0) (4枚以下注文不可) |
36円 | カメラのアマノ(220) |
52円 | SCENE(330) |
ここで注意してもらいたいのは、ネットプリントの購入額は送料によって大きく違ってくるということ。
比較する商品によっては、「送料の価格差」が「プリント料金の価格差」より大きくなることが起こります。
例として価格比較を出しておきますが、このような逆転現象が起こります。
プリント価格 | 送料 | 10枚の 購入総額 (税込) |
|
イメージングゲート | 10円 | 275円 | 375円 |
vivipri | 16円 | 198円 | 358円 |
こういうことがあるので、単純に「プリント価格が安い」からといってお得になるわけではありません。
「ネットプリントでどの商品がお得か」というのはプリント価格の他に送料も絡んでくるので、注文する枚数にもよります。
「1枚の価格だけで単純に判断はできない」ということですね。
10~30枚購入にかかる総額の相場
『アプリプリント』の購入総額(税込) | |||
10枚 | 20枚 | 30枚 | |
Lサイズ1枚 (有名メーカー) 「6円」 送料 「121円」 |
181円 | 241円 | 301円 |
各商品を10枚、20枚、30枚購入したときの、送料税込の購入費用の総額の一覧表を作ってみました。
購入にかかる総額(プリント価格+送料+税) | |||
アプリ名 (プリント単価 / 送料)税込 |
10枚 | 20枚 | 30枚 |
どんどんプリント (7/ 125) |
195円 | 265円 | 335円 |
しまうまプリント (9/ 130) |
220円 | 310円 | 400円 |
しろくまフォト (8 / 219) |
299円 | 379円 | 459円 |
カメラのキタムラ (31 / 0) |
310円 | 620円 | 930円 |
フジデジタル ピクチャーズ (9.9 / 220) |
319円 | 418円 | 517円 |
vivipri (16 / 198) |
358円 | 518円 | 678円 |
イメージングゲート (10 / 275) |
375円 | 475円 | 575円 |
DPE宅配便 (13/ 275) |
405円 | 535円 | 590円 割引有 |
さくっとプリント (22 / 250) |
470円 | 690円 | 910円 |
カメラのアマノ (36 / 220) |
580円 | 940円 | 1300円 |
SNAPS (20 / 500) |
700円 | 900円 | 1100円 |
SCENE (52 / 330) |
850円 | 1370円 | 1890円 |
ネットプリントでの注文枚数は、だいたい10枚前後、多くとも30枚以内になることがほとんどです。
自分が注文したい枚数の価格をチェックしてみましょう。
もちろん価格は安いほうが良いですが、ネットプリントには価格の他にも「画質」や「アプリの使用感」などの重要な部分がありますので、「価格が安ければそれで良い」というわけではありません。
『アプリプリント』の価格まとめ
『アプリプリント』のプリント料金は、とにかく安いです。
もちろん価格の安さはうれしいことですが、ネットプリントでは「アプリの使い勝手」や「画質」など他にも重要な面がありますので、価格だけで判断することはあまりおすすめしません。
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『アプリプリント』の画質
『アプリプリント』のLサイズプリントの画質を見てみましょう。
写真プリントの画質の差
『アプリプリント』の画質をチェックする前に、どのような基準で評価するかを説明します。
ネットプリントはすべて、印画紙を使用する銀塩プリントが採用されています。
現在の日本で行われている銀塩プリントはどこも高水準の品質が保たれており、「細部まで描写されているか」や「線のシャープさ」という点では、どの会社のプリントもあまり差はありません。
ただ、各社のプリントをならべてくらべてみると、あきらかに差が出る部分が2つあります。それが「明るさ」と「色」なのです。
写真プリントの「明るさ」
説明のために少し大げさに画像処理していますが、左が暗め、右が明るめ、の写真プリントです。基本的には人物の写真では「明るめが良い」とされています。
写真プリントの「色」
こちらも説明のために画像処理していますが、左が「青め」、右が「赤め」です。
写真プリントでは人物の写真は、「少し赤めの色味のほうが良い」という評価が一般的です。
しかし、「明るさ」「色」というものは主観であり、究極的には「個人の好み」でしかありません。
ここでの評価も、「私個人の好み」ということになりますので参考程度にしてください。
「並べてくらべれば違いがある」ということで、どの会社のプリントも単体で見れば「十分にきれいな写真」という感想になる人がほとんどだと思いますので。
『アプリプリント』の画質・品質
『アプリプリント』の「有名メーカーLサイズ」の画質を見てみましょう。
くっきりしていて、ふつうにキレイな銀塩プリントという感じです。
「明るさ」の面では標準的で良い感じかな。
屋内の写真。適度な明るさで良いと思う。
「色」の面では人肌の部分で見ると、もうちょっと赤っぽいほうが好みではあります。とはいえ、価格も安いし十分に高品質なプリントと感じました。
画質意外の品質をチェックします。
プリントの表面にはバッチリ光沢があります。
厚みも十分にあり、ペラペラではありません。
裏面です。メーカー名の記載はありません。「有名メーカー」とはどこなんでしょうか。
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『アプリプリント』のサイズ
『アプリプリント』の印画紙サイズは以下の通り。
- 「有名メーカー」Lサイズ
- 「三菱製紙」
ましかくS / L / LW / DSC / KG / 2L / ましかくL / DSCW / 6切 / W6切 / 4切 / W4切 - 「三菱製紙・プロ補正」
L / LW / DSC
「プロ補正」とは、人が手動でプリントを調整してくれるコースです。
特にこだわりのない人は、「有名メーカー」Lサイズで良いでしょう。
『アプリプリント』の納期・配送
『アプリプリント』の梱包
『アプリプリント』では写真プリントは上のような封筒に入って届きます。
さらに写真プリントはビニールの袋に収納されています。雨などで封筒が濡れても安心です。
『アプリプリント』の納期
『アプリプリント』の納期は以下のとおりです。
午前10時までの注文は即日発送
ゆうメールは発送から4日程度、宅配便は3日程度で到着
(その他のプリントは+1日、プロ仕上げはさらに+1日)
「午前10時までの注文で即日発送」はかなりの早さです。
それ以降の注文は翌日発送でしょうから、注文から5~6日程度で到着する計算になります。
ネットプリントとしては十分な納期かと思います。
『アプリプリント』のアプリ
『アプリプリント』でスマホから注文する場合は、無料でダウンロードできるアプリを使うことになります。
写真プリントを発注するときは指定する項目が少ないので、思ったよりかんたんに作業は終わります。具体的には、
- 写真を選ぶ
- トリミング、枚数指定
- 日付、支払い、配送方法指定
の順で作業を行います。
一番手間なのはプリントする写真を選ぶことかと思います。
印刷範囲の指定では、画像を拡大することも可能。この機能は実装しているところが少ないので貴重です。
アプリは初めてでもかんたんに操作できて、スムーズに発注可能な優れたアプリだと思いました。
『アプリプリント』のライバル
『アプリプリント』のライバルとなるサービスには、どのようなものがあるでしょうか。
考えられるライバルとしては2つ。
一つは同じ仕組みを持つ「ネットプリント」。
スマホアプリにも今ではたくさんのネットプリントが存在し、それぞれ画質の傾向や価格などが違います。
比較検討記事も書いていますので、気になる方はご覧ください。
もう一つは、「コンビニのマルチコピー機での印刷」がライバルとなるでしょう。
コンビニの写真プリントは、店舗ですぐに印刷が可能なので「早さ」が一番のメリット。
コンビニの写真プリントは画質こそ銀塩プリントに少し劣りますが、通常の用途では十分に「きちんとしたプリント」として通用する品質を持っています。
ただ、価格は「L判1枚20~40円」と、ネットプリントよりも高めな設定。
少ない枚数の印刷で急いでいるときには、利用する価値があるでしょう。
『アプリプリント』の長所・短所
『アプリプリント』の長所と短所をまとめてみました。
『アプリプリント』の短所・デメリット
- 知名度がない
- 自動補正の有り無しが選べない
『アプリプリント』の長所・メリット
- プリントの価格がかなり安い
- 送料がかなり安い
- 納期が早い
- パソコンからも注文できる
『アプリプリント』のまとめ
今回は『アプリプリント』でスマホから写真プリントを注文したレビューをお届けしました。
『アプリプリント』の特徴としては、プリント料金、送料ともにとにかく安い!ということです。価格を重要視している方は確実に候補にあがってくるネットプリントでしょう。
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