「スマホで撮影した写真データを、本体(SDカード)以外の他の場所に移したい」という場合に使える保存先を4つ紹介します。
スマホのデータの保存先としては、細かいバリエーションを抜きすれば現在ではこの4つです。
各方法のメリット・デメリット、長期保存でかかる費用も細かく説明していますので、参考になれば幸いです。
目次
スマホの写真を保存する4つの方法
スマホの写真を本体(ストレージ/マイクロSDカード)の外に保管する実用的な方法は、以下の4つ。
- クラウド
- ハードディスク(パソコン)
- DVD
- 印刷(プリント・本)
それぞれの方法に長所短所がありますので、くわしく解説していきます。
その解説の後に以下の「3つの判断基準」で、最適な保存方法を考察していく進行です。
- 手間のかからない方法
- 1枚あたりのコストが低い方法
- 長期保存に適した方法
「労力」や「費用」、「安全性をどこまで追求するか」で、選ぶべき保存方法は違ってきます。
この記事を読んで「自分は何を重視するか」が明確になれば、選ぶべき方法も決まってくるでしょう。
4つの保存方法のメリット・デメリット
それでは4つの方法の長所短所を見てみましょう。
「クラウド」のメリット・デメリット
ネットを通じてデータを保管できるオンラインストレージがあり、「クラウド」と呼ばれています。
この「クラウド」に、スマホのデータを保存することが可能です。「icloud」「googleフォト」などが有名。
「クラウド」のメリット
「クラウド」のメリットは主に3つあります。
★メリットその1「便利」
クラウドにデータを保存するときは、スマホと「ネットに接続できる環境」があればOK。他には何も必要ありません。
ほぼいつでもどこでも保存作業を行うことができるので、とても便利。手軽さという面では「4つの写真保管方法」の中で一番です。
★メリットその2「場所を取らない」
ハードディスクやプリントにして保存する方法は、物理的な保管スペースが必要になります。
その点、「クラウド」ではネット上にデータをアップしますので、自分で保管場所を用意しなくても大丈夫です。
★メリットその3「価格が安い」
「クラウド」では各サービスで「無料で使える容量」が存在します。
例えば「googleフォト」では15GBが無料で使用でき、写真1枚の容量を4MBとすると3,750枚もの写真データを保管可能です。
無料分で足りなくなったとしても、手頃な価格で容量を増やすことができます。(iCloudなら50GBで月額130円)
「クラウド」のデメリット
「クラウド」のデメリットは2つあります。
★安全性が心配
基本的にはクラウドに保存していたデータが勝手に消えることはありません。
ネットの掲示板でクラウドのトラブル例などが書き込まれているのも見ましたが、操作を間違えない限りトラブルが起こる確率は非常に低いと言えるでしょう。私もそういうトラブルは一度も経験していません。
ただ、アカウントの不都合でログインできなくなるなど、不慮の事故は絶対にないとは言えないのです。
クラウドは「自分の関知しない理由でデータが消える」という事故が起こる確率は、非常に少ないながらもゼロではありません。
★継続的にコストがかかる
各クラウドサービスには、5~15GBほどの無料で使用可能な容量があります。
スマホの写真データは蓄積されていきますから、クラウドの使用期間が長くなると容量が足りなくなってしまいます。そうなったときは有料で容量アップが必要です。
月の料金は微々たるものですが、その先もずっと継続的に費用が発生しますから「長期的に見るとコストが高い」という見かたもできます。
おすすめの「クラウド」
「クラウド」には無料で利用できる容量と、その先の有料のサービス(容量アップ)があります。
ここでは代表的なものを4つ紹介します。
- iCloud
- Googleフォト
- OneDrive
- Amazonプライムフォト
4つとも iPhone/Androidで利用できますが、iPhoneなら「iCloud」、Androidなら「googleフォト」にするのが一般的ではあります。
*横スクロール します |
無料分 | 有料サービス (月額・税込) (容量は無料 分を含む) |
備考 |
iCloud | 5GB | 50GB 130円 200GB 400円 2TB 1,300円 |
|
Googleフォト | 15GB | 100GB 250円 (年額2,500円) 200GB 380円 (年額3,800円) 2TB 1,300円 (年額13,000円) |
|
OneDrive | 5GB | 100GB 224円 1TB 1,284円 |
1TBプラン (365Personal) はOfficeアプリ も利用可 |
Amazon Photo | 5GB | 100GB 250円 1TB 1,300円 |
プライム会員は 容量無制限の 写真ストレージ と5GBのファイル ストレージを 利用可能 |
どのクラウドが良いのか
基本的には最初は無料分が15GBと頭一つ抜けている、「googleフォト」でOKでしょう。
有料で契約するなら、「iCloud」「googleフォト」のどちらかにするのが無難。「googleフォト」のほうが年額料金にするとお得にはなります。
Amazonプライム会員の人は追加料金なしで「写真ストレージが容量無制限」ですから、利用しない手はありません。
Google フォト
Google LLC無料posted withアプリーチ
Google One
Google LLC無料posted withアプリーチ
「ハードディスク・パソコン」のメリット・デメリット
自分で所有するパソコンやハードディスクに、スマホのデータを保存する方法があります。
「ハードディスク・パソコン」のメリット
★価格が安い
スマホからも直接アクセスできる個体のデータ保管用ハードディスクは、2TB(2,000GB)の容量で安い商品は19,360円(税込)から、パソコン接続のハードディスクは1TBで6千円台からあります。
クラウドの「googleフォト」は2TBの有料プランを契約すると、年額13,000円。ハードディスクは少し割高ですが、一度購入してしまえば一定の期間はコストはかかりません。(長期的には入れ替えが必要)
コスト面ではパソコン接続のハードディスクは費用を安く抑えることができます。
★安心感がある
自宅に設置してあるパソコンやハードディスクであれば、「データが勝手に消えた」などのトラブルが起こりにくいであろうという安心感があります。
ただ、それもなんとなく「安心感がある」というだけで、クラウドとくらべて特別に安全であるわけではありません。
「ハードディスク・パソコン」のデメリット
★故障・破損する恐れ
ハードディスク・パソコンともに滅多なことでは壊れませんが、購入から時間が経つと故障する確率も高まってきます。
もし動作しなくなったとしても修理に出せばデータは取り出せる可能性は高いですが、かなりの費用と手間がかかります。
★保管スペースが必要
物理的に保有する媒体ですから、保管スペースが必要です。
大した広さではありませんが、スペース無しですむクラウドよりはコストがかかります。
★災害などに弱い
火事や水害などがあると、貴重なデータがダメになる恐れがあります。
おすすめのハードディスク
★BUFFALO 「おもいでばこ」
スマホの写真をハードディスクに保存するのなら、wifi内蔵でスマホからの利用が楽な「おもいでばこ」シリーズが便利です。
Amazonでは1TBモデルが2万円台後半で購入可能。googleフォトと連携でき、テレビで画像確認もできる優れものです。
「パソコンに接続して使う外付けハードディスク」より価格は高くなりますが、スマホやカメラからの画像・映像の保存に特化されている商品なのでいろいろ便利で使いやすいと思う。
★エレコム「 ELP-ETV010UBK」
パソコン経由で使用するハードディスクなら、1TBで6千円程度とかなり価格は安くなります。
ただ、保存作業に手間はかかりますので一長一短です。
「DVD」のメリット・デメリット
スマホの写真データをパソコンに送り、そこからDVDにデータを保存することができます。
「DVD」のメリット
★価格が安い
データ用のDVD-Rは、安価なものなら1枚あたり20円ほどから購入できるようです。
DVD-Rは1枚で4.7GBほどの容量がありますから、4.7GBが20円だとするとかなりコストは安くなります。
「DVD」のデメリット
★寿命が短い
DVDの寿命は25°の保管で最低15年と言われています。
ただ、保管状態によってはもっと短い時間で読み込み不能になることも。
30°の保管で最低9年で読み込みできなくなることもあるそうですので、一度DVDにデータを書き込んでも9年以内には引っ越し作業をしなくてはならないのです。
★保管スペースが必要
DVD-Rを1枚4.7GBとすると、1TBの容量を確保するには213枚のDVD-Rが必要になります。
DVD-R1枚は薄いにせよ、200枚になるとちょっと場所をとる印象です。
「写真プリント・本」のメリット・デメリット
スマホで撮った写真をプリントして保管する方法です。最近では安価で写真を本(フォトブック)にしてくれるサービスもあります。
「写真プリント・本」のメリット
★故障がない
写真プリントや本は不具合で見られなくなるということは、ほぼありません。
★他に媒体が要らない
データでは長く保管することを考慮すると、数十年後には形式や媒体が変化してそのままのデータでは見られなくなっていることが考えられます。
昔主流だったカセットテープやビデオテープなどは、今では再生機器がない家庭も多いでしょう。
紙に印刷してしまえばその点は心配要りません。
「写真プリント・本」のデメリット
★注文、整理が手間
最近ではスマホから写真プリントを直接注文できるネットプリントもあり、楽に写真プリントを購入することができます。
それでもクラウドにデータを保存するのにくらべたら、かなりの手間が必要です。
写真プリントが届いた後にも、アルバムに収納する作業もあります。フォトブックはその点の手間は省略できるので便利。
★保管スペースが必要
写真アルバムも期間が長くなってくると、かなりスペースをとります。4つの方法の中で一番スペースが必要になってくる方法です。
★価格が高い
価格の安さが売りのネットプリントだと、最安でL判1枚6円くらいからあります(送料別)。
かなり安く感じますが、他のデータ保存とくらべると大幅に高い価格です。
★火事や水害に弱い
クラウドと違い、天災などの物理的な被害の恐れがあります。
どの保存方法がベストか?
ここまで、スマホの写真を保存する4つの方法のメリット・デメリットを見てきました。
- クラウド
- ハードディスク(パソコン)
- DVD
- 印刷(プリント・本)
この4つの写真保存の方法を、以下の3つの観点で評価してみます。
- 手間のかからない方法
- 1枚あたりのコストが低い方法
- 長期保存に適した方法
手間のかからない方法
スマホの写真を保存するということは、保存作業を行う回数は多くなります。
やはり手間が少なく保存できる方法のほうが好ましいですよね。
かんたんに保存できるか | |
クラウド | ◎ |
ハードディスク | 〇 |
DVD | △ |
印刷 | × |
かかる労力という面では、やはり「クラウド」が一番手間いらずです。
各方法で保存にかかる手間をチェックしてみましょう。
クラウド
一番手間のかからない写真保存の方法は、「クラウド」です。
「iCloud」「googleフォト」は同期設定しておけば、自動でクラウドに写真データを保存してくれてほんとに手間いらず。
ハードディスク
ハードディスクもスマホ対応のものを買えば、ケーブルなどで接続することなくデータ保存が可能。
ただ、保存作業は必要です。
DVD-R
DVDは一度パソコンに取り込んでから書き込みしますので、けっこう面倒。DVD-Rの購入の手間もあります。
印刷
写真プリントは購入作業、後にアルバムに入れるという手間もあり、クラウドなどとくらべるとかなり手数がかかります。フォトブックはその点は多少楽です。
1枚あたりのコストが低い方法
「一ヵ月にスマホで撮影した写真データ100枚分を保存する」として、10年、20年のトータルでかかるコストを計算してみました。
写真1枚あたりの容量は約4MBとします。(iPhoneは「高効率」を選択すると保存形式が「HEIC」となり、容量がjpegの半分近くになりますので1枚2MB程度)
1年 | 10年 | 20年 | |
クラウド 「iCloud」 (高効率HEIC形式 使用時) |
無料 | 38,400円 (3年目以降 200GB月額 400円契約) |
86,400円 |
クラウド 「google One」 (googleフォト) |
無料 | 11,400円 (7年目以降 200GB年額 3,800円契約) |
49,400円 |
ハードディスク 「おもいでばこ」 1TB PD-1000 |
27,527円 | 55,054円 (5年ごと に買替) |
110,108円 (5年ごと に買替) |
ハードディスク エレコム ELP-ETV010UBK 1TB |
5,900円 | 11,800円 | 23,600円 |
DVD-R (1枚4.7GB) |
約20円 | 約200円 | 約600円 (10年ごとに 書き換え) |
印刷 (ネットプリント) |
約11,976円 プリント1枚7円 送料100円×12 アルバム360枚入 720円×3.3 として計算 |
約119,760円 | 約239,520円 |
金銭的なコストが一番低くなるのは、DVD-Rがぶっちぎりで一位でした。
その次が「外付けハードディスク」。製品自体の価格もかなり低くなっていますしね。
3番目が「googleフォト」。無料分が多いので、その期間の費用が浮くのが大きいです。
ただし「DVD-R」「ハードディスク」は、長期保存には安全性の面で注意が必要ですので注意してください。
クラウド
高画質で保存すると、4MB×100で一ヵ月に400MB、1年で4,800MB(HEIC形式2,400MB)のデータが溜まります。
googleフォトでHEIC形式で保存したとして、他に保存してあるデータの容量を考慮しなければ6年分保存可能です。(1GB=1,000MB)
googleフォトは無料分が15GBと大きいので、無料分が5GBの「iCloud」よりお得になります。
googleフォトは、年契約だと料金が安くなるのも長期になると地味に大きい。
ハードディスク
BUFFALO社のデータ保存用ハードディスク「おもいでばこ」は、ネットとも接続できてスマホから直接のデータ転送も容易です。
「おもいでばこ」のメーカー保証は3年だそう。こういう機械は壊れるときは新しくても壊れるし、反対にかなり長持ちしたりすることもあります。
今回は5年ごとに買い替える設定にしました。さすがに10年とかになると心配ですからね。
本体価格はそんなに高額ではありませんが、5年ごとに買い替えるとなると20年ではけっこうな額になりました。
エレコム 「ELP-ETV010UBK」はパソコンに接続して使うハードディスク。こちらは単価が安く、同じようなハードディスクに乗り換えていくとすると、かなり安価に運用が可能です。
ただ、10年後も「外付けハードディスク」という商品が販売されているかは微妙ですが。
DVD-R
「DVD-R」は数十枚のものをまとめ買いすると、1枚あたりの価格はかなり安くなります。
最短で9年ほどで読み込めなくなるという説があるので、10年ごとに書き換えとしました。
ただ、安価な商品は保存状態によっては5年くらいで読み込めなくなるという情報もありますので注意が必要です。
コスト的には、ぶっちぎりで安くデータ保存が可能という結果になりました。
ただDVDも10年後にも販売しているかどうかわかりませんし、そもそも読み取る機械が手元になくなる恐れもあります。
印刷(ネットプリント)
印刷では、安価で便利な「ネットプリント」で計算しました。写真プリントは一度印刷してしまえば、100年程度は鑑賞に足る品質を保てます。
安価なネットプリントでも送料はかかりますし、収納するアルバムも必要です。
ネットプリントの価格は1枚7円を採用。アルバムはAmazonで品質の良い大容量の商品の価格を参考にしました。
かかるコスト的には他を引き離して圧倒的に高い。年に11,976円と聞くと「まあそんなものかな」と思いますが、20年になると大きな金額になっちゃいますね。
長期保存に適した方法
それぞれの方法は長期保存にどれくらい適しているのでしょうか。
保存可能期間 | |
クラウド | 〇 サービスが続く限りOK |
ハードディスク 「おもいでばこ」 |
〇 3年保証 |
DVD | △ 最短9年 |
印刷 | ◎ 100年程度はOK |
「長期保存の安全性」という点で見ると、印刷物が一番安全です。
デジタルデータというものは非常に便利ではありますが、実は長期的な保存には適しません。
10年後、20年後には保存形式や媒体が変化している可能性が高く、定期的に保存方法を変えたり検討したりすることは、長期的には大変でコストが高くなるのです。
クラウド
クラウド上に保存したデータは、原理的に自然に消失することはありません。
けれども、もし保存したはずのデータが無くなっていたとしても、googleやAppleが保証してくれるわけではないのです。
データが勝手に消えてしまうことはほぼゼロだと思われますが、ネット上の口コミにはわずかながら「データが消えてしまった」という声が聞かれました。
もしかしたらその人の操作ミスかもしれません。でも、消えてしまう可能性はまったくのゼロではないということです。
クラウドのデータ預かりサービスがいつまで存続するのかもわかりません。現在の隆盛を見ると無くなることはないように思えますが、こういう世界の流行り廃りは激しいものです。
コストに見合わなくなったら、躊躇なく廃止されてしまうでしょう。
ただ、その場合でも早めに告知はあるでしょうから、データを移動させれば良いのでしょうけれど。
そういう意味では、安全に長期保存はできそうだけれど「逐一サービスの動向を気にしていないといけない」というところでしょうか。
ハードディスク
ハードディスクの寿命は使用環境により大きく異なりますが、一般的にはだいたい3~4年程度を言われてるようです。
ただ、データー保存用のハードディスクはパソコン内蔵のものより使用頻度が落ちますので、もう少し持ちそうな気はします。
BUFFALO社のデータ保存用ハードディスク「おもいでばこ」は3年保証だそうです。
安心感を得るためには、3年ごとの買い替えが良いのかもしれません。
ただ、3年おきに買い替えていくとなると、長期的にはかなり作業的、心理的な負担になる感じですね。
DVD-R
「DVD-R」は30°の保存で最短9年で読み込めなくなるというデータがあります。
ですから、安全性を考えると5年くらいで書き換えたほうが良いのかもしれません。
あまり上部な素材を使ってはいませんから、物質的な変化で不具合の出る可能性はDVDが一番高いでしょう。
ずっと定期的に書き換えていくことを考えると、安価だけれどちょっと負担の大きい方法ですよね。
印刷(ネットプリント)
写真をプリントしてしまう方法は、価格も高くつき手間もかかりますが写真を長期的に保存する方法としては一番確実です。
プリントをきちんとアルバムに入れてしまえば、100年程度、私たちが生きている間はきちんと見られる画質は保持されますし、データ保管のように故障や不具合の心配もありません。
映画も最近ではかなりの部分がデジタル化されていますが、長期保存のためにあえてフィルム化する場合が多いそうです。
デジタルは保存形式やソフト、アプリケーション類の存在期間が短いので、長期的には再生できなくなる恐れがあるのです。
それに対応するため、5年、10年の単位でファイル形式やソフト等の更新作業を頻繁に行う必要があり、コストがかなり高くつくそう。
フィルムは保存環境がよければ、100年程度は問題なく保存できるそうです。
スマホの写真もこれと同じで、クラウドやハードディスクは便利でコストも安いですが、長期的な保存には気を使います。
プリントやフォトブックなどの印刷物は手間がかかり価格は高くつきますが、一度作ってしまえばよほど過酷な環境に置かない限り、放っておいても消失する心配はありません。
そういう意味では、「安心安全な長期保存」には印刷が一番適していると言えるしょう。
写真プリント 写真の現像 ネットプリントは しまうまプリント
SHIMAUMA PRINT, K.K.無料posted withアプリーチ
1番安全安心な保存方法は?
今回は「スマホの本体(ストレージ/マイクロSDカード)以外の場所で写真データを保存する方法」を4つ紹介しました。
- クラウド
- ハードディスク(パソコン)
- DVD
- 印刷(プリント・本)
一番かんたんで無難な方法は、やはり「クラウド」です。
ただ、「写真をデータのまま保存する」のは、今現在では便利ですが長期的にはリスクのある行為であることを説明しました。
2つの併用がベスト
スマホのストレージだけにデータを保存しておくのは、紛失や破損の恐れもありますので危険です。
クラウド上にデータを保存すれば、その写真を撮影したスマホを使用しているうちは2つのデータが存在します。
データは蓄積されて容量は増えていきますので、やがて機種の乗り換え時にはリセットせざるを得ず、保存されるのはクラウド上のデータだけになってしまうのです。
もし万一クラウドで何かトラブルがあればデータは永遠に喪失されてしまいますので、心配な人はクラウドの他にももう一つ保存先を考えておくべきでしょう。
すでに見てきたように、データでの保存は便利ではありますが、10年以上のスパンで考えると想像以上にコストや手間がかかるものです。
デジタルデータで画像を保存することは、将来的に読み込み不能になるなど「長期的」にはリスクが大きくなります。
手間と金銭的な負担は大きくなりますが、印刷して「物」として残しておくのがかなりリスクの低い方法です。
印刷物が喪失するのは、ほぼ火事や天災などに限られますので確率は相当低くなります。
- クラウド
- 印刷物
この2つ方法で保存していくのが、現実的なリスクの低い方法でしょう。
「ネット上」と「自宅」
「データ」と「物」
2つにわけてリスク分散するのが、「長期的な安全性」という面ではおすすめ。
クラウドに保存した写真をすべて印刷するのではなく、抜粋して少なめにするのが長続きするコツです。
Google フォト
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Google One
Google LLC無料posted withアプリーチ
まとめ
今回は「スマホの写真を保存する方法」をお伝えしました。
写真をデータで保存すれば多くの媒体で写真を表示できるので便利ですが、長期的な保存には意外とリスクがあることがお分かりいただけたでしょうか。
大切な写真の保存は、デジタルとアナログの2つの併用がリスクが少なく最も現実的です。
データ保存は一ヵ所に集中させておくと万一の場合すべて失ってしまいますので、ほんの少しづつでも印刷物にしておくとリスクヘッジになるでしょう。