「TOLOT(トロット)」のフォトブックを作成したのでレビューします。
「TOLOT(トロット)」のフォトブックはなんとワンコイン500円(送料・消費税込)で作れるフォトブック!
配送料も税金もぜ~んぶ込みで「500円」ですからね。これはなかなかお買い得。
実際に購入してみた感想は、
- 商品の質がよい
- 発注がしやすい
- 表紙デザインの種類が多い
と、なかなかの好印象でした。
とは言っても、今までに何度も作ったことあるんですけどね。
だから、「TOLOT(トロット)」についてはそこそこ知っているつもり。
今回はメリットからデメリットまで本音でレビューしていくので、購入するかどうか検討している方は参考にしてください。(紹介コード・クーポンも掲載)
この商品はスマホ(iphone / Android)パソコン(Windows / Mac)対応です。
目次
TOLOT(トロット)の概要

「TOLOT(トロット)」はフォトブックだけではなく、「毎月カレンダー・卓上カレンダー」や、名刺代わりに使えるQRコードつき写真プリント「TOLOT I.D(トロットアイディー)、ポストカードなど複数の写真関連商品を展開しているサービスです。
「TOLOT(トロット)」のフォトブックがいつから販売されているか調べてもわからなかったけれど、私が初めて作成したのが2014年なので最低でも6年近く販売している商品ということになります。
当時は「自分で作れるフォトブック(写真アルバム)」というサービスがまだ少なくて、「TOLOT(トロット)」のフォトブックは「印刷・製本が自動化されて価格が500円」ということでは話題になっていたような記憶がある。
細かいこともがっつりレビューしていきますが、「TOLOT(トロット)」のフォトブックについて最低限知っておいて欲しい情報は以下の3つです。
- スマホアプリ・パソコンから作れる
- 500円と1,000円の商品がある
- 写真印刷枚数は22枚と55枚
後は一応、商品の概要を少し紹介します。
早くレビューを見たい人はサッと飛ばしちゃってください。
商品名 |
TOLOT(トロット) |
販売会社名 |
株式会社TOLOT |
販売会社住所 |
東京都江東区東雲二丁目9番13号 |
商品サイズ |
・A6文庫本 105×148mm ・B6 128×182mm |
ページ数 |
・A6 64ページ(写真印刷本文62ページ) ・B6 24ページ(写真印刷本文22ページ) ・B6 64ページ(写真印刷本文62ページ) |
価格 |
・A6(64ページ)500円(税込) ・B6(24ページ)500円(税込) ・B6(64ページ) 1,000円(税込) |
送料 |
無し |
納期 |
2〜3週間程 |
印刷方法 |
最先端デジタル印刷機「HP indigo 7500」 |
製本方法 |
ソフトカバー・無線綴じ(包み製本) |
デザイン表紙 |
有り |
デザイン本文 |
無し |
1Pに配置できる画像の数 |
1枚 |
支払い方法・決済方法 |
・クレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、Diners) ・auかんたん決済 ・d払い(ドコモ)dポイントOK ・ソフトバンクまとめて支払い ・ワイモバイルまとめて支払い ・LINE Pay ・楽天ペイ |
TOLOT(トロット)のサイズ

フォトブックは写真を見るためのものなので、サイズはとても重要な要素です。
「TOLOT(トロット)」のフォトブックのサイズ展開は、
- A6文庫本 105×148mm
- B6 128×182mm
の2種類。
サイズ感は写真に写っているのボールペンとの比較で掴んでください。
コンパクトな「A6サイズ」

「A6」は文庫本でおなじみのサイズ(105×148mm)。一般的に商品として販売されているフォトブックでは、このA6が一番小さなサイズではないでしょうか。
写真を見る本としては「A6」よりも小さくなると、ちょっと写真が見にくくなってきついかな、というギリギリの絶妙なサイズ感。このサイズの本はとてもかわいい雰囲気がして、持ち運びもしやすいのが長所です。
「TOLOT(トロット)」の文庫本サイズは「64ページ(写真62ページ)」の固定になっていて、ページ数を増やしたり減らしたりはできません。
写真が見やすい「B6」

「B6サイズ(128×182mm)」は、「ヤングマガジン」とか「ヤングジャンプ」などの青年漫画誌の単行本が採用している大きさです。
このサイズは文庫本より一回り大きくなりますので、写真も見やすくなり印象もワンランク上な感じになります。
でも決して大きすぎるということはなく、意外と扱いやすいサイズです。
「TOLOT(トロット)」の「B6サイズ」は、
「24ページ(写真印刷22ページ)」(500円)
「64ページ(写真印刷62ページ)」(1,000円)
のどちらかを選択可能。
注意点としては、「24ページ」は背表紙にタイトルを入れることができません。その他はページ数が違うだけで、まったく同じ仕様となっています。
サイズのまとめ
「TOLOT(トロット)」フォトブックの基本はやはり「A6サイズ」でしょう。そして、少し良いモノが作りたくなったときには「B6サイズ」。
「文庫本」と「B6サイズ」の2つのラインナップというのは、コンパクトなフォトブックを作成するサービスとしては、バランスがとれていて非常に良いんじゃないでしょうか。
TOLOT(トロット)の画質・印刷
印刷機はヒューレット・パッカード社製
「TOLOT(トロット)」のフォトブックは「HP indigo 7500」という印刷機が使われています。
「日本ヒューレット・パッカード」社製で、「HP Indigo デジタル印刷機」の最上位モデルの位置付けになるそう。製本は別工程になっているようです。
「HP indigo 7500」は
- 印刷解像度は2,438×2,438dpi(高解像度モード)
- 価格は8400万円
ということです…。正直印刷に関してはくわしいことは分からんですけど、おそらく高画質が期待できる印刷環境かと思われます。
では実際に商品の印刷を見ていきましょう。
印刷品質の印象

「TOLOT(トロット)」のフォトブックの印刷をパッと見た感想としては、「なかなか良いじゃない!?」という感じ。
画質というのは数値化できるものではないので感覚の話になってしまうけど、「TOLOT(トロット)」のフォトブックの印刷に関してはけっこう好印象ですね、自分は。
線もボヤっとした感じは全然なくほどよくシャープだし、色もニュートラルな再現で気に入りました。
印刷を評価するときは価格を考慮すべき
紙の表面には光沢とまでは言えないけれど少しツヤがあって、とても良い雰囲気です。良く見ればざらつきを多少感じますが、他と比べずにこの印刷だけ見て不満がある人はあんまりいないと思う。
ここで注意して欲しいのはこの感想は「500円でできるフォトブックの印刷品質としてのもの」だということ。「印画紙を使った写真プリント」や「数千円もするフォトブック」の印刷とくらべたら、そういうものには及ばないです。
「安価なフォトブックの印刷を酷評している口コミ」がまれにありますが、安い商品に過大な期待をしてしまっている場合にそういう評価になるのかと。
やはり「500円で手に入る商品」という前提を持って画質を評価しなればならないでしょう。
私としては「TOLOT(トロット)」のフォトブックの印刷品質は、この価格の商品としては十分に高画質で満足できるものです。
感覚の話になってしまうので人により評価は違うでしょうけど、「安いから印刷も良くない」という印象はほぼ受けない印刷品質かと。
TOLOT(トロット)の製本
質感が良い

フォトブックは製本も大切です。さすがに現在の日本で粗悪な製本の商品などは有りえませんが、本の厚みや表紙の素材などの違いで本から受ける印象はかなり違うもの。
「TOLOT(トロット)」のフォトブックの「64ページ」は、この価格帯のフォトブックとしては厚みのある商品です。
本はページ数が少なくて薄い商品だと、どうしても全体にコシがなくてヘナヘナとした感じになってしまいます。その点、「TOLOT(トロット)」の64ページのようにページ数が多くて厚みのある本は、全体の質感がしっかりとしていて物としての印象が良いです。
製本方式

製本は背の部分でノリ付けする「無線綴じ」。
広く使われている一般的な方式です。
ソフトカバーの表紙

表紙はいわゆる「ソフトカバー」で、本文よりちょっとだけ厚い紙です。
表紙の素材は「ノンコート高級マット紙(アラモード)」で「ニス加工」がなされています。
ハードカバーのようながっしり感はありませんが、この価格帯の商品ですのでこれで十分かと。
今回は入れなかったけど、タイトルの下のところに81文字までのサブタイトルも入れられます。
カバーがついてくる

「TOLOT(トロット)」フォトブックの「文庫サイズ」と「B6・24ページ」では、追加料金無しで最初から透明なビニールカバーが付属しています。
500円で買える商品にこれが付いてくるのはすごくうれしいですね。カバーが有ると高級感が段違いなので。
カバーの素材は「ポリ塩化ビニール(PVC)」生地は「ナシジクリア」で、「高周波ウエルダー加工」を施してあるそうです。
「B6サイズ・64ページ」にはプラスチックケースが付属しています。質感も大幅にアップするし、長期保存にも強い。これはすごく良い物だと思う。
ケースの素材は「ポリプロピレン(PP)」、生地は「クリア」、加工は「超音波加工」だそうですよ。
背表紙にタイトルが入る

「64ページ」の商品は厚みがあるので、背表紙にもきっちりタイトル(18文字まで)が入ります。
やはり立てかけたりして保管するときに見栄えが良いので、タイトルは入ったほうが良いです。
裏表紙

裏表紙にはQRコードがあるけど、読み込んでwebサイトに飛んでも「お探しのページは見つかりません」と出るだけ。ちょっと何に使うのか分からなかった。
最後のページには奥付(タイトル・サブタイトル・作成者・作成日・説明)があります。
TOLOT(トロット)のデザイン・レイアウト
豊富な表紙デザイン

「TOLOT(トロット)」のフォトブックでは表紙デザインを200種類以上から選ぶことができます。
安いフォトブックだと表紙が選べないものもあるので、これはうれしい仕様。ポケモンやサンリオのキャラクターの表紙もあります。

こんな感じでとにかくたくさんあるので、老若男女問わずに好みのものが見つかるのではないでしょうか。
防災手帳やスケジュール帳にも
「TOLOT(トロット)」のフォトブックではふつうの写真アルバムとしての利用の他にも、
- 月間スケジュール帳
- 防災手帳
- おくすり手帳
- メモ帳
などの用途に使えるようなテンプレートが用意されています。
私はあまり興味ないんだけど、欲しい人もいると思う。
表紙のレイアウト
「TOLOT(トロット)」のフォトブックの表紙は、「写真入り」と「写真無し」の2種類があります。
「写真入り表紙」には3つのレイアウトがありますが、写真の形状により「自動配置」されますので自分で選ぶことはできません。
縦長の写真は自動的に「縦長のレイアウト」になるということですね。「正方形のレイアウト」にするには、画像が正方形サイズでないとできない仕様。これは自動配置ではなくて、自分で選択できたらうれしんだけどなあ。

本文のレイアウト
「TOLOT(トロット)」のフォトブックは、本文でも写真は自動配置になっています。アプリのほうで写真の形を判別して自動でレイアウトするということです。
レイアウトは基本的に以下の3つ。

これも、すべて自動配置ではなくて自分でトリミングして配置できるようになると良いのにな、と思う。
「正方形」のレイアウトが正方形の画像でしか使えないのが残念なんだよね。
テキストも入れられる

各ページに「説明文(コメント)」を26文字まで書き込める機能があり、「縦サイズ」でコメントを入れるとページ下部分に余白ができます。
テキストのみのページにもできる

また、写真無しのテキストのみのページにも変更可能ですが、文字数は140字までしか入れられません。少し中途半端な文字数かも…
横長は写真が小さくなる
「横サイズ」だと、写真がかなり小さくなってしまいます。まあ縦長の本なので仕方ないのですけれど、ちょっと迫力不足かなぁ。基本は縦長にしたいですね。
2ページにわたって1枚の写真を配置する「見開き」というレイアウトもありますが、中央の綴じている部分で写真が断絶するので、あまりおすすめではありません。
TOLOT(トロット)の価格

「TOLOT(トロット)」のフォトブックは、送料・消費税込みで「500円と1,000円」という本当に分かりやすい値段設定。
もっと安い価格のフォトブックもありますけど、表紙のデザインが選べなかったりして自由度が低くなってしまう場合もありますし。
「文庫サイズ」は本文で写真印刷できるのが62ページなので、1ページあたりで計算すると約8円くらいになります。これはフォトブックの中でもトップレベルに安い価格。
私はこの商品でこの価格なら十分満足ですし、不満はまったく感じないですね。
TOLOT(トロット)のアプリ

「TOLOT(トロット)」でスマートホンから発注する場合は、無料のスマホアプリを使用します。
このアプリ、初めて作るときでも迷うことなく直感的に操作できて、あっという間に発注作業が終了する優れもの。
編集・発注作業ですが、まずどんな人でも「使い方がわからない」ということは無いでしょう。ですから、細かい説明は省きます。具体的には以下の手順になります。
- 表紙を選ぶ
- サイズを選ぶ
- 写真を選ぶ
- 編集画面でタイトル・コメント入れやレイアウトを決める
- プレビューで確認
- 注文手続き(住所・支払いなど)
最初に3つの選択肢がある
最初に編集作業を始めるときに最初にする作業を、
- 写真から選ぶ
- テンプレートから選ぶ
- 表紙からえらぶ
の3つから選択できますが、作業の順番が多少前後するだけでやることに変わりはありません。
暗くなってしまっている写真を補正してくれる「おまかで補正(自動補正)」もあります。デフォルトでオンになっているので、そのままで良いでしょう。
たまに調子の悪いといもある
特に文句のつけようのない良くできたアプリですが、私の使用している端末ではたまに「お待ちください」のメッセージとともにデータの読み込みが終わらなくなり、操作がまったくできない状態になります。
こうなると端末を再起動させないと編集作業を再開できないので、困ったものです。不具合ってほどでもないけど。
しかし、たまにしか症状は出ませんし端末との相性もあるかもしれないので、あまり気にしないで大丈夫かと思います。
推奨されている画像サイズ
「TOLOT(トロット)」のフォトブックでは「最低限これくらいはあって欲しい画像サイズ」が指定されています。このサイズを下回ると画質が大幅に落ちる場合がありますので注意してください。
■本文ページ
画素数 縦2122ピクセル × 横1530ピクセル以上
■表紙
画素数:縦1147ピクセル × 横1147ピクセル以上
TOLOT(トロット)の配送・納期

「TOLOT(トロット)」のフォトブックの配送は、一律でメール便(ゆうメール)です。上の画像のように紙のパックに入って届きます。ポストに入らなくてなおかつ不在の場合は「不在配達通知書」が投函されます。
送料は本体料金に組み込まれていますので、追加ではかかりません。納期は「注文後2〜3週間程度」
私は関東地方在住ですが、発注から8日程度で届くことが多いです。工場が東京にあるので、遠方だともうちょっとかかるかも。
発送時に発送連絡メール有り。ゆうメールは地域によっては発送から7日ほどかかってしまうこともあるようなので、納期に幅を持たせて記載されているのでしょう。
発注から一週間後に発送して、到着に7日かかったとすると納期は「14日」。3週間はかからない計算ですが、繁忙期には発送が遅くなることもあるのかと推測します。
経験上、フォトブックが8日で届くなら十分に早い納期。2週間ならまあ普通。3週間だとちょっと遅いかなという感覚ですね。「TOLOT(トロット)」のフォトブックの納期は「2~3週間」と幅がありますが、今までの経験から言うと繁忙期でなければ割と早く来ます、ということで。
TOLOT(トロット)の弱点

弱点というほどのことはあまり見つからないんですが、他のスマホから作れる安いフォトブックとくらべて感じたことを書いてみます。
写真の必要枚数が多い
「TOLOT(トロット)」の「写真印刷62ページ」というのは、500円で買える商品ということなのでかなりお得感があります。しかし実際に写真を選んでみるとわかりますが、62枚ってけっこう多く感じるんですよね。
例えば運動会や旅行などがあった後に「TOLOT(トロット)」で一冊のフォトブックを作ろうとすると、一つのイベントで62枚の写真を選ぶことになり、大変な作業になります。
ちょっと必要な写真の枚数が多くて「気軽に作りにくい感じ」がしないでもない。ページ数が多いと本の質感はしっかりするので良いんですけどねー。
納期が遅い
納期は「2~3週間」と幅があるのでなんとも言えないのですけど、3週間はちょっとかかりすぎな感じがします。2週間以内にくれば十分かと思います。欲を言えば10日以内ならうれしい。
3週間だと下手すると発注したことも忘れちゃってますからね。自分の場合は8日ほどで来ることが多いので、2週間以上かかることはあまりないのでしょうけど。
本文のレイアウトが少ない
上で説明しましたが、「自動配置」ってのがどうもなー。画像が縦長・横長であったとしても自分でトリミングして正方形のレイアウトにできたらうれしいな。
TOLOT(トロット)のクーポン

「TOLOT(トロット)」では新規会員登録時にもらえる2種類のクーポンがあります。
auスマートパス会員向けの「1冊無料クーポン」
auスマートパスの会員は「au ID」でログインして新規会員登録をすると、「TOLOT(トロット)」のフォトブックが一冊分無料で作れる「お試しクーポン」(500円の商品に限る)をもらえます。
auスマートパス会員の人はかなりお得ですので、ぜひ使いましょう。
「お友達紹介キャンペーン」を利用して「110円割引クーポン」をもらう
「TOLOT(トロット)」に新規会員登録する際にすでに会員登録している人から「紹介コード(クーポンコード)」を教えてもらって入力すると、商品の出荷時に次回注文から使える「110円の割引クーポン」が一つもらえます。
新規会員登録時に「クーポンコード」をもらうには、「メールアドレスとパスワード」を使って会員登録をしなければいけません。「au ID」「Facebook」「Twitter」などのアカウントを使って登録するとクーポンをもらえなくなるのでご注意を。
紹介コードがない人は、よかったら以下のコードを使ってください。
PA403
TOLOT(トロット)の評価
とにかく、「500円と1,000円」という「ポッキリ料金」がインパクト大。
他の商品では消費税とか送料を加算していくと、最初の料金設定よりけっこう高くなっちゃうなんてことがよくあるので。
表紙デザインの種類が多く、何度作っても変化を持たせられるので飽きがこないです。印刷も製本もキッチリしているし、隙のない良い商品だと思います。子どもの成長記録なんかにも良いのではないかな。
「文庫本サイズ」からステップアップするのに、「B6サイズ」というちょうどよいサイズが用意されているのもうれしい。総合的に見て500円でこの商品というのは、十分に買う価値ありのフォトブックです。