『撮るだけフォトブック』のスマホアプリから、フォトブックを作成したのでレビューします。
この記事では長所だけではなく、短所も包み隠さずにお伝えしますので、購入検討中の方の参考になればと思います。
目次
『撮るだけフォトブック』の特徴
『撮るだけフォトブック』は、スマホとパソコンから作成できるフォトブック。
ハードカバーかソフトカバーを選択でき、印刷も「4色印刷」と高品質の「7色印刷」の2種類から選ぶことができます。
『撮るだけフォトブック』という名称からも、「かんたんに作成できる」というメリットを訴求しているようなのですが、実際に作って見ると他とくらべて特別にかんたんだとは感じませんでした。
それはともかく、サービスの特徴をまとめておきます。
- スマホとPCで作成可能
- ハードカバーとソフトカバーがある
- 高品質の7色印刷も選べる
下に一応 サービスの概要を載せておきますので、早くレビューを見たい人はサラっと飛ばしちゃってください。
『撮るだけフォトブック』の概要
商品名 |
撮るだけフォトブック |
販売会社名 |
株式会社グランドアドレス |
販売会社住所 |
神奈川県横浜市青葉区美しが丘 |
商品サイズ |
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製本方式 |
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印刷方式 |
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価格(税込)20ページ |
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送料(税込) |
通常便 : 一律648円 ゆうパケット:一律250円 |
納期 |
注文完了翌日から3営業日で発送 |
支払い方法 |
クレジットカード |

『撮るだけフォトブック』の画質
『撮るだけフォトブック』の「4色印刷」「7色印刷」の2つの画質を見ていきましょう。
今回制作したのは、ともにA5サイズ。
「4色印刷」の画質

まず価格の安い「4色印刷」から。
細部の描写はまずますといったところ。至近距離で見ると少しざらつきを感じますが、この価格帯の印刷としては標準的でしょう。
印刷というより、紙質がけっこう良い雰囲気です。品の良いツヤがあって、高級感があります。
色味はオーソドックスで問題ないと思います。紙質の良さゆえか、決して安物に感じない画質をしていると感じました。
「7色ダイヤモンド印刷」の画質

「7色印刷」はキャノンの高性能インクジェットプリンター「ドリームラボ」を使用して印刷されています。
パッと見ても、じっくり見ても、さすがの高画質です。

線はシャープでカッチリクッキリ。色も濃くて「写真」という雰囲気。
7色印刷を選ぶと割高になりますが、高価格だけの価値は十分にあると思います。
『撮るだけフォトブック』の製本
『撮るだけフォトブック』の「ソフトカバー」「ハードカバー」の製本を見てみましょう。
ソフトカバーの製本

今回制作したのは、「ソフトカバー」のA5サイズ。スマホでは横型しか選択できません。

表紙は本文の紙よりは厚みがあります。とはいえ、あまりコシはありません。

「4色印刷」の用紙。
「7色印刷」のほうが用紙にコシがあるように感じました。

背表紙にはタイトルは入りません。

裏面です。

製本は一般的なノリ付けの「無線綴じ」。

きっちりと作られていて、製本にはまったく問題ありません。

ハードカバーの製本
ハードカバー「A5サイズ」の製本を見てみましょう。

ハードカバーはさすがに重量感があります。

標準でプラスチックのケースが付属してきます。
高級感が出るし保管にも便利。これはうれしいおまけです。

表紙は硬い厚紙です。曲がったりしません。

「4色印刷」の本文用紙。

背表紙にはタイトルが入ります。やはりこうでなくっちゃ。

ソフトカバーと同じ「無線綴じ」。

裏面はシンプル。

ガッチリと剛性があってやはりハードカバーは良いな、と思いました。
製本もキッチリと作ってあって、なんの問題もありません。
『撮るだけフォトブック』のデザイン・レイアウト
『撮るだけフォトブック』のデザイン、レイアウトを見てみましょう。

デザインは、「旅行」「キッズ」「ウェディング」「デザイナーズ」の4つの中から選ぶ方式。
すべてのデザインで「1ページに写真が少ない枚数」と「写真が多めの枚数」のレイアウトが用意されています。

デザインによって背景が選べるのだけれど…

こんな感じの背景が一冊通して採用されるので、デザイン面ではあまり期待しないほうが良いのかもしれない。
このフォトブックはシンプルに作ったほうが似合う感じがします。
ちなみにレイアウトはページごとに変更するこはできません。一冊を通して用意されているレイアウトをそのまま使うことになります。

『撮るだけフォトブック』のサイズ

『撮るだけフォトブック』でスマホからフォトブックを作成する時は、
- A5パノラマ(140x200mm)
- A4縦(200x268mm)
の2種類のサイズが選択可能。
ここで一つ気になるのが、A5が横型というところ。
スマホの写真というのは縦で撮ることが多いので、横型よりも縦型のほうが良いような気がします。
横型は、縦の写真のレイアウトがかなりやりにくいですので。
パソコンからはA5縦のサイズも注文できるので、スマホでは横ではなく縦のA5にしてもらえるとうれしいのですが。
『撮るだけフォトブック』の価格
『撮るだけフォトブック』の20ページの価格は以下のようになっています。
- A5ソフトパノラマ(4色) 1,800円
- A5ハードパノラマ(4色) 2,800円
- A5ソフト(7色) 2,800円
- A5ハード(7色) 3,800円
- A4ソフト(4色) 2,800円
- A4ハード(4色) 4,200円
- A4ソフト(7色) 4,300円
- A4ハード(7色) 5,700円
他社とくらべると、そんなに安い価格ではないと思います。安さを売りにしている商品ではありませんので、そこは仕方ないでしょう。
ただ、7色印刷のクオリティはかなり高いので、価格なりの価値はあるのではないでしょうか。
『撮るだけフォトブック』のアプリ
『撮るだけフォトブック』のスマホアプリは、シンプルで良くできていると思います。
ただ、一つだけ惜しいところがあります。
自分で選択した写真が自動配置されたあと、顔が切れてしまっている写真をトリミングしたり、他の写真と変更したいときがあります。
そのときに必要な操作が少し多すぎるかな、と感じました。
特にトリミングをしようとすると、該当写真の画面で以下の行程が必要になります。
- 右上のボタンをタップする
- 「現在のページを編集」を押す
- 写真をタップする
- 右下のボタンをタップする
- 「写真を編集」を押す
- トリミングする
- 「保存」を押す
- 矢印を押して戻る
- 保存を押す
1枚の写真をトリミングするのに、9回画面を操作しなければならないのは、ちょっと手間に感じます。20枚もやったら少し疲れちゃうような…。
こういう作業はパパっと終わらせたいものなのですよね。なので写真のトリミングと写真変更の動作は、ぜひ改善していただけるとうれしいです。
他のところはスムーズで動作が不安定になることなどない、良くできたアプリだと思います。
『撮るだけフォトブック』の納期・配送
梱包

届くときには上のような封筒に入って来ます。
ここで少し困りものなのが、封筒の表にも裏にも一切『撮るだけフォトブック』の記載がない、ということです。
まあ「多分そうだろう」と思いながら開けるのですが、やはり少しドキドキもの。
一般的な常識として、差出人のお名前は明記してほしいと思います。
納期
納期のほうは「注文完了翌日から3営業日で発送」。
営業日の詳細がわかりませんが、受け取るまでは注文してから7~9日程度ということになるでしょうか。
これはフォトブックの納期としては早いほうだと思います。

『撮るだけフォトブック』の長所・短所
スマホから作る『撮るだけフォトブック』の長所と短所をまとめてみます。
『撮るだけフォトブック』の短所
- 最安商品が横型
- トリミングが少し手間
- 封筒に差出人記載がない
『撮るだけフォトブック』の長所
- 本文用紙の質が良い
- 7色印刷は高画質
- 製本がきっちりしている
『撮るだけフォトブック』のまとめ
今回は『撮るだけフォトブック』のレビューをお伝えしました。
ハードカバーとソフトカバー、4色印刷と7色印刷を選べる選択肢の広いフォトブックです。
印刷も製本も非常にきっちりしていて、安心して注文できるフォトブックだと感じました。
特に「ドリームラボ」を使用した「7色印刷」は、スマホから高画質のフォトブックを作成したい人にはおすすめです。
