by Ken
えっ!専業禁止?
公務員以外の一般企業でも、副業が禁止されている会社は多いです。
しかしなんと「副業禁止」ならぬ、「専業禁止」の会社があるらしいのです。
■専業禁止は残業20%減、教育コスト削減など効果大!エンファクトリーが提唱する「働き方」に共感しました
「年功序列」とならんで、日本の美しき慣習とされてきた「終身雇用」
しかし、わたしの今まで見てきた会社は、年功序列でも終身雇用でもない会社がほとんどでした。
どうでしょう、みなさんのまわりを見渡してみて、「年功序列・終身雇用の会社」に勤めている人と付き合っている方いますか?
もしまわりのほとんどの人がそうなら、あなたはすごいエリートです。
「エリートでもなんでもない」と言うかもしれませんが、じゃあエリートではなくても日本では「少数派」です。
マスコミでは日本の大多数の会社で行われているように言っていますが、「年功序列・終身雇用」が維持されているのは、日本でなら誰でも知っているような有名企業だけです。
まあ「有名企業だけ」、というのは言い過ぎにしても、そんな労働環境の企業に勤めてる人は、人口比率からしたらほんのわずかしかいないのは間違いありません。
例え、「終身雇用」が広く行われていたとしても、社員の定年まで持ちこたえられずに倒産する企業のほうが多数派です。
産業の寿命も早い
過去記事(■「自動化による雇用消失」の時代に向けて、子育てで気をつけたいこと)でも触れましたが、これからは会社の寿命を気にするだけではなく、「仕事・産業の寿命」にも気をつけなくてはなりません。
現在ではアマゾンなどの大手企業により流通の仕組みも変わりつつあり、街の小さな本屋は十年後にはほとんどなくなっているでしょうし、日本にたくさんある「仲卸業者」なども、今後なくなって行く仕事の一つです。
映画「三丁目の夕日」に、冷蔵庫の氷を売り歩く氷屋さんが、電気冷蔵庫の普及とともに仕事が無くなっていく、という描写がありました。
たしかに当時の氷屋は多数が廃業したでしょうが、当時よりは産業としての規模が小さくなったとはいえ、現在でも業務用の氷を売る会社は存在します。
カメラマンなども今後少なくなっていく職業ですが、大企業関連の撮影の仕事などは無くならないので、消滅してしまうことはないでしょう。
このように、自動化の流れで消滅はしないけれでも大規模に縮小していく職業はかなり多そうです。
凡人の生きる道
私たちは、子どもに「一つのことに打ちこめ」などと教えてきました。
たしかにプロスポーツ選手や研究者など、一つのことに集中すればするほど有利な職業もあります。
しかし、「凡人」がこれから働いていくには、現在のメインの仕事に集中しつつも、他の分野に絶えず興味をもつこと、いろんな分野の人との関わり増やしていくことが重要になっていくでしょう。
「幅広く網をはれ」ということです。
凡人にとっては「生涯一捕手」なんていうのは難しい世になりそうです。
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